あれから半年が経っても、男はまだ同じカフェで同じ服を着て、同じウェイターの仕事を続けていた。
ここで今も働きつづけることは一つの希望にしがみつく、彼女が興醒めをすることだった。
ここで働き続けてさえいたなら、彼女はまたここへ遣ってくるかもしれない。
そのとき彼女はわたしとの記憶をなくしている。
記憶をなくしているため、平気で新しい男を連れてきた。
彼女が惹かれ続ける男。何の希望もあてにしない男を連れて。
このカフェに遣ってきて、彼女がいつも座っていた椅子に座り、男はわたしがいつも彼女と向き合っていた向かいの椅子に座った。
彼女はわたしに微笑みかけていたその微笑みを、男に向けて何かをちいさな声で熱心に語りかけている。
わたしはメニューを持って、彼女と男のテーブル席に近寄り、声を掛ける。
こんにちは。
わたしはメニューを彼女と男に渡し、メニューを覗いている彼女と男を交互に見下ろす。
彼女はわたしを見上げてこう言う。
「メニューにまだ載ってないんだけど、今日もヴィーガンのフレンチトーストを作ってもらえるかな?」
わたしは微笑んで彼女に答える。
「勿論でございます。いつものフレンチトーストと、お飲み物は何に致しますか?」
「今日はアールグレイにする。きみは?」
そう彼女がメニューを見ながら言うとき、つい自分に話していると錯覚してしまう。
心のなかでウェイターの男は彼女に向かって答える。
わたしはブラックにします。
彼女はわたしを見上げこそこそ話をするように手を口許に翳しながら言う。
ブラックは胃に悪いから、オートミルクで割ったやつでいいよ。
わたしは微笑んで彼女を男から連れ去りたい想いで答える。
畏まりました。以上で御注文は宜しいですか?
うん。
わたしは彼女の向かいに座る男を見下ろし、男と目が合う。
確かに髭を蓄え髪を伸ばして垢抜けない感じの野暮ったい男だ。
余分についた半端な脂肪が気になる身に締まりのない男。
しかし痩せたなら、きっと今よりずっと魅力的な男になるのだろう。
この男はまるで浮浪者のイエス・キリストのようだ。
違う次元の世界を見ているようだ。
一体この男には何が見えているのだろう?
わたしにはまだ見ることのできない彼女の姿が見えているのだろうか。
わたしから去っていった彼女の愛を我が物にすることがこの男の一番の生きる喜びなのだろうか。
この男は、彼女をどんな風に抱くのか。
この男は、どんな角度で、彼女の中へ入り込み、彼女に恍惚な快楽を与えるのか。
この男の彼女の子宮へ向かって噴射された無数の精子たちは、今彼女の子宮の揺り籠のなかですやすやと眠っているのか。
この男の精子たちは、みな何を考えて彼女の体内で過ごしていることだろう。
もしかしたらそこにはまだ、わたしの死にかけている精子たちが、身を震わせて子宮の隅っこへ押し遣られているのではないか。
わたしの精子たちの男の精子たちに対する嫉妬は、本当に痛ましい惨憺たる、どうにもできない悲しみであるだろう。
わたしはわたしよりも彼女に選ばれた男に向かって、彼女の子宮の中から問い掛けずにはいられないだろう。
男は一人で、そこへ座っている。
彼女はどうやらウォッシュルームに行っているようだ。
わたしは男にブラック珈琲を差し出し、オートミルクを添えて言った。
ご自由にお好みで入れてお飲みください。
男は低いくぐもった声で「ありがとう」と言った。
男は彼女が心配して付けたオートミルクを入れずにブラック珈琲を一口飲んだ。
「うん、ここの珈琲は本当に美味い。彼女は何やらとんでもない詩が想い付いたと叫んでウォッシュルームへ駆け込んで行ったよ。きっと当分戻ってこない。彼女が帰るまで、あんたの話を聴こうじゃないか。そこに座ってくれ」
わたしは彼女の座っていた席に着いて男と向き合った。
わたしはわたしから彼女を奪い去った男に向かって、冷静に問い掛けた。
貴方と彼女は、本当に愛し合っているのでしょうか。
男は煙草を吸うと口から輪の煙を器用に吐き出し言った。
これだよ。俺とあの女の関係は。
どういうことですか?
