チュラ大には主要な学部ごとに学生食堂(フードコート)があり、覇を競っている。校内マップをチェックすると、その数実に15カ所。これに加えて、AmazonやInthaninなどのカフェが入っているし、曜日によっては屋台も並ぶ賑わいを見せる。
タイ語集中講座をサポートしてくれる学生さんに聞くと、アイスクリームならエンジニアリング学部、ポリティカルサイエンス学部には日本のカツカレーを出す店があるなどと、詳しく教えてくれる。きっと仲間内での情報交換に余念がないのだろう。そして、惣菜+ご飯(カオゲーン、通称ぶっかけ飯)ならば、我らが文学部なのだそうだ。
文学部の学生食堂は500人余りを収容できるほど大きいが、誰でも利用可能なので、お昼どきともなると、学生、職員、業者、外来者等で満員。12時〜12時半を外せば、隣の席に荷物を置いてゆっくり食事をすることが可能になる。
ここには9つの店舗が入っていて、カオゲーン、カオマンガイ、イスラム系料理、麺類、スイーツ、サンドイッチ・パンなど、個性的な棲み分けがなされている。お客は好きな店の前に並んで料理を注文し、順に受け取って代金を支払う。しばらく眺めていると、どの店が人気なのか見えてくるから面白い。支払いは現金でもいいが、学生達はスマホ片手にQRコードで支払うことが多いようだ。
私は、登校した日の朝とお昼の2食をお世話になっている。タイ語が上手く通じなくても、料理やメニューを指差しすれば、注文は問題ない。流石に味は街中の専門店には負けるが、かと言って不味い訳ではない。特筆すべきはお値段であり、1食が33〜45バーツ(137〜188円)と、財布に優しいことである。ここで節約した分が、晩酌のビールに化けている訳だ。
この学生食堂は、朝の6時から夕方の6時まで営業しているので、もしかすると3食全てをここで賄っている猛者がいるかも知れない。さて、今日のランチは何にしよう?
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