吉田 茂総理大臣が住んだ大磯に約40年前私がいた4階建て独身寮があり、今も健在でした。会社生活を始めたルーキーの頃で、JR大磯駅前の風景も甘く切ない思い出があります。独身寮の庭に立つと、会社生活はなんだか遠い星の異邦人の暮らしような、妙な感覚が沸いてきました。
新しい価値観、堅牢な枠組みにはまり込もうともがいていた青春でした。
駅近くに島崎藤村が亡くなったゆかしい家が遺されており、ボランティアの老紳士(嘗ての文学少年風)にお話を頂きました。美しい若い奥様のもと、この家で亡くなられました。艶福な詩人、作家だったそうです。
写真は鴫立庵(しぎたつあん)。
「こころなき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」 西行法師の歌で有名です。
三夕(さんせき)の和歌のひとつです。
新しい価値観、堅牢な枠組みにはまり込もうともがいていた青春でした。
駅近くに島崎藤村が亡くなったゆかしい家が遺されており、ボランティアの老紳士(嘗ての文学少年風)にお話を頂きました。美しい若い奥様のもと、この家で亡くなられました。艶福な詩人、作家だったそうです。
写真は鴫立庵(しぎたつあん)。
「こころなき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」 西行法師の歌で有名です。
三夕(さんせき)の和歌のひとつです。