ふわふわと輪を描き浮かんで空中に漂い、あっという間に空気に溶け込んで姿を消しちまう。そういう関係だよ。
俺には未来が見えるんだ。あの女は俺を愛してなんかいないよ。
きっとあんたよりずっと早く、厭きられて棄てられるのが落ちだ。
あんたは次にこう訊きたいんだろう。
俺はあの女を本当に愛してるのか。
さあ、どうだろうね。
俺はまだあの女の身体しか知らない気がするよ。
俺が疲れて寝ていても俺を起こして求めてくる。あんな女は初めてだ。
あの女の孤独は、狂喜じみている。
狂うほどの孤独なのに、それを喜んで賛美し、何もかもを飲み込みたがって、連れてゆこうとしてるんだよ。
信じがたい場所へね。
俺が求める以上にあいつが俺を求めてくるから俺はわからないんだよ。
あいつを本当に求めてるのかどうかがね。
そして俺がどんなに応えようとしてもあいつは一度も満足もできない。
俺は別にあんたみたいに苦しんではいないよ。
身体だけでも求められている間は、愛されているだろうと想い込むことは男は容易なんだ。
でもあいつはまったく、逆みたいじゃないか。
あいつは俺に求められるほど冷めて満足ができないで飢えて渇いている。
つまりあいつのなかで、俺はあいつを充分に愛してはいないってことだ。
それでも俺はあいつの我儘にいつも文句言わず応えて遣っている。
それはあいつが可愛いからだよ。
長く続くとは想えないが、あいつは本当に可愛い女だ。
狂ってるんだよ。人間の常識が何一つあの女の中にはない。
きっと浮気の一度でもしようものなら殺されるか、あんたにすんなり戻るか、どっちかだろう。
あいつが本当にあんたの記憶をなくしてここへ遣って来ていると本気であんたは想ってるのか。
あいつはあんたを忘れていない。
あんたの様子をいつも窺って、あんたの愛を量ろうとしてんだよ。
それがあいつの愛しかただと想いたいなら想っていたらいい。
いつまで続くのか、知らないが、あいつはあんたを愛してるというより、俺には憎んでるように見える。
愛憎と言えば聞えがいいが、本当に愛してる男を、殺してでもセックスするものなのか。
心臓の弱いあんたがセックスで死ぬかもしれないのに、あいつはあんたに抱かれながら快楽に喘いでいたんだろう?
あんたはそれが本当にあいつの愛だと、想っているのか、今でも。
あいつは死ぬかもしれないとあんたから言われながらあんたにセックスを求められ続けてきたことを心底恨んでるんじゃないのか。
あいつはそれでもあんたとのセックスに快楽を感じていた。
それはとどのつまり、あんたの"死"に、あいつは感じて腰を振っていたんだよ。
あいつの自己憎悪がどんなものか、あんたに想像できるか?
あいつはあんたに赦されたいんだよ。
あんたに、愛されたかったんだよ。
セックス以上に。
あんたがあいつにセックスを求める以上に、あいつはあんたに愛されたがっていた。
あんたは自分が死ぬとしてもあいつにセックスを求めてきたことが本物の愛だと想っているが、あいつはそうやってあんたに抱かれる度にあんたに殺され続けているような感覚だっただろう。
その感覚にあいつは快楽の絶頂に達し、自分で自分を赦そうとするしかなかったんだ。
あんたがあいつを赦してやらないから。
あいつはわかっていたんだ。この関係は、決して満たされる瞬間の来ないことを。
あんたはあいつがあんたを棄てたと、あいつを憎んでいるのか。
だったら何故あいつは嘘をついてまであんたにこうして会いに来なくちゃならないんだ。
何故、嘘の微笑みをあんたにかけ続け、苦しみ続けているんだ。
赦してやって欲しいんだよ。
あいつを。
あんたはあいつにセックス以上のものを求めたことがあるのか?
もしあるなら、あいつに答えてやってくれ。
あいつはずっとあんたにここへ来て、問い掛け続けている。
あんたはあいつに、"死"以上のものを求めたことが本当にあるのか?
