ミナサンは神を信じてますか?
私?私はバカボン様を信じてます。
空手バーカボ~ン 空手バーカボ~ン♪
『バカボンのススメ』より
「空手バカボン?何ですかそりは?」ですって?
空手バカボンとは、現筋肉少女帯のおおつきモヨ子と、ハヤブサのユウが高校生の時に先輩であった有頂天のケラ氏にそそのかされて、いい加減に組んだ前代未聞の奇想天外テクノユニット。
テクノといってもユウが自前のエレクトーンでオケ作って、その上におおつきとケラが素っ頓狂な雄叫びを上げたり、怪鳥音を発したり、バカバカしいコントを繰り広げるという人をおちょくったような内容。曲は殆どが筋肉少女隊(ドテチンズ)からの使い回しだそうだ。
アルバムはソノシート含めケラ自らが創設したナゴムレコードから3枚リリースされている。
私が空手バカボンの音源に触れたのは高校生の時。中学時代の秀才肌の同級生だったハードロック仲間のまっつんの家に久々に遊びにいった時、私が彼に「筋少は最高だ!!」と熱く語っていたら、彼はおもむろに一本の60分テープを貸してくれたのだ。
それこそが空手バカボンの音源で、A面には『バカボンのススメ』、B面には『孤島の檻』が収録されてあった。
これを最初聴いた時は、スゴいモノを聴いてしまった気がいたしました。
とにかく衝撃だった。このヘロヘロのテクノ音やイカれた歌はともかく、曲の始めや合間にいちいち挿入されてるこの計算しつくされたコントが大いにツボにハマった。
イントロダクションの『伊集院明美先生の宗教の時間』。
『ホルモン教宣教師リッチー・ブラックモアとバカボン教信者富田林との宗教論争』。
『超能力者ユリ・トオル・ゲラーによるスプーン曲げ(マ~ガ~レ~)』。
『おばあちゃん殺しと間違われ罵られる通行人』。
その続編、『りゅうべんと間違われ絡まれる通行人』などなど。
ケラはもともと演劇部に所属しており、有頂天ライヴでもよくコントをしていた筋金入りのコント狂。
大槻の演技も鬼気迫るものがあり、この時既にそっちの世界でも十分通用する力量を感じさせていた。
肝心の楽曲の方だが、“あの素晴らしい愛をもう一度”をまんまカヴァーしたり、なんの脈絡もなく“WE ARE THE WORLD”を熱唱したり、“二人と五人”のグチャグチャな乱奏部分は聴いてて気が違いそうになる!
と、もうひっちゃかめっちゃか!とても最期まで聴いていられるような内容ではない。
ただ“バカが戦車でやってくる”の冒頭のハードコアバンド(歌:ツネヲ、演奏:筋少)サウンドや、ユウのトチ狂ったようなエレキギターサウンドなどのチープさはとてもいい感じ。あと“私はみわちゃん”はテクノ史上の名曲である。
しかしまっつんがこの音源を持っていたこと自体が驚きであった。どっから手に入れたんだ??さすが後に京大に受かっただけのことはある(関係ないか・・・)。
結局彼とはそれ以来疎遠になり、このテープは借りパクしてしまう結果となった。しかし当時としては本当に貴重な音源であった。
後に空手バカボンの音源はまとめて『空手バカボン ベスト』としてCD化されたのだが、私はこれを聴いた時かなりショックだったのを覚えている。
なんと!あい間あい間のコント部分が全てハショられていたのだ!!
この編集は私にとって本当に信じられないことであった。「コントを省くなんて、お前の脳髄はおはぎのようだよー!!」と嘆いたものである。
で、最近内田雄一郎氏によって新たにリマスターされた『ナゴムコレクション 空手バカボン』が幻のコント付きで2年前にリリースされてたことを知るや即購入に踏み切った。
2枚組みとなっており、ボーナストラックとして「秘蔵ライヴ音源」までもが収録されてある。歌詞カードには当時のライヴ写真、ケラのコメント、3枚のアルバムジャケのイラスト、「内田雄一郎氏による当時のことを振り返るインタビュー形式の解説」が盛り込まれている超豪華ブックレット仕様となっている。
これが定価4200円って、高いんだか安いんだか・・・
最期にバカボン教教祖、伊集院アケミ先生のお言葉を以下に抜粋しておきましょう。
「バカボン様は いつでもあなたの心の中に住んでおられます」
今日の1曲:『福耳の子供』/ 空手バカボン
私?私はバカボン様を信じてます。
空手バーカボ~ン 空手バーカボ~ン♪
『バカボンのススメ』より
「空手バカボン?何ですかそりは?」ですって?
