2005年 ７月クリアゲーム

11日
『DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー２』
俺的総合評価：７３点
『DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー』の続編ですが、続編というよりもシナリオブッタ斬っただけです。どう考えても二枚一組で出すべきですね。少しでも開発費用を回収したいのは判りますが、作品のレベルが低下してしまっては次の作品の購入者が減るだけではないのだろうか。正直、この２作品やっただけ人間は、アトラスの次回作を買うとは思い難い。
ですが、良くなった点も当然あります。グラフィックとかキャラの動きとか。
ムービーシーンは今回もカッチョイイです。綺麗とかだけでなくシナリオの部分でも。
ヘキサドライブは微妙ですね。一長一短があります。前よりもフレキシブルにいける感じです。それは良いのですが、補助系や状態変化系を取りに行くと、別に取りたくもない属性の攻撃魔法を取らざるを得ない。正直、美しくないと思いませんか？　中途半端にマハブフとかブフーラがぽつんと修得スキルに入ってたら。効率よく取るなら誰が取るのかほぼ決まってくるんですよね。
個人的な好き嫌いですが、途中で仲間がポコポコ抜けたり入ったりするのが嫌いです。これに関して言えば、回復役を担当してるアルジラが物語り中盤でフェイドアウト。これのせいで他のキャラの成長が大きく阻害されました。おまけに主人公までプレイヤーの意志とは関係なく一時退場。自由にスキルを選択するようになってるシステムでコレやられてしまうと、バランスを取っていたのが次々崩されて無駄が多く発生する。回復系のキャラが抜けて、新たに回復系が入るようなシナリオ重視のゲームなら良いんですけどねぇ。
基本的な戦闘システムなどはほぼ前回と同じで、良くもあれ以上に悪くもなってません。ただ、今度はカジャ・ンダ系の出番が増えました。もう属性弱点をうち消すのは当たり前で、そのうえで万能系攻撃・状態異常攻撃を混ぜてくる。とりあえず、ダメージ減らしておかないと、マインドチャージで攻撃力上げての万能攻撃は致命的。そこに状態異常も加わると、回復するだけで終わってしまう。まあ、それもスキルをほぼ最上級まで取ってしまえば、全然関係なくなるのは前作同様駄目なところです。
実際、60レベルでメディアラハンで毎回回復、カジャ・ンダで補助、最大単体攻撃魔法とハイブースターで行ったところ、最終形態で４回行動で、全体攻撃で少し削られ、最強の攻撃魔法＋マインドチャージで瞬殺。防ぎようがねぇ。
で、10時間のレベル・スキルアップの末に戦いに挑むと、まったく危なげなく勝利。スキルも取るもん取っていくと非常に楽になりました。
エンディングは分かったような分からないような・・・。主人公は何か悟ったようですが、よく分かりません。私はその境涯に達していないようです。