そっと目を開けると、向かいのわたしがいつも座っていた席には誰も座っていなかった。
彼女がいつも座っていた席にわたし一人だけが座って、今夜も泣いている。
気付くと今日も、この店に彼女は来なかった。
ここで今も働きつづけることは一つの希望にしがみつく、彼女が興醒めをすることだった。
ここで働き続けてさえいたなら、彼女はまたここへ遣ってくるかもしれない。
そのとき彼女はわたしとの記憶をなくしている。
記憶をなくしているため、平気で新しい男を連れてきた。
彼女が惹かれ続ける男。何の希望もあてにしない男を連れて。
このカフェに遣ってきて、彼女がいつも座っていた椅子に座り、男はわたしがいつも彼女と向き合っていた向かいの椅子に座った。
彼女はわたしに微笑みかけていたその微笑みを、男に向けて何かをちいさな声で熱心に語りかけている。
わたしはメニューを持って、彼女と男のテーブル席に近寄り、声を掛ける。
こんにちは。
わたしはメニューを彼女と男に渡し、メニューを覗いている彼女と男を交互に見下ろす。
彼女はわたしを見上げてこう言う。
「メニューにまだ載ってないんだけど、今日もヴィーガンのフレンチトーストを作ってもらえるかな?」
わたしは微笑んで彼女に答える。
「勿論でございます。いつものフレンチトーストと、お飲み物は何に致しますか?」
「今日はアールグレイにする。きみは?」
そう彼女がメニューを見ながら言うとき、つい自分に話していると錯覚してしまう。
心のなかでウェイターの男は彼女に向かって答える。
わたしはブラックにします。
彼女はわたしを見上げこそこそ話をするように手を口許に翳しながら言う。
ブラックは胃に悪いから、オートミルクで割ったやつでいいよ。
わたしは微笑んで彼女を男から連れ去りたい想いで答える。
畏まりました。以上で御注文は宜しいですか?
うん。
わたしは彼女の向かいに座る男を見下ろし、男と目が合う。
確かに髭を蓄え髪を伸ばして垢抜けない感じの野暮ったい男だ。
余分についた半端な脂肪が気になる身に締まりのない男。
しかし痩せたなら、きっと今よりずっと魅力的な男になるのだろう。
この男はまるで浮浪者のイエス・キリストのようだ。
違う次元の世界を見ているようだ。
一体この男には何が見えているのだろう?
わたしにはまだ見ることのできない彼女の姿が見えているのだろうか。
わたしから去っていった彼女の愛を我が物にすることがこの男の一番の生きる喜びなのだろうか。
この男は、彼女をどんな風に抱くのか。
この男は、どんな角度で、彼女の中へ入り込み、彼女に恍惚な快楽を与えるのか。
この男の彼女の子宮へ向かって噴射された無数の精子たちは、今彼女の子宮の揺り籠のなかですやすやと眠っているのか。
この男の精子たちは、みな何を考えて彼女の体内で過ごしていることだろう。
もしかしたらそこにはまだ、わたしの死にかけている精子たちが、身を震わせて子宮の隅っこへ押し遣られているのではないか。
わたしの精子たちの男の精子たちに対する嫉妬は、本当に痛ましい惨憺たる、どうにもできない悲しみであるだろう。
わたしはわたしよりも彼女に選ばれた男に向かって、彼女の子宮の中から問い掛けずにはいられないだろう。
男は一人で、そこへ座っている。
彼女はどうやらウォッシュルームに行っているようだ。
わたしは男にブラック珈琲を差し出し、オートミルクを添えて言った。
ご自由にお好みで入れてお飲みください。
男は低いくぐもった声で「ありがとう」と言った。
男は彼女が心配して付けたオートミルクを入れずにブラック珈琲を一口飲んだ。
「うん、ここの珈琲は本当に美味い。彼女は何やらとんでもない詩が想い付いたと叫んでウォッシュルームへ駆け込んで行ったよ。きっと当分戻ってこない。彼女が帰るまで、あんたの話を聴こうじゃないか。そこに座ってくれ」
わたしは彼女の座っていた席に着いて男と向き合った。
わたしはわたしから彼女を奪い去った男に向かって、冷静に問い掛けた。
貴方と彼女は、本当に愛し合っているのでしょうか。
男は煙草を吸うと口から輪の煙を器用に吐き出し言った。
これだよ。俺とあの女の関係は。
どういうことですか?
