もろともに あはれと思へ 山桜
花よりほかに しる人もなし
詠んだ人・・・前大僧正行尊(さきのだいそうじょうぎょうそん お坊さん)
詠んだ人のきもち・・・あなたをなつかしんでいる私といっしょに
あなたも私をなつかしんでください、山桜よ。
あなた以外に、わたしをわかってくれる人はいないのです。
あはれ・・・しみじみと心にしみて、なつかしい
山桜・・・ここでは、大峰山(おおみねさん 奈良県)に咲いている桜の花のこと。
行尊は、大峰山にこもって修行をしていた。