《分離分断から融合の時代へ》
私たちの暮らしの中で、煩悩やネガティヴエネルギーによって長年植え付けられている観念に支配され、不要物は除去するという習慣があります。
そのわかりやすい例えを上げると、子供のみならず大人も夢中になっているゲームです。敵を作って倒すイメージと同じ構図です。
この不要物を『除去』することは、、つまり私たちを不幸に導く煩悩だということに、内観の習慣化を進めていくと理解できるようになります。
この不要物の除去消去作業は、一見とても有益に感じますが、実はそこにこそ大きな落とし穴(怖れ)が潜んでいることに気づくことは難しいようです。
私たちの役割は分断ではなく融合統合です。恐れや憎しみに支配された愛のみならず、神聖なる無限の愛という根を大地に張り巡らせ、地球に大きな花を咲かせるために光は繋がり結束しています。
内観せよ…と常に上から促されるのは、内観を通してのみ他を観ることが可能だからなのでしょう。外の世界に気を取られ無意識に心を支配され、忙しくすればするほど、内的宇宙・内なる声から離れていくものです。
話しを元に戻します。
前にもお伝えしましたが、私たちの世界は一つのコインのようなものであり、裏と表で一体、表裏一体です。裏を除去しても表は存在できず、表を消したら裏も消える運命にあります。
私たちの内面に存在する不要物もまた然り。不要物は消そうと思っても消えることはありません。
なぜなら、私たち一人一人が持つ特性、思考パターンを含めた体質や肌の色、DNAに至るまで、すべてが魂の進化プロセスにおいて必要な要素であるため必然的に身につけてきたものです。それらを余すことなく包括し愛することにより絶対愛に繋がり、大いなる愛に目覚めることができるのです。
不要物と判断しレッテルを貼っていることさえも自分の内に潜む偏見だということに気付いていますか?
その一つ一つを吟味することが内観であり、光をあてる作業が浄化するということです。
光をあてるということは除去消去することではありません。
除去消去分離分断の文化から認め尊び融合統合する文化に変遷シフトすることがアセンションです。
ここで、視野を無限宇宙に拡張してみましょう。はてさて?不要なものっていうのは、なんでしょうか。
私たちを不幸にし、苦しめるネガティヴエネルギーですか?煩悩ですか?
それを除去する作業は内面に戦いと葛藤を勃発させ、あなたを永遠に不幸へと導きます。不要なものを除去して消して幸せになれるなら、とっくに地球世界は平和に満ちているのではないでしょうか?
私たちは内観を通し、これらに向き合うことで神我を取り戻すことが可能です。これは先人に習い従い内観を進めていった末に得られる極上プロセスです。
高次元に進めば進むほど、『すべてはひとつ』という意識に基づき、不要なものなどは存在することはないという気づきに至るでしょう。
私たち一人一人は三日月のようなものです。三日月の本質は満月(神)ですね。欠けている部分は、影になって見えていないだけで、月はどの瞬間も本質は満ちています。満月にはなろうと思ってなれるのではなく、満月だということを思い出すだけでいいのです。もともと満月なのですから。
私たちには不要なものなど何もないのです。もともと満月なのですから。
あるがままで