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最後まで聴くことができずに、記事を書くのは気がひけるのですが・・・記憶の整理と記録です。
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ひょんな偶然から、事前にチラシをいただいていたので、
行くことにしました。名瀬中央公民館。
奄美オンブスマン主催 招聘。
現職警察官として初めて警察の裏金問題を実名で内部告発(2005年)した仙波敏郎氏の
緊急来島講演会。
2時からなんとか時間を作って、50分くらいで途中退席した。
冒頭奄美オンブスマン 代表の鮫島真一氏の挨拶が数分。
仙波氏は鹿児島県阿久根市の元副市長でもあったので名瀬でも知名度は低くはないのだろう。演題が演題だけにどのくらいの人がくるのだろうという興味もあった。
隣接の市役所駐車場はほぼ満車。
出席者の数は正確に数えたわけではないので、私の予想を大きく上回る数だったとしか言えない。
話は、にわかには信じがたい巨大組織警察の不正事実(裏金作りに必要な架空領収書の偽造など)の数々。
一言一句聞き逃すまいと50分間聞き入ったが残念ながら時間がなくなって途中退席。
奄美には何十年ぶりという仙波の話のなかで、
今は、むしろ奄美のほうに薩摩隼人らしき人が多いという印象をもったとの話が興味深かったので、そのことだけを簡単に書いておこう。
警察と言えば、近代警察制度を日本で初めて構築し「日本警察の父」といわれる、川路 利良(かわじ としよし1834年-1879年)は、幕末の薩摩藩士である。(西郷隆盛関連の幕末本などではよく目にする名前だ。)
鹿児島と沖縄のはざまで複雑な歴史をもつ奄美に気骨のある人が少なくないということは心強い。
つづきを聞きたかったが私の時間の都合で聞けなかったのは残念・・。
どうして組織は腐敗していくのだろうか?やはりカネか?
そこで思い出したのが、警察同様、日本最大の組織である自衛隊(現在陸・海・空自衛隊の総計は約24万人(内女性約12,300人wikipedia)。
奄美諸島の沖永良部島の元防衛省女性事務官が体験した腐敗といじめの告発を描いた本。(沖永良部島と言えば、明治の陸軍大将 西郷隆盛の遠島で知られる)
この本はこのブログでも紹介した。↓
このブログ 2013年2月16日 (土曜日)
『告発! 隠蔽されてきた自衛隊の闇 元防衛省女性事務官が体験した沖永良部島基地「腐敗といじめの20年」』 [単行本(ソフトカバー)]
公費による私物の購入、職務怠慢、隠された自殺、犯罪……。
南の島の基地で日常化されていた信じがたい不正を内部告発、 組織の敵として定年まで「いじめとパワハラ」の報復を受けながらも 信念を貫き通した女性事務官の不屈の記録!
奄美では自衛隊誘致の話が盛り上がっている。
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かえりの車中、東京の寅さんと相撲ずきの友人と、しがらみのない寅さんのしがらみの話と、大相撲の八百長問題の話でもりあがった。
多かれ少なかれ、いろいろな組織には、ある話だろうなあ、、と思いつつそれがまかり通る現実。
いづれも奄美と関連のあるはなしではあった。
注:「内部告発」は現在では「公益通報」と呼ばれ、公益通報者保護法が2004年6月18日公布、2006年4月1日施行されている。