鈴鹿山・御在所山(1,212m)
2022年のゴールデンウィークは、張り切って鈴鹿の山を霊仙山、竜ヶ岳の順に登りました。登山最終日は、御在所山を登るだけにし、下りはロープウェイで降りてきました。鈴鹿で一番知られている御在所山ですが、一ノ谷新道はすれ違う人が少なく、9年前の中道よりずっと静かでした。鎖ではなくロープのかかった坂が多く、ロープで作られたはしごまでありました。すごいなと思ったのは、急な斜面にせり出した岩の上からさらにはみ出すように伸びている木を見たことと、途中の「見晴し台」から眺めたロープウェイでした。曇り空の中で、赤い搬器が現れたり隠れたりしています。御在所ロープウエイの支柱で、「6号」鉄塔だけが白色です。1959年に開業して以来、今なお日本一の高さ(61m)を誇ります。山水画を立体に戻したような眺望は、白い鉄塔を眺めるのに一番素晴らしいポイントでした。お辞儀するように3つ並んだ巨岩や積み木のような岩など、自然のストーンアートがいろいろあるのも、鈴鹿らしい感じがしました。
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【御在所山・一ノ谷新道】
登山口9:16→見晴し台10:53→鷹見岩11:41→ロープウェイ乗り場12:45
※中道に比べると地味ですが、歩きごたえは十分ありました。スリルのある鎖場はありませんでしたが、足場は木の根が張り出しているところやザラザラした岩が多かったです。ロープウェイ乗り場から頂上まではリフトの力を借りました。
(体力●●○○○ 技術●●●○○) (登頂:2022年5月上旬)