あ、そうだ、一つ忘れてた。みんなに、私の校章のこと話しておかないと。
夢ちゃんにおこられちゃう。え?別に話さなくてもいいって?そんなこと言わないで
聞いて~。私の校章はね、見てそのまんま、戸久野の「久」と六小の「6」を
組み合わせたものなの。え?単純すぎるって?まっ、シンプルって言ってほしいわ。
ほんとは、その単純なデザインのなかに、ちゃんと深い意味があるのよ。でも、
それを言うと長くなるから、ここでは話さないけど。ま、形のことはこれぐらいにして
おいて、これからが本題、夢ちゃんの頃の校章話。今の子どもたちは、胸に私の
校章着けてないのよねえ。そのかわり、校章のついた帽子かぶって登下校して
いるけど。私の気持ちとしては、帽子より胸につけていてほしいんだけど。まっ、
しかたないか。これも時代の流れよねえ。それはそれとして、夢ちゃんがいた頃、
私の校章は、小さな四角いフェルト生地につけて、左胸のあたりにつけていました。
そして、それを一目見ただけで学年がわかるように、フェルトの色は学年によって
違っていました。今から、その色を言いま~す。
一年 赤 ・ ニ年 橙 ・ 三年 黄 ・ 四年 緑 ・ 五年 青 ・六年 エンジです。
いかがですか?これなら、フェルトの色を見ただけで何年かわかるでしょ。ウフッ!
夢ちゃんが絵を描いてくれたけど、何これ、へたくそ!
皆様、絵がへたですみません。これでも、本人は一所懸命描いていますから、
どうか許してあげて下さいませ。