あまぐりころころ

主に漫画やゲーム等の感想や考察を。
時に旅行記等も交えながらの、のんびりのほほんブログ。

『鬼滅の刃』の今後の展開予想(1)

2020-05-10 10:00:00 | 鬼滅の刃 考察

 今日は母の日ですね。
 そしてこの前は子供の日でした。
 本来ならばその日は『鬼滅の刃』のオーケストラコンサートに出掛けていたはずだったんだなあ・・・と思いはしたものの・・・。

 ものは考えよう。
 その分の時間を別の形で『鬼滅の刃』に費やせば良いわけですから。(^^)

 

 そんな5月5日は、このブログ『あまぐりころころ』の開設日!!
 今年2020年を以ってめでたく7年目に突入となりました!!
 七年・・・。
 ちょっと特別感がありますね~。
 今年は『FFⅦ リメイク』も発売されたし。(←関係ない)

 振り返れば本当に色々な事があったこの七年。
 尊い出会いもありました。哀しい別れもありました。
 そしてきっとこれからも、期待するような素晴らしい出来事や、予想だにしないような辛い出来事も沢山起こることでしょう。
 そんな中でも、自分の「好き」という気持ちを大切に。
 のんびりまったりこのブログを続けていけたらと思っています。
 さて、次に目指すは十周年!
 その頃には自分も世の中もどうなっているのでしょうか。
 そして改めて、このブログを訪問してくださる皆さんに尽きぬ感謝を。(^^)



 ・・・って。
 5月5日は吾峠先生の誕生日でもあったんですか!?!?(Σ(゚□゚ ))

 ・・・(あまりの偶然にしばし呆然)・・・。
 (はっ☆)
 ご、吾峠先生!!お、お誕生日おめでとうございます!!遅れてしまい誠に申し訳ありません!!
 これからもどうぞお体に気を付けて頑張ってください!!特に家具の角と重力に従う作業道具達には何卒ご注意を!!(←)
 

 

 というわけで、図らずもブログ7周年目記念記事と吾峠先生のお誕生祝いが一致することになってしまいました☆☆☆
 こりゃあ尚更半端な記事を書くわけにはいきませんね・・・!!(気合)
 
 

 



 今回のテーマは記事タイトルにもある通り 『鬼滅の刃』の今後の展開について。
 最新203話のあの展開から今後どうなっていくのか。私なりの予想を述べてみたいと思います。


 注意:これから述べる予想(考察)はあくまで私という一個人の考えに過ぎません。
 そしてジャンプ本誌最新話までの内容にダイレクトに触れていますので、単行本派の方はどうかご注意なさってください。

 

 

 

 

出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第152話 集英社

 

 

 

 なにやらネット界ではしきりに最終回が近いのではと騒がれている、現在人気絶頂の少年漫画『鬼滅の刃』。

 

 

 最初に述べておきます。

 

 

 私は『鬼滅の刃』は

 

 

 

まだ続くと思っています。
(ドきっぱり)

 

 

 

 まあ、世間の皆様方がそう心配するのもよく分かります。
 それぐらい最新話である第203話は、非の打ちどころがないぐらいの素晴らしい収束でしたものね。
 私にとっても第203話は堂々の神回です。

 

 私が『鬼滅の刃』がまだ続くに違いないと考えているのは、このブログの考察記事をご覧になってくださった方ならお分かり頂けることでしょう。
 あれだけの伏線や布石が未処理のままで終わるのは、まずありえませんので(苦笑)。

 考察記事内では主に、単行本に収録済みの話における伏線についての今後の予想を考察してみました。
 なので今回は単行本未収録の話、特に此度の無惨との戦いで新たに張られた伏線に焦点を当てて今後の展開がどうなっていくのかを予想していきたいと思います。

 ですがその前に。
 第140話【決戦の火蓋を切る】から第203話【数多の呼び水】までと、63話分という一年以上の長きに渡って繰り広げられてきた此度の激闘。(あれ?奇遇にも「火」と「水」がサブタイトルにそれぞれ組み込まれている!)
 この戦いは大きく分ければ、敵の根城である無限城内での前半戦と、市街地の中心に出てからの後半戦という二部構成になります。
 その前半戦は「無限城編」と呼称されているものの、後半戦はどう呼称したらよいのか自分なりに考えていました。
 そしてようやく無惨との戦いを一通り見届けた今。
 私はこの戦いの後半戦を「暁の継承編」と呼ばせて頂くことにします。
 「暁の継承」と名付けたのは、炭治郎が無惨の血と力を一方的に受け継がされたのが明け方だったため。
 そして共に。
 記憶の遺伝を通して、炭治郎が始まりの呼吸の剣士:継国縁壱から「日の呼吸の型」を受け継いだのもこの戦いの中だったからです。

