アメコミとラーメン

CAPTAIN AMERICA 11


1年半振りのCAPTAIN AMERICA (以下“CAP”)。日曜に映画CAPTAIN AMERICA First Avenger(”FA”)を観たのでその感想を書こう。

まずは、今回生まれて初めての3D映画。正確に言えば、子供の頃、イナズマンの3D映画を観たことがある。赤と緑の眼鏡で観るやつね。それから黒の眼鏡だと、東京ディズニーランドとかディズニーシ―とかで、3Dを観ているので、わくわく感はそれほどじゃなかった。だけど、2時間強の映画上映中、ずーっと3D眼鏡かけっぱなしってのは新鮮だったけどね。主人公Steve RogersがCAPになってからのアクションは、3Dを前提に作られているようなので、立体感が強調される構図が多用されていてよかったな。大きな建物の中、や飛行機の中等のシーンね。

アクションと言えば、この映画には、007シリーズのようなアクションシーン満載だった。X-MEN First Classでの007シリーズへのHomageは明らかだったが、このFAでもそれを感じるな。車、飛行機、秘密兵器、列車を使ったアクションシーンは、007シリーズの専売特許じゃないけどね。

最後の出演者紹介のところで、CAPになる前のSteve Rogersと、なった後のSteveが違う役者じゃなかった。CGを使っていたのは、実はCAPになる前かな。なった後の肉体はトレーニングとプロテインで何とでもなるだろうから。

主役のChris Evansは、そこそこおいらのイメージするSteveを演じていたと思う。悪くない。FANTASTIC FOURのJohnnyを演じた時とは雰囲気が全然違う。そして、自己犠牲の精神や、タフガイとは異なる軍人としては極めて繊細な人間を上手く演じている。繊細な軍人という演出は、監督Joe Johnstonのアイディアかな。面白かったのは、Steveが軍隊の試験に落ちるシーン。願書に4Fと書かれる。本当にアメリカ軍の不合格者に4Fと判が押されるかわからないけど、FANTASTIC FOURとかけているかのようで、面白かったな。それから、Steveの画の得意なところは、原作に忠実な設定で良いね。見世物にされている自分の姿を滑稽に描くシーンのは好きだな。

劇中Steveの入隊訓練で旗を最初に取った人が勝ちというゲームがあったのだが、旗を取るということと、物語の後半、敵であるHydraの基地を潰すこととをダブらせている。Steveの知的な側面も見ることができ、好きなシーン。

任務遂行中の相方Buckyの死は、あっけなかった。こんなもんなのかな。BuckyがSteveがCAPになる前から親友という設定はしょうがないかな。許せる範囲。

Peggy Carter役のHayley Atwellはそんなに趣味じゃないな。当時の化粧の仕方をそのまま、再現しているのだが、それがまた、どぎつくて退いてしまう。現代的な化粧をすれば、もっと綺麗だろうに。

最後にあまり、好きでない設定。CAP達が第二次大戦中戦う相手がHydraだってこと。別にナチスドイツで良いじゃない。ナチスとHydraは敵対関係にあるかのような設定は、話が複雑すぎるよ。このFAの話の続きで、来年公開AVENGERSにも敵として登場するから、その伏線という意味でこのような設定にしたのかな。

最後にお客さんが、少な過ぎ。日曜の朝一なので、多少空いているとは思ったけど、全然いないじゃん。ま、普通は、バディムービーとして、男友達と観る映画かもしれないけど、この映画、十分デートムービーとして通用するよ。もっとカップルで来ても良いんじゃない。
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