ふわふわと輪を描き浮かんで空中に漂い、あっという間に空気に溶け込んで姿を消しちまう。そういう関係だよ。
俺には未来が見えるんだ。あの女は俺を愛してなんかいないよ。
きっとあんたよりずっと早く、厭きられて棄てられるのが落ちだ。
あんたは次にこう訊きたいんだろう。
俺はあの女を本当に愛してるのか。
さあ、どうだろうね。
俺はまだあの女の身体しか知らない気がするよ。
俺が疲れて寝ていても俺を起こして求めてくる。あんな女は初めてだ。
あの女の孤独は、狂喜じみている。
狂うほどの孤独なのに、それを喜んで賛美し、何もかもを飲み込みたがって、連れてゆこうとしてるんだよ。
信じがたい場所へね。
俺が求める以上にあいつが俺を求めてくるから俺はわからないんだよ。
あいつを本当に求めてるのかどうかがね。
そして俺がどんなに応えようとしてもあいつは一度も満足もできない。
俺は別にあんたみたいに苦しんではいないよ。
身体だけでも求められている間は、愛されているだろうと想い込むことは男は容易なんだ。
でもあいつはまったく、逆みたいじゃないか。
あいつは俺に求められるほど冷めて満足ができないで飢えて渇いている。
つまりあいつのなかで、俺はあいつを充分に愛してはいないってことだ。
それでも俺はあいつの我儘にいつも文句言わず応えて遣っている。
それはあいつが可愛いからだよ。
長く続くとは想えないが、あいつは本当に可愛い女だ。
狂ってるんだよ。人間の常識が何一つあの女の中にはない。
きっと浮気の一度でもしようものなら殺されるか、あんたにすんなり戻るか、どっちかだろう。
あいつが本当にあんたの記憶をなくしてここへ遣って来ていると本気であんたは想ってるのか。
あいつはあんたを忘れていない。
あんたの様子をいつも窺って、あんたの愛を量ろうとしてんだよ。
それがあいつの愛しかただと想いたいなら想っていたらいい。
いつまで続くのか、知らないが、あいつはあんたを愛してるというより、俺には憎んでるように見える。
愛憎と言えば聞えがいいが、本当に愛してる男を、殺してでもセックスするものなのか。
心臓の弱いあんたがセックスで死ぬかもしれないのに、あいつはあんたに抱かれながら快楽に喘いでいたんだろう?
あんたはそれが本当にあいつの愛だと、想っているのか、今でも。
あいつは死ぬかもしれないとあんたから言われながらあんたにセックスを求められ続けてきたことを心底恨んでるんじゃないのか。
あいつはそれでもあんたとのセックスに快楽を感じていた。
それはとどのつまり、あんたの"死"に、あいつは感じて腰を振っていたんだよ。
あいつの自己憎悪がどんなものか、あんたに想像できるか?
あいつはあんたに赦されたいんだよ。
あんたに、愛されたかったんだよ。
セックス以上に。
あんたがあいつにセックスを求める以上に、あいつはあんたに愛されたがっていた。
あんたは自分が死ぬとしてもあいつにセックスを求めてきたことが本物の愛だと想っているが、あいつはそうやってあんたに抱かれる度にあんたに殺され続けているような感覚だっただろう。
その感覚にあいつは快楽の絶頂に達し、自分で自分を赦そうとするしかなかったんだ。
あんたがあいつを赦してやらないから。
あいつはわかっていたんだ。この関係は、決して満たされる瞬間の来ないことを。
あんたはあいつがあんたを棄てたと、あいつを憎んでいるのか。
だったら何故あいつは嘘をついてまであんたにこうして会いに来なくちゃならないんだ。
何故、嘘の微笑みをあんたにかけ続け、苦しみ続けているんだ。
赦してやって欲しいんだよ。
あいつを。
あんたはあいつにセックス以上のものを求めたことがあるのか?
もしあるなら、あいつに答えてやってくれ。
あいつはずっとあんたにここへ来て、問い掛け続けている。
あんたはあいつに、"死"以上のものを求めたことが本当にあるのか?
そっと目を開けると、向かいのわたしがいつも座っていた席には誰も座っていなかった。
彼女がいつも座っていた席にわたし一人だけが座って、今夜も泣いている。
気付くと今日も、この店に彼女は来なかった。
挨拶遅れて、ごめん。
あまね、よいよな。諸行無常の響きでした。
ぼくの小説を読んでくれたんだね。
ありがとう!!