 

 

 さて、では此度の無限城編&暁の継承編で新たに張られた伏線について考えてみましょう。
 ざっとピックアップしてみても

  • 珠世さんの術
  • 炭治郎の「赫の状態」
  • 鬼の“進化”
  • “痣”の寿命制限
  • 「透き通る世界」と「赫刀」の“深度”
  • 炭治郎の「鬼への親和性」

 これだけの項目が挙げられます。


 まずは珠世さんの術について。
 此度の戦いでは「毒(薬)」という手段で多大な貢献をしてくれた珠世さん。
 彼女と愈史郎の協力無くしては鬼殺隊の勝利はあり得ませんでした。
 捨て身の策に打って出てくれたものの、非常に悔しくも無惨によって吸収されてしまった珠世さんでしたが・・・。
 彼女は毒以外にも、もう一つ。
 「仕掛け」を施してくれています。
 それは彼女の血鬼術。
 さり気にですが、でもしっかりと描かれています。
 第139話【落ちる】で炭治郎と柱達が一気に無惨に攻撃を仕掛けようとしたあの時。
 珠世さんは自らの腕を引っ掻いて流血させているのが。
 珠世さんのあの行為は紛れもなく血鬼術の発動。
 あの時発動させた血鬼術は何なのか、いつ効果が現れるのか、戦況を見守りつつもそれをずっと待っていたのですが・・・ついぞその術は顕現されなかったという
 ですが死しても尚現世に影響を与え続けるのがこの作品『鬼滅の刃』のキャラクター達。
 彼女が最期に残してくれた力は何だったのか。無惨を追い詰めるものだったのか。それとも炭治郎達を守ってくれるものだったのか。
 それについてはこれからも考え続けていくつもりです。
 彼女の血鬼術の系統は「香り」。
 そのことからみても、嗅覚が人並み外れて鋭い炭治郎ならば必ずや珠世さんの意図に気付いてくれることでしょうから。

 

 

 次は炭治郎の「赫の状態」
 ちなみにこの「赫の状態」というのは私が勝手に名付けたもので、決して公式ではありません。(勝手ばかりでごめんなさい)
 これは第152話【透き通る世界】での猗窩座戦にて「透き通る世界」に入った時の炭治郎の状態を指していますが、私はどうしてもこの時の炭治郎の状態と「透き通る世界」に入った状態とを別に分けて呼びたかったんです。
 何故なら炭治郎がこの状態になったのは、この一度きりだったから。
 この時の炭治郎はいつもと違っていました。
 呼吸の音も。髪も。眼も。そして、額の痣の模様も。
 当時は「透き通る世界」に入ることでこの状態になるのかと思っていたのですが、実はそうではありませんでした。
 戦線復帰後も炭治郎は「透き通る世界」を発動させて無惨の身体の構造を分析していたものの、外見の変化は無かったという。

 そもそも暁の継承編における炭治郎は、実力を100%発揮することが出来ていなかったと私は感じています。
 いえ!!勿論炭治郎は持てる力を振り絞って、限界の限界を超えて頑張ってくれていました!!!
 ・・・しかしながら・・・。
 それ以前からの酷いダメージの蓄積に加えて無惨の血毒まで受けていたことによって、身体は既にボロボロの状態でした。
 折角の「日の呼吸 拾参ノ型」が完全に無惨の身体まで届かなかったのもそれが大きかったと思います。

 猗窩座亡き今、炭治郎の「赫の状態」を目の当たりにしているのは義勇さんだけ。
 の変化といい。
 の強化といい。
 そして植物のようなあの雰囲気といい。
 私は炭治郎のこの状態は彼の最終形態にかなり近いものとみて、非常に重要視しています。
 おいそれとはいかないでしょうが、炭治郎が再びこの「赫の状態」に入る時は必ず訪れる筈。
 今からその時が楽しみで堪りません♪

 

 