空手バカボンとは、現筋肉少女帯のおおつきモヨ子と、ハヤブサのユウが高校生の時に先輩であった有頂天のケラ氏にそそのかされて、いい加減に組んだ前代未聞の奇想天外テクノユニット。
テクノといってもユウが自前のエレクトーンでオケ作って、その上におおつきとケラが素っ頓狂な雄叫びを上げたり、怪鳥音を発したり、バカバカしいコントを繰り広げるという人をおちょくったような内容。曲は殆どが筋肉少女隊(ドテチンズ)からの使い回しだそうだ。
アルバムはソノシート含めケラ自らが創設したナゴムレコードから3枚リリースされている。
私が空手バカボンの音源に触れたのは高校生の時。中学時代の秀才肌の同級生だったハードロック仲間のまっつんの家に久々に遊びにいった時、私が彼に「筋少は最高だ!!」と熱く語っていたら、彼はおもむろに一本の60分テープを貸してくれたのだ。
それこそが空手バカボンの音源で、A面には『バカボンのススメ』、B面には『孤島の檻』が収録されてあった。
これを最初聴いた時は、スゴいモノを聴いてしまった気がいたしました。
とにかく衝撃だった。このヘロヘロのテクノ音やイカれた歌はともかく、曲の始めや合間にいちいち挿入されてるこの計算しつくされたコントが大いにツボにハマった。
イントロダクションの『伊集院明美先生の宗教の時間』。
『ホルモン教宣教師リッチー・ブラックモアとバカボン教信者富田林との宗教論争』。
『超能力者ユリ・トオル・ゲラーによるスプーン曲げ(マ~ガ~レ~)』。
『おばあちゃん殺しと間違われ罵られる通行人』。
その続編、『りゅうべんと間違われ絡まれる通行人』などなど。
ケラはもともと演劇部に所属しており、有頂天ライヴでもよくコントをしていた筋金入りのコント狂。
大槻の演技も鬼気迫るものがあり、この時既にそっちの世界でも十分通用する力量を感じさせていた。
肝心の楽曲の方だが、“あの素晴らしい愛をもう一度”をまんまカヴァーしたり、なんの脈絡もなく“WE ARE THE WORLD”を熱唱したり、“二人と五人”のグチャグチャな乱奏部分は聴いてて気が違いそうになる!
と、もうひっちゃかめっちゃか!とても最期まで聴いていられるような内容ではない。
ただ“バカが戦車でやってくる”の冒頭のハードコアバンド(歌:ツネヲ、演奏:筋少)サウンドや、ユウのトチ狂ったようなエレキギターサウンドなどのチープさはとてもいい感じ。あと“私はみわちゃん”はテクノ史上の名曲である。
しかしまっつんがこの音源を持っていたこと自体が驚きであった。どっから手に入れたんだ??さすが後に京大に受かっただけのことはある(関係ないか・・・)。
結局彼とはそれ以来疎遠になり、このテープは借りパクしてしまう結果となった。しかし当時としては本当に貴重な音源であった。
後に空手バカボンの音源はまとめて『空手バカボン ベスト』としてCD化されたのだが、私はこれを聴いた時かなりショックだったのを覚えている。
なんと!あい間あい間のコント部分が全てハショられていたのだ!!
この編集は私にとって本当に信じられないことであった。「コントを省くなんて、お前の脳髄はおはぎのようだよー!!」と嘆いたものである。
で、最近内田雄一郎氏によって新たにリマスターされた『ナゴムコレクション 空手バカボン』が幻のコント付きで2年前にリリースされてたことを知るや即購入に踏み切った。
2枚組みとなっており、ボーナストラックとして「秘蔵ライヴ音源」までもが収録されてある。歌詞カードには当時のライヴ写真、ケラのコメント、3枚のアルバムジャケのイラスト、「内田雄一郎氏による当時のことを振り返るインタビュー形式の解説」が盛り込まれている超豪華ブックレット仕様となっている。
これが定価4200円って、高いんだか安いんだか・・・
最期にバカボン教教祖、伊集院アケミ先生のお言葉を以下に抜粋しておきましょう。
「バカボン様は いつでもあなたの心の中に住んでおられます」
今日の1曲:『福耳の子供』/ 空手バカボン
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