wiki 『祇園囃子』(ぎおんばやし)は、1953年に公開された溝口健二監督の日本映画作品。川口松太郎の小説が原作である
祇園とは、囃子とは、祇園囃子とは、舞妓とは、検索すると知らないことが多すぎて驚いた。
若尾文子:栄子(舞妓・美代栄)
木暮実千代:美代春(芸妓)
浪花千栄子:お君(お茶屋の女将)
妹、姉、お母さんと呼び合う(血縁はない)👆この3人の演技がそれぞれの持ち味で光っている。
若い(舞妓・美代栄)は劇中、基本的人権、自由、憲法違反などというセリフを言う。
”私がアプレゲールなら、お姉さんはアバンゲールやわ”ともういう。
アプレゲール(仏: après-guerre )とは「戦後派」を意味し、アバンゲールavant-guerreは 「戦前」の意)
三人はそれぞれ戦後、戦中、戦前の価値観で生きていると言ってもよいのだろう。
そのぶつかり合いと折り合いが映画の見どころの一つであろう。姉はお母さんに妹は姉に諭され、わきまえていくのだった。
溝口監督映像の幽玄美は風景だけではなかった。室内での人物の所作、配置などでもふんだんに感じられる。
配役もはまっていて、ストリーの社会性も令和の現在にストレートにつながっていて展開はスマート。
黒沢や小津、成瀬作品とは一味違う新鮮さを感じる。
wiki 映画『祇園囃子』
監督 溝口健二
脚本 依田義賢
出演者 木暮実千代
若尾文子
撮影 宮川一夫
編集 宮田味津三
配給 大映
公開 1953年8月12日
上映時間 85分
受賞
1953年 (第4回)ブルーリボン賞
助演男優賞(進藤英太郎)
助演女優賞(浪花千栄子)
1953年 (第27回)キネマ旬報ベストテン第9位
キャスト
木暮実千代(左)と若尾文子(右)
木暮実千代:美代春(芸妓)
若尾文子:栄子(舞妓・美代栄)
進藤英太郎:沢本(栄子の父)