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映画『島守の塔』 2022年7月22日に全国公開 日本映画 監督 五十嵐匠

2024年08月26日 | 映画

アマプラ

Wikipedia
 『島守の塔』(しまもりのとう)は、2022年7月22日に全国公開された日本映画。沖縄県最後の官選知事である島田叡(しまだ あきら)と元沖縄県警警察部長の荒井退造の目を通して、最後の沖縄戦における悲惨な実態を描いていく[1]。出演は萩原聖人、村上淳、吉岡里帆、香川京子ほか。


監督 五十嵐匠
脚本 柏田道夫
五十嵐匠


原案 田村洋三
「沖縄の島守―内務官僚かく戦えり―」

配給 毎日新聞社

公開 日本の旗 2022年7月22日
上映時間 130分

 


ドンパチの激しい両軍の戦闘シーンはほとんどなかったとおもう。

「命こそ宝」と、「生きろ」とうったえる島田叡(しまだ あきら)知事(萩原聖人)と

「生きて虜囚の辱めを受くることなく、悠久の大義に生くべし」の牛島満(第三十二軍司令官・陸軍中将 鹿児島出身)- 榎木孝明

二人の行動、思想を対比してしまう。

ラスト26分頃からの、どろまみれの知事が沖縄県解散宣言。皆に生き延びろと叫ぶ。

そして牛島満司令官と長勇参謀長。自決直前のシーン。摩文仁第32軍司令部壕内での最期。映像は暗く、タバコのマッチと最後の酒の瓶に反射する光が印象的だ。壕を出て東京に向かう部下が岩場の隙間から銃声二発を聞く。

それにつづく島田叡知事と警察部長・荒井退造の野球談議。さまざまなことを考える、見どころがつづく。

軍人として”自決”ではなく、戦って生き延びる選択枝はなかったのか?自刃?はあらかじめ組織によって与えられていた逃げ道だったと言えないのか?温厚でまじめな牛島の人となりを知ると、この人もまた犠牲者なのか?自決の日自体にも異論がある最期だ。

全て軍部が悪いとあっさりかたずけてしまうのも、あまりに短絡的ではないのか?考えされられる場面である。

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Wikipedia 島田叡(しまだ・あきら)

1922年(大正11年)に東京帝国大学法学部へ入学。中学・高校・大学と、野球に熱中し、神戸二中時代に第1回全国中等学校優勝野球大会に出場。東大時代は野球部のスター選手(外野手)として、また、ラグビー部とも掛け持ちするなど、スポーツマンであった


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