自己決定はカルマじゃない

先日娘の高校の入学式に行ってきました。広い体育館に集合して全員で入学をお祝いする式を行い　それからクラスに分かれてホームルームに親も参加しました。

担任の先生の話の中で　聞き捨てならないことがいくつかありましたが…
一番この社会を反映させていると感じた言葉は

「とにかく自分で決めないで下さい。最終的に決めるのはこちらです」と…

そうです。現在の教育そのものが『自分で決める』ことを許していないのです。そんな教育を受けている子供なのですから　大人になってからも　知らず知らずのうちに　支配者から隷属する立場を選択するのは当たり前なのです。

ちなみに娘の高校は進学校です。まじめな優等生ほど洗脳されやすいと観じました。

しかし　これだけ教育現場でロボット化が進んでいるということは　裏を返すと　主義主張する人間はかえって社会には邪魔になるんだろうと思いました。

また　先日こんな質問をうけました。

Q　自分で決めることは　カルマを増やすことにはなりませんか？

A　自己決断が必要なことは　自分で決めないことの方がカルマを増やします。自分の意志に従って生きましょう。そしてその意志に責任を持ちましょう。

一つ一つの人生選択や決定を自分でしないというのは　自分の人生を生きていないということですね。優柔不断？というのでしょうか？どちらかというと優先決断の方が自己意識が反映された人生を現実化することができます。自分で決断することは悪いことでも何でもありません。自分で決めていいんです。自分の決断ではなく他の決断に従うから　無理が出るのだと思います。

子供の時に　「自分で決めちゃ　いけません」と学校で先生に教わってきたのに　今になって　自分で決めて自分に従うことが自分らしく生きることです！なんて言われても　そう簡単に発想転換などできないかもしれません。

しかし　自分らしく生きられず　長い間苦しんで　不意に

あなたのままでいいんですよ

なんて言われると　何だかすごく楽な気持ちになるのではないでしょうか？

いかがですか？

自分の本質のまま生きられるって　我が家に帰った時のように　ほっとするはずです。

だから　無理矢理辛いまま生きるのではなく　そういう心の選択をしてもいいことを知っていただきたいのです。

そして自分の意志で決定するということは　他の利益を優先した決定であればあれほど　必ずしも自己本位や自分勝手な生き方に繋がることはないのです。




ありのままで