四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

京都を歩く(その2洛北)

2010-07-06 05:54:56 | 生かされて今日
 初めて下鴨神社をお参りし広くうっそうとした糺ノ森を抜け、バスで出町柳へ。足はすでに棒になりレストランでまずビールを流し込んで食事。店のおやじによると昔のこの辺りはもっと柳の木が多くさびしい場所だったそうだ。
 叡山電鉄で3つ目一乗寺で下車、詩仙堂へだらだら坂を上ると宮本武蔵が吉岡一門と決闘したという石碑がありました。吉川英治の世界で、近くの看板には「われ神仏を敬い、神仏をたのまず」と二刃流武蔵の絵がかかっています。
 詩仙堂は江戸初期の武人石川丈山隠棲の山荘が寺になったものらしい。庭へうちひらき境目のない広間に足を投げ出すと、アマガエルの声が足元に浮び一匹が葉を揺らして現れました。糸トンボや蝶ゝ、大きな鯉もつつじの花もわが仲間に感じられる癒しの場でした。
 ♪詩仙堂打ち解け顔のあまがへる  駿
そこへヤボ天のおっさんがズカと踏み込んできて携帯電話での声です。お陰さまでいっぺんに濁世に引き戻されました。自己中心で周囲に思いやりのない鈍感はまさに暴力です。景勝地や神社仏閣ではマナーモードにする指導をお願いしますよ。鈍感には逃げるにしかずと引き上げました。

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