好きだった相手を嫌い、好きでもなかった相手が好きになってしまう心理とは？

人間同士の感情というものは、不思議なものです

ひどく嫌っていた相手を突然好きになってしまうことがあるかと思えば

その逆に好きだった相手がちょっとしたきっかけで大嫌いになる

ことさえあります



【嫌いなのは自分の性格】

誰にでも好き嫌いがあり、嫌いなタイプの人とはなるべく距離を

置きたいと思うのは当然です

でも、これでは自分の周りには同じような性格の人ばかりという

ことになってしまいます

そこで「自分が嫌いな人って、どんなタイプだろう」と考えてみましょう



すると「嫌いな人は自分の欠点を持っている人」ということが分かります

つまり、嫌っているのはその人ではなく、嫌な性格を持つ自分自身である

ことに気付かされるはずです




【嫌いな相手との交流】

「嫌いな相手」は「嫌いな自分」であることに気付き

自分の欠点を改善しようと思えば、嫌いな人とも積極的に

交際できるようになるものです

嫌いな人があるきっかけで好きになるのは

相手の意外な一面をみたときに、相手の欠点ばかりに

過剰に反応していた自分に気付いたときです



その意味では「嫌いな相手は鏡の中自分」いわゆる

「近親憎悪」といえるでしょう

嫌いな相手と積極的に交流することは

自分の欠点を改善するための最適な方法なのです



【「好き」と「嫌い」は紙一重】

友人同士でよく「あの人は大嫌い」という話題が出ると思います

しかし「大嫌い」ということは、それだけ相手を強く意識して

いることの裏返しでもあります

特に、女性の恋愛感情は複雑で、ちょっとした出来事が

分岐点となって、悪感情が好意に切り替わることがあるのです



テレビドラマなどで喧嘩ばかりしている男女がいつの間にか

惹かれあっていく過程が描かれることが多いのも、このような

微妙な女性の心理がドラマとして面白く鑑賞できるからでしょう



【「好き」が「嫌い」変わる心理】

好意を寄せていた人が急に嫌いになってしまう現象も少なくありません

これは、相手に対する間違ったイメージを持っていたことが原因です

相手に対して「こうあってほしい」という感情が「こうあるべきだ」に

変わってしまうと、期待に応えてくれない相手にいら立ちを感じるよう

になります



つまり、好意が嫌悪に変わるのは、自分勝手な思い込みに翻弄されて

いるに過ぎないのです