★わたしを離さないで
タイトルが原題である。
カズオ・イシグロ原作なので……見ようと。
原作を読もうと思いながら、そのままに。
イギリスの映画はどこか雰囲気が独特であるように思う!
キャシー、トミー、ルース。
3人が暮らす寄宿学校は閉鎖的である。
境界の外へ出てはいけないというのだ。
ある教師が赴任してくる。
彼女が寄宿生に使命を吐露する。
それをわめきもせずに受け入れようとする眼差し……。
そんなことがあっていいのだろうかと疑問に思う?
自分の命を他人に捧げる……。
受け入れるしかないとはいっても、そんな人生って……。
あくまでうわさに過ぎないあることにかけようとするトミーとキャシー。
現実は過酷であるし残酷でもある。
生とは誰のものなのだろうか?
人生と言い切れない使命=運命を最後にキャシーが受け入れる。
彼らがこの世界に生きていたことを忘れてはいけないのだろう。
そう強く思わされました……。