この作品は
DEATH OVER
バルティモアの夜
赤い液体と白い気体
の三部作だよ。まだ完結したかもわからない。
できれば続きを書きたい。
ぼくの場合はあんまり深く考え込まないほうが良い作品を書けるように感じる。
自動書記 (オートマティスム )の執筆方法が一番向いているんだ。
ただその方法でほとんど書き始めるから、続きが突然全く書けなくなる未完成小説も多い。
「諸行無常の響き」を感じると言ってもらえるのは本当に嬉しい。
この小説の面白さをそんなにわかってもらえたなら、虚無とぼくはすごく近いように想える。
自分のなかの本当の深い場所にあるものを表現している。
虚無が書いたどんな小説でもぼくは読んでみたいよ。
ずっとずっと応援してるからね!!
あんたの世界観、表現が、毎回新鮮、不思議と元気もらってる。本当に、命燃やしてるのね。どうか、あまね‼︎のすべてが、ゆっくりでも良いから、あまねにとって良くなったら良いね、あれ?変よね、でも、あんたの燃やす、それは、良いし、もっと見たい。私もいつか…
生まれてきてくれて、其処に居てくれて、ありがとう。
ぼくが虚無に元気を与えることができるのか。
それはぼくの力というよりは、ぼくの個性が虚無には面白いんだろうな。
ぼくはぼくだけの力で生きていないし、ぼくの力だけで書いていない。
書く事で命が燃えて行ってるとは想わないよ。
逆にぼくは書く事で命を与えられている。
そう、ぼくの書くものの中にこそぼくの命は在る。
ありがとう。
ぼくのすべてがぼくにとって良くなるとはぼくの本当の願いどおりにぼくが生きて生を全うし死ぬことだよ。
それがぼくが完全に燃え尽きるとゆうことだな。
ぼくもきみを見たいよ。
きみの表現を、いつか見せてほしい。
なに、焦ることはないさァ。
さっきまで誰かがぼくに言った「別に人類が絶滅しようがなんとも思いません。」という言葉にどす黒い雲のなかに漂って悲しんでた。
ところがきみの言葉を読んだ途端、ぼくの心はあたたかくなったさ。
嬉しくて、どうしたらいいか、わっかんない。
きみの変化にとても驚いている。
ぼくはきみの永遠を信じている。
わたしも、貴女の、生を全うし、死ぬるを願い、永遠を信じてます。これからもずっと貴女の表現を楽しみにしているです。言葉足らずすいません。頑張っては無責任ですが、それでも、これからも頑張ってください。って違うかね、でも、無知なわたしだけど、とにかく応援してます。
そのままの想いを伝えるのって難しいね、
暖かい御言葉を本当にありがとう。
言葉では足りないと感じるほどの想いを持ってくださっていることに苦しみが癒される想いです。
頑張れという応援は自分も自分の人生を精一杯頑張るからあなたもあなただけの人生を精一杯頑張れという相手への表明であるので決して無責任ではないです。
わたしも本当に無知です。
昨日から自分という人間のどうしようもなさに酷い悲しみと虚しさの底に落ちて苦しんでいます。
記事にしたいと想っていますが、昇華させられることではありません。
でも苦しみがどうしようもないものであるほどわたしはそれを表現していかなくてはならなくて、死ぬまでどうしようもないものであり続けますが、死ぬまで表現していくためにも死ぬまで苦しみ続ける必要があります。
苦しみ続けながらも人は何度と救われるものを知って癒されては真っ暗な底に突き落とされるのを繰り返し生きていくようです。
人は愛されないことも愛せないことも本当に悲しいことです。
でも自分は生きていかなくてはならないのです。
どうしようもない自分と向き合い続けて生きる以外生きたいとは想っていない為、どうしようもないのに生きていきたいのです。
虚無さんはまだ自分を否定する気持ちが強いかもしれませんが、否定し続けた先に待ち受けるのは本物の絶望と諦めです。
そこに行き着く前に人は表現をすることで自らを救い出さねばならないのです。
表現とは、最終的に自分も自分以外のすべても肯定しようとする生涯を懸けたとても深い価値ある試みです。
本当に遣りたい表現を遣り続けてください。
虚無さんにしかできない表現が必ず虚無さんを救うのだと信じています。
本当に、毎回、真剣に、お答えいただきありがとうございます。伝えたい、感謝のが出来ないです。最初から、本当は、 なのに、酷い事ほんとうにすいませんでした。