 今度は敵サイドである鬼の進化について。
 これを示していたのは上弦の参:猗窩座と上弦の壱:黒死牟です。
 彼らは戦いの中で、なんと首を斬っても死なないという弱点の克服を見せつけてきました。
 二人に共通していたのは勝利への強い執着。
 これは無惨だけでなく他の鬼も「首の切断」という弱点を克服できる可能性があるという事です。
 幸いにも当人達が我に返ってくれたことで未然に終わったものの、今後はそういった敵が登場してきても何らおかしくありません。
 もしそんな鬼が現れでもしたら、鬼殺隊にとっては非常に不利な立場に立たされることになります。
 首を斬っても死なないということは、日輪刀が効かないということ。
 そうなってしまった場合、残された手段は日の光に当てることだけ。
 無惨の時のように長丁場の持久戦しか対抗手段がなくなるという、体力に限界のある人間にとって困難極まりない状況に限定されてしまうわけですから。

 

 

 次にの寿命制限についてですが、これは作中ではあまり騒がれないでしょうね・・・きっと。
 私達読者にとっては死活問題ですが。
 現在のところ、生き残った痣持ちの剣士は炭治郎と義勇さんと不死川の三名。
 彼ら全員、長生きなんて望んでいない人ばかりですから・・・。(><。)
 自身の生死に関して望んでいるのは人として死ぬこと、それのみという。
 だからこそ。
 その寿命制限の克服をどう今後の展開に絡めてくるのかが重要となってくるわけです。

 そもそも“痣”に関してはまだ不透明な部分が沢山あります。
 鬼の紋様に似ているのは果たして偶然なのか。
 熱のように周囲に伝播するのは何故なのか。・・・言い換えれば、まるで“感染”するかのように。
 “痣”を生まれながらに持っていた縁壱は何故長生き出来たのか。多分そこに痣の寿命制限の克服が隠されているのでは。
 そして。
 どうして炭治郎だけあんなにもの形が変化し続けているのか。
 痣持ちの人間の始祖たる縁壱でさえ、“痣”の形状に変化は起きていません。
 今の世代において、炭治郎は“痣”の最初の顕現者であり、唯一“痣”が常時現れている人物。
 彼自身の謎においても、の解明は絶対に必要不可欠です。

 

 

 「透き通る世界」「赫刀」の深度についても述べておきましょう。
 炭治郎の父:炭十郎を通して、“至高の領域”の力として描かれたのが究極の集中技「透き通る世界」。
 そして縁壱を通して、鬼の再生速度を遅らせるという有効手段として描かれたのが「赫刀」でした。
 暁の継承編において、これらが無惨と渡り合える手段に思われていたものの・・・、実際は珠世さんの毒の方が無惨を追い詰めた感が否めませんでしたね。
 ですが炭治郎の「赫の状態」と同様に、「透き通る世界」も「赫刀」も現時点ではまだ完全に使いこなされていなかったのではないのでしょうか?
 特に「赫刀」においては、無惨によると縁壱が用いていたものには遠く及ばなかったとのこと。
 何故なら、縁壱の「赫刀」は切断面を焼き続けるという永遠の燃焼の力だったから。
 もう縁壱の常軌を逸した力には眩暈がしそうです・・・が。
 実は。
 一度だけ。
 炭治郎も無惨を斬った際にその切り口を焼いていたことがあったんですよね。
 それが第191話【どちらが鬼か】でカナヲを無惨から助けた時。

 ・・・炭治郎は・・・

 「誰かを守ること」にこそ、“真の力が発揮される子だと思うんです。


 炭治郎が戦う理由は大きく分けて二つ。
 一つは「鬼(無惨)を倒すこと」。もう一つは「人(禰豆子)を守ること」。
 そしてこれまで炭治郎は、「鬼を倒す」時よりも「誰かを守る」時に本質的な力に目覚めているんですよね。
 先に挙げたカナヲの件はもとより、禰豆子を下弦ノ伍:累から守る時には「ヒノカミ神楽(日の呼吸)」に目覚め。
 身を挺してサポートしてくれた宇髄さんに応えるために、初めて“痣”を発現させ。
 刀鍛冶の里編の佳境で半天狗から村人を守る際、一時とはいえ「透き通る世界」に入り、しかもその際に眼が「赫」になっていたという。(加えて日輪刀も)
 そしてそれが完全状態になったのが、義勇さんを猗窩座の攻撃から守る時だったわけです。
 こういった具合に、炭治郎が己の力を遺憾なく発揮する時はこの法則が必ずと言っていいほど成立しています。
 だからこそ「無惨を倒すこと」が主目的だった暁の継承編では、炭治郎は「透き通る世界」を始めとした己の真の力が充分に発揮できていなかったのではないのでしょうか。

