自分を知るという課題は、スピリチュアルな気づきを重ねる方々にとっては永遠のテーマですね…
私たちは、現象界で肉体を持つ次元で暮らしています。
この肉体の中には魂(霊)が宿り、それぞれの体験が繰り広げられているのが地球の日常です。
魂がこの現象界の次元レベル(三次元の世界)を魂の合意のもと離れる時、肉体という衣装を脱ぎます。
これを一般に『死』と言います。
魂が、この死というサイクルを繰り返し、また同じの次元レベルに戻ってくるのが輪廻転生です。
さて、この輪廻転生は…このブログでは開設当初に高次元レベルから講座がありましたように、人間界で創られた法則であるということです。
つまり裏を返すと、人間界よりも次元の高い神界では、輪廻転生という法則は存在しないことになります。
なぜこのような法則が創られたか?ということになると、話しが反れてしまいますのでまた次の機会にするとして……
さて、輪廻転生を繰り返してきた一つ一つの魂が何度輪廻を繰り返し、どんな性をもち、どんな身分で人生を過ごしてきたかということは、魂の記憶をレコーディングされているアカシックレコードにすべて記録されています。
それは一人一人の発するオーラに残っています。
個人が存在する今の状況というのは、どのような意識レベルにおいて過去に魂が輪廻転生を繰り返してきたかの結果の集積です。
ですから、今のあなたの発するオーラを観れば全てが観えるということです。
例えば一人の魂の趣向や性格、性質や癖、持っている特性に至るまで、全てが過去生や前世の情報をもとに魂は引き寄せ、身につけています。
そして、魂は学びや気づきを得るために前世や過去生では経験できなかった体験をするように設定して生まれくる傾向があります。
今現在のあなたは過去の転生においては経験したことのない状況といっても過言ではないでしょう。なったことがない自分を今経験しているのです。
例えば、過去生で王として生まれた魂が、次の生では奴隷で生まれてくる…その逆も然りですね。
詐欺師を否定する魂が、過去世では詐欺師だったり。
同性愛者を痛烈に批判する魂が、前世では同性愛者だったり。
このように否定的想念を持つ場合は過去生において、かなりの迫害を受け罪悪感を持ってしまった可能性があります。
つまりそのような中傷やネガティブなエネルギーというのは巡り巡るということであり、やはりわたしたちはひとつの大いなるいのちを共有しているシステムの中に存在しているということでしょう。
そして、そのような巡りを自分が終わらせない限り、また自分に戻ってくるというシステムに気づく帰路に現在あるのです。
ですからアセンションするためには、光と気づきが必要なのです。
このように、自分の存在を深く知ろうとすればするほどスピリチュアルな視点という、あるひとつの捉え方が、生きる目的や意味などを知るために重要になってきます。
繰り返してきた過去において集積してきた現在の自分を知るために、過去生や前世の情報というのは必要な時があります。
そして、すべてのそのような情報は自分の内側にしかありません。
自分の考え方、心の在り方、否定的観念など…そのような思いの、嘘偽りの無い一部始終を知るのは自分しかいませんね。
そして一人一人の想念や意識が総体的集合意識となって、私たちの社会を形成しているのです。
私たちが暮らす現象界という目に見える世界を形成しているのは、私たち一人一人の意識です。
ですから、見える世界には何も落ちてはいませんよ。自分の内側や意識を内観しましょう…と言うのはこのような理由からなのです。
自分の中から湧き上がる思いや感情を、良い悪いの判断なく観てみましょう。
この行為は、あるがままの自分を観ていてくれている純粋なる宇宙エネルギーとひとつになって、あるがままから分離した魂である自分を客観視するということです。
そしてそこにどんな自分がいても抱きしめ、許してあげましょう。
自分は許せても他人の場合は許せないのは、他との分離感が強固だからです。引き続き許しのプロセスが繰り返されるでしょう。
他を自分の一部として許せるまでそのプロセスは続くでしょう。
スピリチュアルな気づきというテーマを人生に持つことにより、本来の自分に帰郷できるようになっていることに、一人でも多く人に知って欲しいと願っています。
あるがままで