前回はX-MEN Legendsをレビューしたが、今回は現行のX-MENをレビュー。X-MEN 20号、21号をレビュー。
筋書をJonathan Hickman、20号の画をFrancesco Mobili、21号の画をNick Dragotta、Russell Dauterman、Lucas Werneck、Sara Pitchelli がそれぞれ担当。添付画像は20号のVariant Cover。Del Mundoの描いたMystiqueをネットで知って、どうしても欲しくなって追加で注文してしまった。デザインが楽しいし、良く出来ている。ふと思ったのは、コロナ後の世界で自宅勤務が状態化して、コピ°@はなくなるのではないだろうか。実は20号の表紙はPredatorのvariantを注文したのだが発売中止となってしまった。代替の普通の表紙はNimrodでそれも無茶苦茶カッチョ良い。しかし、Del Mundoの作品には全然及ばない。
まずは粗筋から。Mystiqueは宇宙にあるミュータントを憎む組織Orchisの基地に潜入した。目的はNimrodの誕生を妨げるため。21号はHellfire Gala。(何だか突然ミュータント島Krakoaで人類の代表者も招いてパーティー。)
次に気にいった台詞、シーン等。まずFORGEがMystiqueに語ったこれまで作った最悪の武器。”It was a gun that turned us into them.” X-MENの過去の話を忘れちゃっているのでこんな話があったか覚えていない。ミュータントを人間に替える銃。そんなのあったか?
科学者Alia Gregorが亡くなった夫Erasmusの人格を埋め込んだNimrod。Orchisの基地とAliaを救ったのと引き換えにその人格が失われてしまったラストは皮肉だ。それにしてもNimrodの機能は凄いなバルタン星人みたいに分身を勝手に作ることができる。ロボット忍者だ。
20号の最後の女性は誰だ?Moiraってことなんだろうな。忘れてた。
もう一つHickmanが担当してからのX-MENにはどうしても馴染めないのだが、その中でも嫌いなものベスト3に入るやつ。Professor Xが非常に意地悪だ。Mystiqueの妻(そんな設定だったけ?)Destinyを蘇らせのを拒んでいること。Mystiqueを散々こき使ってね。
続いて21号。出だしの数ページの画を描いてるやつ下手くそ。X-MENと言えば一昔前はMarvelでも最高のアーティストが担当していたはずなのに。(多分)DautermanとPitchelliの画は安定していて、そこだけは納得。X-MEN品質が保証されている。
ただし、NamorとProfessor X、Magnetoとの会話は楽しめた。Namorに対し、ミュータントの評議会に加わるよう勧誘された彼。しかし、NamorはそんなチャチなャWションには目もくれない。挙句の捨て台詞。”Get back to me when you have something more to offer.”
その後のページはおそらくWerneckによるもの。そこでのCYCLOPSのProfessor Xに対する評価。当初の尊敬とは違うある程度達観した(もしくは諦念した)評価が頷ける。馴染めないHickmanの設定だが、Hickmanが敢えて歪な(だから馴染めない)設定を組み立てたということなんだろう。
この話のメインは選抜されたX-MENの発表。特に違和感なし。国際的なミュータント集団に戻した感じか。1975年に発表されたGiant-size X-MEN 1号でもメンバーだったSUN FIREが再加入。吉報だ。
最新の画像もっと見る
最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事