 「透き通る世界」は炭治郎だけでなく、悲鳴嶼さんや伊黒さんも目覚めてくれたものの・・・
 また炭治郎一人に戻ってしまう事に。(><。)
 まだ完全習得に至っていないことや同期組もまだ未修得なことを考えても、これらの技は今後も活躍の余地がありそうです。

 

 

 そして。
 暁の継承編を語るうえで絶対に外せないのが
 炭治郎の「鬼への親和性」。
 無惨に血を注がれ、鬼にされてしまった炭治郎。
 しかもその量は常人ならば間違いなく細胞が変化に耐え切れず死滅してしまうであろう、無惨の全血量だったという。
 にも関わらず。
 即死しなかったばかりか瞬く間に鬼化し、しかもすぐに鬼の最大の弱点である日の光を克服。
 その上鬼化したばかりだというのに、完全に無惨の上位互換ともいえる能力を炭治郎は発揮させました。
 炭治郎が抗ってくれなければ。禰豆子やカナヲが体を張って制止してくれなければ。
 あの場にいた鬼殺隊は間違いなく全滅してしまっていたことでしょう。

 驚異的なのはその“器”と順応の早さ。
 黒死牟いわく、強い剣士ほど鬼になるには時間が掛かるとのこと。(第145話参照)
 そして炭治郎は既に[柱]級の強さに届いていると義勇さんに評されるほどの実力者です。
 それほどの確かな強者である炭治郎がごく短時間で鬼化したというこの事実は、明らかに黒死牟の発言と矛盾しています。
 無惨の血を全て受け入れた“器”の大きさといい、この並外れた順応性にはどうしても炭治郎の特殊性を感じずにはいられません。

 禰豆子も。そして炭治郎も。
 日光を克服する鬼となりました。
 無惨は二人が血の繋がった兄妹だから同じ結果になるであろうと推測していましたが、私はそうは考えていません。
 確かに竈門兄妹は日光の克服という“結果”は同じになりました。
 ですが。
 その結果に至るまでの“過程”は全く違うと思います。
 そもそも禰豆子も鬼になって最初の頃は、太陽の光を過剰に嫌がる反応を見せていました。(第2話参照)
 これは禰豆子も最初から日光を克服できていたわけではない事を示しています。
 そんな禰豆子に対し、炭治郎は鬼化して即座に日光を克服してみせたという。
 二人のこの違いは、やはりこう考えられます。
 記念考察第二弾でも述べた通り、禰豆子が日光を克服したのは「己の自我を取り戻すことよりも重要とし、優先させていた事」の“通過点”だったため。
 そして炭治郎が日光を克服したのは記念考察第一弾で考察した通り彼自身が鬼を完全体にする霊薬[青い彼岸花]かもしれないから。
 だからこそ第201話で炭治郎が即座に日光を克服した事には納得しかありませんでした。私にとっては。
 炭治郎のこの鬼化への親和性の高さについての考察は一通り記念考察第三弾で述べたので、ここでは割合しておきます。

 

 作中ではおそらく30分に満たないであろう短時間のうちに鬼化し、そして人間へと戻った炭治郎。
 この事によって―――

 

 

 

竈門兄妹の“謎”への扉が開かれたのではないのでしょうか。

 

 

 まったくの別作品を例に挙げて申し訳ないのですが、今回の炭治郎の鬼化は『キングダムハーツ』の主人公:ソラがハートレスと化してしまった時のケースに似ていると私は感じています。
 その出来事が起こっていた時間はごく短かかったものの、その事によってこれまで隠されていた多くの“鍵”が繋がった事に。
 そして、今回の炭治郎の場合もきっと。

 

 

 

 そのことを踏まえた上で、次回はより具体的に今後の展開について予想してみたいと思います!
 (本当は一つの記事に纏めるつもりでしたが、予想以上に長くなってしまったので)(←)

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« どうもお騒がせしてすみませ... | トップ | 『鬼滅の刃』第204話感想 »
最新の画像もっと見る

鬼滅の刃 考察」カテゴリの最新記事