山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

けさは水音も、よいたよりでもありさうな

2005-03-13 01:49:21 | 文化・芸術
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<日々余話>

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<eなげっとに期す>

Echooで<eなげっと>なるものが始まっていたのに気づいたのは三日前。
このところグランドゼロの公演や私的事情も加わって、
落ち着いてエコログを読む時間がなかったのでうっかり見逃していたようだ。
発想はどうやら地域通貨のネット版ということらしい。


地域通貨については数年前から関心を寄せていた。
どういうものが展開されているのかネット探索も結構やってみた。
確かヨーロッパ各地では20世紀初頭から始まっていたのではなかったか。
スイスにはこのシステムの銀行もあり、かなり大きな規模で展開されているということも、何処かで読んだ記憶がある。
あの大ベストセラー「もも」の著者ミヒャエル・エンデの思想に倣い、また直接取材もして、
河邑厚徳氏が著した「エンデの遺言-根源からお金を問うこと」は、
地域通貨のバイブル的な書だろう。
また数年前から、柄谷行人・浅田彰・坂本龍一氏らが「NAM」というものを立上げ、資本と国家への対抗運動として本格的な地域通貨のシステムを構築しようと活動していたが、此方は惜しくも志なかばで頓挫したようだ。大いに関心をそそられもし期待していたのだが‥‥。


ネット上でのポイントシステムそのものは目新しくもないのだが、
この「eなげっと」ではEchoo内の交流に介在させることで、その輪はよりダイナミックなものなることが期待できるだろう。
使用規模がどんどん膨らめば、機能もまた広がる。
ネット上での地域通貨として、日常の経済行為の一面を支えるものにまで育つ日を期したい。


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