1人目が好きなら2人目は好きになるわけないなんて言葉を信じて彼女をふった。
朝方カラスのふやけた鳴き声が聞こえる中電話した。自分でふっときながら泣いた。別れてから良い思い出だけ蘇ってくるのは人間の設計ミスだと思う。
情が残っているだけと自分に言い聞かせる自分が女々しくて嫌になる。
最初に言われてる言葉は嘘だ。1人目を捨てたら僕に何も残らない。2人目への熱も冷めていった。 たくさん考えたのにこんなに辛くなるとは思ってなかった。考えたふりをしていただけだった。何も考えてないのと同じだ、自分が嫌になる。自分の決定で納得が行ったことがほとんどない。
前に一回彼女にふられかけた、泣きすがりなんとか考え直してくれたが、その日から嫌われないように気を使いすぎて自分じゃなかった。久しぶりに素直になれたのが別れの言葉なんてださすぎる。
吉田拓郎の流星は吉田さんの作った意図とは違う意味で解釈されて広まってる。もれなくぼくも自分に当てはめて聞いた。君の欲しいものは何ですかと考え、自分が欲しいものなんてないと思い込んでた。彼女にすら素直になれない。きつかった。
僕の欲しいものはわからないまま
気になる子と同じ銘柄吸って、君が好きだったガムを噛んで匂いを消している。