Sinister Six篇の最終2話、1990年のAmazing SPIDER-MAN (ASM) 338号、339号をレビュー。
筋書きをDavid Michelinie、画をEric Larsen、338号のインクをMike Machlan、339号のインクをRandy Emberlin、John Romita Sr.他。どのページがRomitaかわからん。添付画像は338号のものを使用。Larsenの画にAl Gordonがインクを入れている。Sinister SixとSPIDER-MANはなかなかの迫力。因みに338号の1ページ目の構図も結構好き。真ん中にロケットをはさんで、Sinister SixとSPIDER-MANが対峙する図。
まずは粗筋。Doctor Octopus の狙いは科学目的のロケットに毒を乗せ地球全体にばら撒くこと。それを阻もうとするSPIDER-MAN。
気に入ったシーンや台詞等を順不同で紹介。今回のちょい役は、FANTASTIC FOURのReedとTHOR。ReedはMJの背景のテレビに映っているだけ。THORはもう少し活躍していた。
ASM 338号のSPIDER-MANの台詞。”I only had to face them one-on-one.” ASM Annual 1号でSinister Sixと戦ったSPIDER-MANの回想。読んでいないのだが、当時のSPIDER-MANが彼等と戦い勝てたのは1対1で戦ったから。読もうと思えばすぐにでも読めるけど、何となく紙で読みたいんだよね。因みにHobgoblinはその当時は存在していなくて、Craven the Hunterが昔はSinister Sixの一員だった。
それから、毒薬を調合しているDoc Ockの陰でちゃっかり毒をくすねているHobgoblinが楽しい。そしてそれがASM 338号の最終ページのCliff Hungerで使われているのが憎い演出。
その前から伏線はあるので先は読めたが、Sandmanの裏切りも見逃せない。
ASM 339号はどうも肩透かしだった。Doc Ockの蒔いた物質は毒じゃなかったはずだけど、結果有毒でDoc Ockの持つ解毒剤が必要みたいな中途半端な展開。
Doc Ockの長い脚との戦闘シーンは誰が描いても映えるのだが、Larsenの描くそれも結構良いな。どの足がどこにあるかさっぱりわからんが逆にそれが活きている。
物語の半分はPeterの妻Mary Janeを独り占めにしたい変態野郎Johnathan CaesarとMJの一騎打ちと思いきや伏兵が現れて一気に物語が終焉する。MJはこの頃から問題点に立ち向かう戦士だった。面白いのは結局買った拳銃は使わず、MJはメイスとハンドバッグで犯人を唐キところかな。
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