空に乾杯

日々な話やドラマの感想など雑多に書き綴ってます!

今回は最後まで

2012-09-21 | Drama

★チング

BSフジで2010年に放送されたのだが、途中で見るのをやめた。

今回(BS11)はノーカット字幕なので最後まで見ようと……。

なじめない内容ではあるかな?

それでもジュンソクとドンスの小学校から続く友であるというテーマで見ると。

最終回は胸に突き刺さるものがあり、涙を誘う……。

運命とは何だろうと思わされる。

あの瞬間出逢わなければ、きっと人生は違っていただろう。

小さな掛け違えで、亀裂が生じて、思わぬ方向へ。

それでもその中で精いっぱい生きたのだろうとは思う。

自責の念に駆られるジュンソク。

彼がドンスの無念を晴らすラストは感動すら覚える。

20話のジュンソク演じるキム・ミンジュンの執念を抑えた演技が印象的だ。

ドンスは自分の想いとは裏腹に運命が転がっていく。

そのなかでもがき、それでも明日を生きようとする心情と葛藤。

何かを得れば、代償として失うものは半端じゃない。

ドンスを演じるヒョンビンさんが流す涙はせつなくて言葉を失う。

ドンスの死後、男たちはそれぞれに迷いを抱えたままだけれど。

寄り添っていた女たちはそれぞれに母という究極を得た。

その違いが如実に表現されていて、人生の選択には

勝ち負けはないのだろうなぁって思わされた……。

「映画」は見ていない。

ジュンソクがドンスに向かって言い放つ二人は「チング」だったと。

友であるがゆえに、あの頃のままではいられなくなってしまった二人。

ラストの少年だった頃の彼らの映像がまた余韻を残したかなぁ……。