*教員ら「君が代不起立の自由、事前告知を」 文科省「学校の創意工夫認められる」と回答
8/26(月) 11:27配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190826-00010000-kinyobi-soci
教育委員会による“君が代”不起立処分と裁判等で闘う全国の現・元教員ら市民約50人が7月22日、衆院第二議員会館で文部科学省の係長ら9人に要請行動した。
学習指導要領は総則(全教科・領域を縛る)、特別活動(卒業式等行事を規定)とも「学校の創意工夫を生かす」と繰り返し記述。
これに関し教員・保護者らが2015年8月21日、参院議員会館で行なった文科省交渉で、「卒業式等の開始前、『君が代起立斉唱は強制するものではない』等、思想・良心の自由を学校が生徒らに告知すべき」と質すと、同省教育課程課の鈴木智哉企画調査係長(当時)は、「各学校における創意工夫の一つだと考える」と回答した。
今回、市民らは「都教委に対しこの回答を生かすよう指導・助言を」と要請。板東孝訓企画調査係長は「鈴木氏の回答がどういう文脈か定かでないが、大綱的基準として法規性ある学習指導要領に『創意工夫』は出ており、学校の創意工夫は認められる」と述べた。
一方、市民側は「学習指導要領が法的拘束力を持つなら、自由権規約の有権的解釈の『旗及びシンボルに対して敬意を払わないことで処罰する法令』に該当し、生徒への強制、教員への処分は国連自由権規約違反になる」と追及。
板東氏は「学習指導要領の国旗・国歌条項は内心に立ち入って強制するものでなく、あくまで指導。国際基準に違反しない」と答えるに留まった。
ところで永山賀久初等中等教育局長(当時)は4月22日、天皇代替わりで皇室典範特例法を根拠に「天皇陛下を深く敬愛し」などと、児童生徒への指導を求める通知を発出。市民側は「通知は特定の価値観の押し付け。憲法の思想・良心の自由を侵害する」と指摘。赤池誠章自民党参院議員が天皇への「敬愛の念」を教えるよう文科省に求めた事実(5月17日号本欄)を踏まえ、再通知を出さないよう要請すると、板東氏は「現時点で発出は考えていない」と答えた。
(永野厚男・教育ジャーナリスト、2019年8月2日号)
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さてまず、そもそもこの時代になっても未だに続いて、おかしいと感じるのは君が代と国旗です。
管理人は小学生の頃から、君が代を歌い国旗掲揚する行為を当たり前のこととして習慣としておりました。そこまではよろしいと思うのですが、国旗が天皇家の家紋だと思い込んでいたんです。
君が代も天皇のために唄う歌。そう思っていました。
これが洗脳というものなのかな?と今、実感しております。
この洗脳が良い悪いは別として、大平洋戦争において、多くの国民がこの日の丸を掲げて天皇陛下万歳と言い、君が代を歌い戦死していった。
その歴史があるのにも関わらず、未だに同じ国旗と同じ歌で国家に敬意を示さなければならないのは、違うかなと思います。
同じ過ちを繰り返さないと戦後の反省をするのなら、国旗を変えることはしなくても国歌を変えるくらいして、反省として世界に示してもいいのではないのでしょうか。
しかし戦後の自民党政権では憲法が変わり天皇は国民の象徴となったにも関わらず、戦争を反省するどころか、天皇を未だに国民に崇拝、盲信させている。
このような背景がなければ、この記事に書かれるような問題も起こらないと思います。
子供たちに起立させ、国旗に向かって敬意を示し、国歌を歌わせている現状が続いているということは、文部省は強制していないと言いつつ強制しているんですよ。
教育現場に変化はないですよね。私立高校の卒業式でさえも起立して君が代を歌いましたよ。
それでも天皇に礼を尽くすことで、全体の秩序が保たれているだからいいじゃない?という意見もあるようですが、秩序が保たれているなら、多様な意見が無視されてもいいということにはならない。
日本の道徳教育は、こうあるべきだ、こうするべきではない…を教えるもので、自由な発想の中からどうしたらいいのかを考えさせる欧米の道徳とはかなり異なります。
管理人は海外で生活してみて、この違いを強く感じました。
そう言った意味において、記事に掲載されている先生や保護者のみなさまの主張も理解できます。
日本の教育方法とは洗脳教育ですよね。
教育という本来の意味をなしていない。
文部省は創意工夫とかいう漠然としたあやふやな対応ではなく、もう少し具体的に踏み込んだ対応が求められていることを自覚していただきたいですよね。
いっそのこと、国歌を変更してしまえばいいと思います。ま、今の政権では天皇万歳の日本会議がスポンサーなので無理でしょうけれど。
ちなみに記事に出てくる自民党政治家・赤池某は山梨選出です。山梨がどれだけ保守かご理解いただけると思います(笑)
起立して国旗や国歌に敬意を示すのは大切なことかも知れませんが、敬意とは人の心から自然に湧いてくるもので、強制されることではありませんね。
いい加減に過去を清算し、国は国民に知ることの権利を与えてほしいと思います。
あるがままで