NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で紹介された菓子職人
横溝春雄さんのお店リリエンベルグに行って来た。
とても素敵なお店だった。
まず、童話の世界から抜け出たような不思議な外観が閑静な住宅街で異彩を放つ。
設計は埼玉にある「あけぼの子供の森公園のムーミン屋敷」(ここ、かなり行きたい!)
を手がけた村上雄一氏。
もともと毎日行列ができる人気店だそうだがテレビの影響が加わってか
まだ午前の早い時間なのにお店入口にはお客さんの長い列ができていた。
でも、洒落た外観に凝った手すりや小物、センスの良い植栽などを眺めていると
並んでいる時間もとても楽しい。
芸術作品のような鉄製の手すりは絶対に輸入物だと思ったのだが
工芸作家の西田光男氏の作品だそうだ。
記事の最後にこのお店のために制作した作品の動画を貼り付けておいた。
(ちなみにこの工房で作られている「うつぼかづらのポスト」が個人的にすごく欲しい!)
お店の外回りもセンスが光る。
この季節にふさわしいクリスマスローズやビオラの花もこの建物をひきたてている。
画面右下のベンチの背もたれにくっついた木彫りの熊。
そのほかにもいたるところに鉄製の小動物が可愛らしくあしらわれている。
店に沿った小道に並びながら窓から下を覗くとそこは工房になっていて
横溝さんがザッハトルテを作っているのが見られる。
写真ではよく分からないのだが、大きな釜の流線型の屋根の上には
ネズミがのせられていた。
残念ながらお店の中は写真撮影ができなかった。
混雑していたから混乱を避けるためだろう。
入口にカメラの絵に斜線の引いてあるステッカーが貼られているだけで
特にお店側から写真を撮るなという注意はない。
しかし誰も携帯のカメラを構える人はいなかった。
お店の人達も皆感じが良くて、店内は静かで温かな雰囲気だった。
店内の作りと壁に埋め込まれた素敵なタイルはHPで紹介されている。
お菓子の店の隣にはティールームがありケーキやお茶をいただけるのだが
2月はお休みということだった。
ティールーム側から見たお店。
シンボルツリーにはたくさんの小さな素焼のランタンが下がっている。
これはお店でも買える。今度買おうかしら。
家に戻り、買ってきたケーキを全部箱から出して記念にパチリ。
左奥の自慢のザッハトルテは12cmのホールで。あとはあれもこれもといろいろ。
小さめなので2、3個一度に食べられると思ってたくさん買ったのだが
意外と濃厚なしっかりとしたお味だった。
包装用の箱や袋にまで手がこんでいて帰ってからも楽しめる。
手前右はザッハトルテが入っていた紙箱、後ろ左は紙袋、後ろ右は保冷剤。
どれにも可愛いイラストが描かれている。
紙袋の熊は裏側には後姿の違う絵柄がプリンとされている。
心にくい演出だ。
本当に何から何まで絵本のような素敵なケーキ屋さんだった。
【参考】リリエンベルグの鉄製の手すりや可愛らしい小動物たちを制作した工房PAGE ONEの動画
画像を見ながら楽しんで読みました。
ドイツのお菓子をベースにしているお店なので
きっとどれもしっかりどっしりしたお味なのかな。
それにしてもamenboさんの大人買いのケーキに驚きました!
どれも本当においしそう。
いつか行ってみたいお店です。
細かな所まで実に凝った作りで、こんなに手をかけたらさぞお金もかかっただろうなとついつい下世話なことまで考えてしまいました(笑)
とっても待たされたので、注文する順番が回ってきた時には「沢山食べるてやるぞー!」と変なテンションになってしまいあれもこれもと買い込んでしまったのです(汗)
周囲に建物も少なく、こんな駅から遠くに、何のお店なんだろうと思いました。
外からは白い帽子のシェフ(パティシエ)が見えたので、
フランス料理店?なんて。
今ティールームとなっている建物が、お店だったころから、
すぐに人気がでていました。
ワタシはイチゴのミルフィーユが好きでした。
もう20年も前なんですね~
偶然「プロフェッショナル」を見て、すぐにわかりましたが、
お店が拡大され、お客さんの多さにもびっくりしましたが、「やっぱりね」という気持ちもあります。
来月行ってみようと思うのですが、こんなに並んでいるのか。。。ちょっと大変ですね
最初はティールームの方がケーキ屋さんだったのですか。
それを聞いてなるほどと納得しました。
ティールームの建物の方がかなり古いし、ドイツ菓子のお店っぽい感じでしたから。
テレビで紹介されたので今は異常な混み具合のようですが、
来月にはこの騒動も一段落して普通の混み具合になっているのではないでしょうか。