本当にすいません、
あまねさん。ありがとう。 虚無はやめます。
これからもずっとあまねさんで…
兵庫仕事温泉施設 メンテナンス配管工
2002年妻死別、家族複雑…
今までお相手していただきありがとうございました。ずっと勝手に応援してます、こんな世ではありますが、貴女を知ることができ、良かった。どうか、あまねさん、お元気で。
やっぱりミキさんだったんですね。
そうじゃないかとずっと想っていました。
なんで一回あれだけ謝って感謝の気持ちも述べといて、その数日後に嫌がらせのコメントを連投してきたのかはわかりませんが、嘘の感謝と謝罪はもうしないでください。
でもそれを繰り返すほどあなたのわたしに対する心が複雑であることはよくわかりました。
でも今度わたしに嫌がらせするなら本当にわたしは死ぬかもしれないので、殺すつもりでしてきてください。
わたしはあなたを恨みはしませんが、あなたの嫌がらせによってわたしは精神的ストレスが限界になり姉に電話して姉に泣き叫び、猫の闘病で精神がすりきれていた姉のストレスに拍車をかけました。
あなたの嫌がらせがなければ、わたしは姉に泣き叫ぶことはなかったでしょう。
そしてあなたの嫌がらせがなかったなら、姉の猫がそのまま死んでしまったことに対して、わたしはこれほど自分を今も責め続けていません。
あなたは大切な家族や愛する奥さんが亡くなったことに対してわたしと同じように自分を責め続けているから、自分を鏡のように映すわたしという人間に深い愛憎を抱いているのだと想います。
でも一つ大きく違うのはわたしなら自分のように自分を責め続ける人に姑息な嫌がらせはしません。
わたしなら自分が何者であるかをちゃんと告げ、面と向かって話し合います。
あなたの遣ったことは自分を映す憎い相手を殺そうとする手段であり、とても危険な行為です。
もう二度と誰に対してもなさらないでください。
そんなことをして相手が死んでも、自分を憎み続けているあなたは生きているのです。
自分を憎んでいるから相手が憎くなるのだということを否定せず、受け容れようとしてください。
そうしなければ、あなたはいつまで経っても救われず、自分を映した相手を憎んで殺し続けようとする虚しい行為を繰り返すはずです。
あなたが殺したいのはあなた自身であり、あなたが最も苦しめたいのはあなた自身の他、どこにも存在しないのです。
相手が自分と違う人間であると切り離すのではなく、相手も自分と同じ弱い存在であることを認め、赦す必要があるのです。
相手を赦すことはそのまま自分を赦すことになります。
自ら大罪を背負って生きる者は、一生懸けてこの苦しみに向き合っていかなくてはならないことを、否定しないでください。
それがあなたの選んだ道であり、わたしの選んだ道なのです。
でも十分に苦しみ抜いて、解き放たれる時が来たなら、やっと自分を赦すことができるはずです。
わたしは自分とあなたを特別に応援してるわけではありません。
誰もが同じようなプロセスを踏み、絶望の時間を過ごし、そこから自分を赦そうとする苦し紛れのプロセスを踏んで、自分のすべてを受け容れていた時の自分へと戻ろうとするのです。
人間はそんなすぐに強くなる必要がないのです。
弱い者同士だからこそ互いの痛みに自分のことのように悲しむことができます。
人は悲しみ続けたいなら悲しみ続けても良いのです。
誰もがすぐに自分を受け容れて元気に過ごして行かなくてもいいのです。
あなたが人を責めるのは自分と向き合い続けて行くことを避けているからです。
表現は気取る為のものではなく、どんな自分にも向き合い続けて行こうとする行為です。
これからは自分の鏡である他者を傷つけるのではなく、自分の表現によってとことん自分を傷つけて行ってください。
自分を懲らしめ、苦しめ、自分に罰を自ら与え続けてください。
わたしの救いがそこにしかないように、あなたの救いもそこにしかないように感じます。
最期まで生き抜くために、自分自身の力を信じて自分を試し続けてください。
自分が変わりさえするなら、この世は変わります。
わたしはあなたの生きる力を信じています。
今度こそ、あなたのわたしに対する感謝と謝罪の言葉が本当の想いであることを願います。
しばらく、なかったのですけど、良かったです。
ほんとうにすみませんでした。ほんとにすみませんでした。ごめんなさい。