二日続けてX-MENネタ。INHUMANS vs X-MEN (“I v X”)と話が繋がっているExtraordinary X-MEN (“ExX”) 18号と19号をレビュー。筋書をJeff Lemire、16号の画をVictor Ibanez、19号の画をEric Kodaがそれぞれ担当。
添付画像は、18号の表紙で、前回は選から漏れたDavid Yardinが描いたFORGE。デザインが良いな。流石Yardin。19号のYardinの表紙も非常に良い。彼のデザイン力はどんどん上がっている。
粗筋さらっと舐める。ミュータントの命にかかわる毒の霧を破壊すべくFORGEが開発した機械を設置するまでの短い時間の話。時間的には、I v X 3号の前になる。ExX 19号では、時間軸としては、I v X 5号が終わった後のぐらい。X-MENとInhuman族の最終決戦の最中に、Illyanaの剣の中にいるSapnaの魂に呼ばれ剣の中に入り、Sapnaの魂を解放する。
いつものように、気に入ったシーンや台詞等を紹介。複雑な機械を作ることができるミュータント能力を持つFORGE。彼の台詞がカッチョ良い。”I am a midwife of the impossible.”不可能を生み出す助産婦。これ会社で使おう。何時使えるんだ?
X-HAVENを救うため、IllyanaはSapnaの命を奪ってしまった。しかし、Illyanaの持つ剣がSapnaの声で話しかける16号のラストシーンは好きだな。希望も何もない最近のX-MENの話では久し振りに明るい。
前回は、Illyanaが良かったのだが、Ibanezが描いたSTORMが良いな。彼女の心の不安が上手に表現できている。
一方のKoda。うーん。三白眼が多すぎる。(三白眼は悪人の眼だ。オイラの美意識が許さない。)眼の描き方は重要だな。
未来から来たWOLVERINEとFORGEの会話も中々面白かった。WOLVERINEの語った別の未来でのFORGEの悪人に対してとった行動も良い。WOLOVERINEが語ったように、未来のFORGEは確かに行動から察するに、”mad scientist”だ。そして、その行動をFORGEは肯定しないのも彼らしい。
ExX 19号の台詞では、最後のIllyanaのものが勇ましくて、好きだな。Sapnaの幽霊が次は何をするのと問いかけたのに答えて言った台詞。”We fight for what’s important and we keep fighting no matter what.” 最近は口数が少なくなったアメコミとは言え、こういうくさい台詞が堂々と使われるのも、アメコミの醍醐味だよね。
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