今月も、ご用達Mail Order Comicsから到着して、最初に読むのはThe Superior SPIDER-MAN(”SSM”)。今回は9号、10号についてレビュー。筋書きを表題のDan Slott、画をRyan Stegmanが担当。添付画像は、9号のもの。Dr. Octopus(“Doc Ock”)がSPIDER-MAN を支配している様、弱いながらもPeter Parkerが頑張っている様が伺われるデザインが素敵。
9号は、先月の7号から続いているArc(複数冊で完結する話)、Troubled Mindの最終話。Dr. Octopus(“Doc Ock”)とPeter Parkerの幽霊との対決が中心。そして10号では、ようやく悪の親玉Green Goblinの登場。
いつものように、お気に入りのシーン。Peterの記憶にある生きている人、亡くなった人が、Peterと一緒にDoc Ockと戦ってくれるところは好きかな。その一方、Doc Ockが優勢となりBen伯父さんの記憶が消されていくところは、ものすごく悲しい。表題の通り筋書き担当のSlottは本気なのかと疑う。
脳内で行われたPeterとDock Ockとの対決のシーンで、生身のPeterの仮面の下がSPIDER-MANというのは、当然そうあるべきだが、面白い表現方法だ。
iPhoneのアプリ、Marvel ARを作動させるとSlottが、自分や他のスタッフの考えた構想を喋りまくり。ちょっとこれにはうんざりなのだが、はっきりしたのは、この幽霊PeterはDoc Ockが、わざと残したPeter Parkerの記憶そのものだということ。
そして10号。導入部分なので、ちょっと全体的に話の展開に力強さは感じないがらも、気に入ったところ。まずは、Green Goblinの知恵が、Doc Ockのそれを上回るところかな。そして、いつものGoblinらしく、周到な計画がたてられているところ。新しいコスチューム(変な帽子)はちょっとどうかと思うけどね。
渡辺警部の再登場は見逃せない。あれ、この人Vigilanteじゃなかったっけ?いずれにせよ、Carlie Cooperとともに、悪のSPIDER-MANを懲らしめてほしいね。
それから、Peter Parkerの悪人に対する姿勢が、いつも待ちの姿勢だということをDoc Ockが批判しているところも好きだな。確かに悪人に先に行動を起こされてからでは、反撃にも相当の労力が必要だもんね。
最後に現在の状況から考えられるPeter の復活の可能性書きたい。確かに9号でPeterの幽霊は全消去されたかのように見せていて、読者をそう信じ込ませている。一方で、Doc Ockの創り上げた蛸型ロボット、Octobotに重大な欠陥があるということを、SSM 10号でGreen Goblinが説明している。もし、それが本当なら、Octobotを使って、PeterとDr. Octopusの精神が入れ替わったことも、ロボットの欠陥が理由で、逆転するんじゃないかな。例えばPeterの精神はロボットの中にあるとか。
もう一つは、Peter Parkerの幽霊が、Peterの記憶であるというSlottの解説そのものが、大きなペテンであるという可能性。本当は幽霊が別に存在するんじゃないかな。そうだとしたら、摧jりのDR. STRANGEの登場しか、元に戻すことはできないかな。それから、いつも役立たずのMadam Webが最後は役に立つとか。
いずれにせよ、先月このブログで紹介したように、SlottがDoc Ockに、”SPIDER-MAN always wins the rematch.” と語らせている。彼は、絶対袖の中になにか仕鰍ッを隠している。
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