佳き心

心を乱すことは

転がり落ちるように簡単だ

心を佳き状態に整えることは

梯子を一歩一歩昇っていくようなものだ

何をやるにしても

何をやるにしても

何を言うにしても

佳き心で行うこと

行った心の状態が

再生産されるから

悲しみで行えば

悲しみの種を蒔き

喜びで行えば

喜びの種を蒔く

種が芽吹くのは

少し先だから

蒔いた種を忘れて

また同じ心を

刈り取ることになる

そんなことはもう辞めよう

明日に芽吹く種を

収穫される心を

ちゃんと把握して

種を蒔くんだ

何をやるにしても

何を言うにしても

先ず自分の心を見て

それがもう一度欲しい心でなかったら

辞めることだ

子供心

子供たちの心の柔らかさは

泣くためにあるのではない

笑うためにあるのだ

人類

地球人類が霊的に

幼稚園児であることは本当のことで

それは幼稚園児に教える内容のことを

年長者が実践できていないことからも明らかである

人の物を盗まない

壊さない

人を傷つけない

嘘を付かない

お友達と仲良くする

何一つ出来ていない

能力

人間の霊的能力も

かつてと比べて飛躍的に開発が容易になっている

自分の周囲の空間に焦点を当てれば

揺らいでいることが分かる

手のひらをしばらく当てれば病は改善する

誰かを想えば

その人の心と繋がる

夢を旅すること

その中で有益な情報を持ち帰ること

心を静めれば

心にささやいてくる声が聴こえる

これらの全ては今や普通の人に具わっている

しかし上記のいずれも暇な人しか実行しないだろう

スマホやテレビを見ることに忙しい人は

空間に焦点を当てない

お金を稼ぐことに忙しい人は

手のひらを患部に当てることなどしない

自分の呼吸にさえ気付かない

アラームは繊細な夢の記憶を破壊する

人にこれらの能力が芽生えてきていることに

気付かせたくないのだ

人の注意を引く映像

音楽

刺激的な味

ドラマチックなストーリー

人の心を奪うために作られているあらゆるコンテンツに取り囲まれ

今自分たちが羽化しようとしていることを

その最も素晴らしい瞬間を失おうとしている

自分の手のひらから出ている温かさを感じ

人や物の周りを包む輝きや燃え盛る炎に目を向け

声にも言葉にもならない無音の声に耳を傾け

昨夜の夢の旅を思い返すといい