季節感無視で、LAメタル、スラッシュメタル、パワーメタル、NWOBHM、プログレッシヴメタル、デスメタル、ジャパニーズメタル、ドゥームメタル、トラッドメタル、森メタル、沢メタルと、ジャンルに関係なく幅広くなんでも聴く無節操な私でも、夏になるとなんとなくレゲエミュージックを意識して車なんかでガンガン流してたりします。
レゲエといっても、このジャンルには2種類のタイプがあるようで、ひとつはダンスホール・レゲエ、そしてもうひとつはルーツ・レゲエというもので、両者はほぼ敵対関係にあるといっていいほど好みがハッキリ分かれ、私はどちらかというと後者の方が好みらしい。
ダンスホール・レゲエの方は体質的に合わんというか、以前それ系好きのツレに誘われDJイベントに行ったことがあるが、とにかくそのDJのイチビり具合が尋常じゃなかった。曲の途中でどうでもええMCつっこむところが私にはもう許せなかった。
客は女はエロいカッコして、男は音楽を楽しむというより女のケツばっか追いかけてる感じ。まぁ私も音楽に全く共感できんかったんで女ばっか見てたけど。
日本のダンスホール・レゲエになると、がなり声で「世界で一番オマエが最高や!」などと聞きたくもない押しけがましいプロポーズなリリックを聞かされ鬱陶しいことこの上ないっつーのがある。
でも何が一番許せないかというと、ライヴで客が一斉にタオルを振り回すこと。最近しょーもないJポップバンドもこの風習に感化されてきて非常に残念な気分にさせられる。
ルーツ・レゲエは世界でもっともよく知られるクラシックタイプのもので、その元祖といえばやっぱりボブ・マーリィになる。リリックはラブ&ピースというよりも政治的なシリアス面に触れられてることが多い。
テンポはバカ騒ぎ感はなく比較的ゆったり目で、深みがあり、気持ちよさに重点を置き、ノリも体をダラダラ揺らす感じ。
そのルーツ・レゲエをさらに気持ちよくさせようと、エンジニア方面に工夫を凝らして発展させたのがダブ・ミュージックで、私はこの辺にひっかかってレゲエにも耳を傾けるようになった。
スコーンスコーンスコーン・・・・と、どこいくねーん!みたいな残響音により、聴く者を無気力な気だるさ感に溺れさすのがダブ・ミュージックの持つ魅力だが、私を一時期この音世界に引きずり込ませた張本人達が、日本のDRY & HEAVY(通称ドラヘビ)というグループ。
一瞬あのメタルファン御用達(でもないか)ビデオマガジン『HARD & HEAVY』を彷彿とさせるバンド名だが、ドライな音を鳴らすドラマーの七尾茂大と、やっぱダブ最大の特徴であるぶっ太い重低音を奏でるベーシスト秋本武士の2人のシンボリックネームからの由来だそうだ。
井上青とリクル・マイの男女2人のヴォーカリストを擁しており、井上はジャマイカ人になりきったような本格派ルーツ・レゲエ・ヴォーカリストという感じなのに対し、リクル・マイはエキゾチックなまったり感のあるキュートな歌声の持ち主なのだが、同じ曲で2人がデュエットすることはなく、ライヴでもバトンタッチ方式というなんともユニークな形態を持ったバンドだ。
そして仕上げはエゴ・ラッピン、リトル・テンポなどでも腕を振るうエンジニア担当の内田直之のサイケデリックなダブミックスが聴き手を草でも吸ってラリってるような感覚に溺れさすのである。
ドラヘビ聴いてると、明日から仕事行くのもイオンにタダ水くみにいくのもイヤんなりますよ。
今気付いたけど、ドラヘビのTシャツ着ながらこの記事書いてた。
ちなみにバンドは2008年、惜しまれつつも解散してしまった。
今日の1曲:『Dawn Is Breaking』/ DRY & HEAVY
レゲエといっても、このジャンルには2種類のタイプがあるようで、ひとつはダンスホール・レゲエ、そしてもうひとつはルーツ・レゲエというもので、両者はほぼ敵対関係にあるといっていいほど好みがハッキリ分かれ、私はどちらかというと後者の方が好みらしい。
ダンスホール・レゲエの方は体質的に合わんというか、以前それ系好きのツレに誘われDJイベントに行ったことがあるが、とにかくそのDJのイチビり具合が尋常じゃなかった。曲の途中でどうでもええMCつっこむところが私にはもう許せなかった。
客は女はエロいカッコして、男は音楽を楽しむというより女のケツばっか追いかけてる感じ。まぁ私も音楽に全く共感できんかったんで女ばっか見てたけど。
日本のダンスホール・レゲエになると、がなり声で「世界で一番オマエが最高や!」などと聞きたくもない押しけがましいプロポーズなリリックを聞かされ鬱陶しいことこの上ないっつーのがある。
でも何が一番許せないかというと、ライヴで客が一斉にタオルを振り回すこと。最近しょーもないJポップバンドもこの風習に感化されてきて非常に残念な気分にさせられる。
ルーツ・レゲエは世界でもっともよく知られるクラシックタイプのもので、その元祖といえばやっぱりボブ・マーリィになる。リリックはラブ&ピースというよりも政治的なシリアス面に触れられてることが多い。
テンポはバカ騒ぎ感はなく比較的ゆったり目で、深みがあり、気持ちよさに重点を置き、ノリも体をダラダラ揺らす感じ。
そのルーツ・レゲエをさらに気持ちよくさせようと、エンジニア方面に工夫を凝らして発展させたのがダブ・ミュージックで、私はこの辺にひっかかってレゲエにも耳を傾けるようになった。
スコーンスコーンスコーン・・・・と、どこいくねーん!みたいな残響音により、聴く者を無気力な気だるさ感に溺れさすのがダブ・ミュージックの持つ魅力だが、私を一時期この音世界に引きずり込ませた張本人達が、日本のDRY & HEAVY(通称ドラヘビ)というグループ。
一瞬あのメタルファン御用達(でもないか)ビデオマガジン『HARD & HEAVY』を彷彿とさせるバンド名だが、ドライな音を鳴らすドラマーの七尾茂大と、やっぱダブ最大の特徴であるぶっ太い重低音を奏でるベーシスト秋本武士の2人のシンボリックネームからの由来だそうだ。
井上青とリクル・マイの男女2人のヴォーカリストを擁しており、井上はジャマイカ人になりきったような本格派ルーツ・レゲエ・ヴォーカリストという感じなのに対し、リクル・マイはエキゾチックなまったり感のあるキュートな歌声の持ち主なのだが、同じ曲で2人がデュエットすることはなく、ライヴでもバトンタッチ方式というなんともユニークな形態を持ったバンドだ。
そして仕上げはエゴ・ラッピン、リトル・テンポなどでも腕を振るうエンジニア担当の内田直之のサイケデリックなダブミックスが聴き手を草でも吸ってラリってるような感覚に溺れさすのである。
ドラヘビ聴いてると、明日から仕事行くのもイオンにタダ水くみにいくのもイヤんなりますよ。
今気付いたけど、ドラヘビのTシャツ着ながらこの記事書いてた。
ちなみにバンドは2008年、惜しまれつつも解散してしまった。
今日の1曲:『Dawn Is Breaking』/ DRY & HEAVY
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