朝から出かけていて夕方戻ったらハナモモが咲いているのに気付いた。
いつの間にこんなに蕾をつけていたのか
毎日庭を見て回っていたのにまるで気付かなかったとは我ながら呆れる。
このハナモモの全体の姿は実はとても痛々しい。
細い一本の枝だったハナモモが20年たって大きく育った。
桃栗三年というくらい桃の成長は早い。
しかし、数年前に、ずっと空き地だった家の南側の傾斜地が埋め立てられて
家が立ち並んだ。
南側の家に迷惑だろうからと主人がそのハナモモの大木をバッサリ切ってしまったのだ。
それでも桃って強いんだな。
また枝を伸ばして花を咲かせ続けている。
我が家の庭は、先ずしだれ梅が咲き、
西の庭の大きな白梅の木が花を咲かせ、
そしてこのハナモモが咲くと
いよいよ春本番となる。
けなげに枝を伸ばして咲いている姿が
痛々しいけれど、枝先の花はそんなことを少しも感じさせない、かわいらしさです。
梅でもなく桜でもなく、桃色の花が毎年みれるなんて!
もう春なのだなぁと感じる今日この頃です。
意外と枝が固くてたくましいので切って花瓶に挿そうとは思わなかったのですが、早春らしいやさしい色だし飾ってみようかしら。
大きく育った樹を住宅事情で切ってしまうのは忍びないです。
痛々しい姿でも花はそんなことを少しも感じさせないかわいさとおっしゃっていただて嬉しいです。
ありがとうございます。