『わが命つきるとも』(A Man for All Seasons)1966年のイギリス・アメリカの映画。
ロバート・ボルト自作の戯曲を自ら映画用脚本に書き改めたものである。第39回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、うち6部門を獲得した。
あのトマス・モア ポール(演 スコフィールド)が主人公
wiki トマス・モア(英語: Thomas More, 1478年2月7日 - 1535年7月6日)は、イングランドの法律家、思想家、人文主義者。政治・社会を風刺した『ユートピア』の著述で知られる。大法官までのぼりつめたがヘンリー8世により反逆罪で処刑された。没後400年の1935年にカトリック教会と聖公会で聖人となる。
思想
モアはフィチーノの著作に影響を受けた人文主義者であり、神学者ジョン・コレットとは友人であった。また1499年以降、デジデリウス・エラスムスとも親交があった。エラスムスの『痴愚神礼讃』は1509年、モア宅で執筆された。モアはマルティン・ルターの福音主義を否定し、カトリック教会による平和主義と社会正義を求めた。
1528年、イングランド国王ヘンリー8世は宮廷の女官に恋をし、世継ぎを生まない王妃との離婚を望んでいた。しかし、当時はカトリックが国教であり、離婚は不可能でローマ法王の許しが必要だった。モアは国王の離婚をローマ法王が承認するように取り成しを依頼されたが、モアはこれをかたくなに拒絶する。そして・・・。
漠然としたタイトルだが、ルネサンス、宗教改革時代のイギリス、英国国教会の成り立ちや、他プロテスタント諸派との相違相など、世界史の勉強にもなる。それは当然日本史の深い理解に通じるはずである。