はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

Ryzen with Vega搭載の超小型PC UDOO BOLT その性能を大雑把に検証!

2019-09-28 19:15:47 | 低消費電力APU

みなさんこんにちは、はぴです。

Ryzen Embedded V1605Bを搭載したNANO-ITXサイズの極小マザーを弄っています。
前回は起動確認を行っておりました。

USB起動によりWindows 10をインストールしましたが特に問題もなくインストール出来ました。

Windowsをインストールした直後のデバイスマネージャーです。
Vegaグラフィックスが認識しない他、認識しないデバイスがちらほらあります。




AMDのサイトよりRyzen Embedded V1000プロセッサ用のCatalystドライバを適用します。
グラフィックスが「Vega 8 Graphics」と認識されます。




CPU-Z
Raven RidgeベースのAPUであることがわかります。
Ryzen 5 2400G/2200Gの系統に属する低消費電力版のAPUです。

Athlon 200GEシリーズよりも贅沢な仕様なところがカッコいいところ。





メモリクロックはDDR4 2400の対応ですが起動中はこまめに変動している様子です。









CPU-Zのベンチマークでは良好な成績





UDOO BOLT Ryzen Embedded V1605B(Zenコア 25W) メモリDDR4-2400(Dual)

CINEBENCH R15 SCORE
OpenGL               47.08fps
CPU(Multi Core)  487cb
CPU(Single)         134cb





UDOO BOLT Ryzen Embedded V1605B(Zenコア 25W) 
メモリDDR4-2400
(Dual)

ファイナルファンタジーXIV漆黒の反逆者 標準品質(デスクトップPC) 1280x720
SCORE  5582(とても快適)




UDOO BOLT Ryzen Embedded V1605B(Zenコア 25W) メモリDDR4-2400(Dual)
ファイナルファンタジーXV 標準品質 1280x720
SCORE      1613(動作困難)




TDPが25Wと低い割にはCINEBENCH R15の結果は群を抜いています。
4コア8スレッドのCPU性能はしっかりと引き出しています。





FF XIVの結果も良好な値です。
1280x720の解像度ではAthlon 200GEに匹敵するGPU性能となります。

ちなみに、フルHD1920x1080の解像度になると快適プレイは厳しくなります。




FF XVでは、残念ながら「動作困難」><
このクラスのAPUでは、プレイ出来ません。




最後に消費電力のおおよその値です。

UDOO BOLT Ryzen Embedded V1605B(Zenコア 25W) メモリDDR4-2400(Dual)
消費電力 Windowsアイドル時 22.9W
CINEBENCH R15実行時 37.3W
FF XV実行時 38.3W
FF XIV実行時 38.8W

消費電力については最大でも40Wを超えない程度となりました。
INTEL製品はおおむね30W近辺の値ではありますが、性能差を考えるとUDOO BOLTに搭載されているRyzen Embedded V1605Bはとても魅力的なAPUです。

AMD製品と比較しても消費電力は大きく低減されていて性能比が改善されています。

AMD低消費電力系のKabiniコアやCarrizoコアよりもワットパフォーマンスは良好になっています。





Ryzen Embedded V1000シリーズの中で、消費電力とAPUコア性能を考えるとV1605Bがバランスが良いように思えます。
4コア8スレッドでTDP 12W~25WなのでオンボードなMINI-ITXマザーが登場すれば大人気になりそうなんですが、どうでしょうか?

AMDも低消費電力系のラインナップを拡充するとのことですし今後が楽しみです。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。