最近主人がヤフーオークションにはまっている。
江戸時代の儒学者の書を買い集めているのだ。
我が家に一間だけある和室には畳一畳分の大きさの床の間がある。
そこに買い集めた掛け軸をあれやこれや掛けては眺め
流麗な草書で書かれたその文章を読み解くために
文字の判読から始めるのだ(笑)
私も油彩画を探してもらうことにした。
有名な画家のものは高額なのでヤフオクで買うのは少々不安だから
無名で良いので自分たちが気に入る絵を手ごろな値段でと頼んだ。
それで下の二枚の絵を落札してくれた。
ミモザを描いた油彩画。
これは油彩ではなくリトグラフ。
描かれているのはイギリスのウィンザー城の入口付近。
絵を買うに当たって
何か私たちの思い出に繋がるものにしようということになった。
ミモザの花は新婚旅行で訪れたローマの思い出。
その日ローマは「女性の日」で女の人にミモザの花を贈るのだという。
夜二人で食事に行ったレストランで給仕が私にミモザの花を渡してくれた。
ホテルに持ち帰ったが花瓶もないのでチェストの上に置いたままにしていたら、
翌日外出から戻るとメイドさんがガラスの花瓶に差して飾っておいてくれた。
ささやかなだが私にとっては忘れられない思い出だ。
ウィンザーはニューヨークにいた頃のロンドン旅行の思い出。
この絵に描かれたあたりから少し歩いた所に可愛いテディベアのお店があった。
その店のテディベアは全て手作りで作った人の名前が書かれたタグが付いていた。
これがその時買ったテディベア。高かった(笑)
細長い顔で、私たちが馴染み深い丸顔の熊のぬいぐるみとはちょっと違う。
イートン君と名付けた。イートンは地名だ。
チャールズ皇太子やウィリアム王子が卒業したパブリックスクールの名門
イートン校がすぐ近くにあった。
まだ子供のいない頃の思い出に繋がる二枚の絵。
久しぶりにあの頃のことをいろいろと思い起こしている。
言い争いばかりの我が家とは大違い。
amenboさん夫婦のようなに一緒にに思い出を・・・なんて日が来るのでしょうか。
イートン君、いいですねぇ。
お高そう(笑)
私もウィンザー城経由、イートン校を外から見るツアーに参加した記憶があります。
当時聞いた説明では、それなりの家庭のご子息は
生まれてすぐにイートン校入学希望を出すとか…そんな話だったかな。
ヤフオクでも絵となると高そうですね。
カレンダーで十分なので、私もルドューテのカレンダーを探そうかしら・・・
イートン君、愛くるしいぬいぐるみではありませんがなかなか味わいがあるでしょう?
イートンの町のごく普通のスーパーでサラダを買ってイートン校のグラウンドに隣接する原っぱで食べたのですが、ブロッコリーやカリフラワーが生のままで入っていて驚きました。西洋人はこういうものを平気で食べるのか!と。
ルドゥーテのカレンダーはきっとアプリコットさんにもお気に召していただけるのではないかと思います。