仁徳天皇陵古墳に隣接する
大仙公園…
…に立つ像はおそらく仁徳天皇と鹿と百舌鳥
案内板はめちゃ読みにくいけど
「百舌鳥耳原由来の像」とある
仁徳天皇が陵墓の候補地として、この地を視察に訪れた際に、一頭の鹿が工夫の方へ突進したものの、その鹿は絶命し、その鹿の耳から一羽の百舌鳥が飛び立ったという逸話…鹿から仁徳天皇陵の工夫を助けた百舌鳥をたたえて、この地を『百舌鳥耳原』と呼ぶようになったそう
この仁徳天皇の掌にいる百舌鳥がハトのようにしかみえないけれど…ハトのようにしかみえないけれど…ハトのようにシカみえないけれど…
と、ついオヤジギャグを放り込みたくなる!!
さてさて、この日は生憎の雨…
公園ですので、歩いてて靴がびしょびしょになったらテンションもダダさがることは間違いない…
そんなときに…実にありがたい施設…雨に濡れないありがたいハコモノがありまして
それは
堺市博物館…
私、こういったハコモノ大好きなのよ!!
空調は効いてて暑くもなく寒くもなく快適な空間だし…おそらく…新型コロナウイルス感染拡大で、今、叫ばれているような「密」にもなりにくい場所だし…
財布にも優しくて…最高に楽しめる場所…
かといって、私、その地域の文化や歴史にそれほど興味があるかと言えば???…ですけど…
何かオモシロイ展示はないか…何かオモシロイ展示はないか…何かオモシロイ展示はないか…
そういった目線で地方にいけば寄りたい!!と思っている〇〇博物館の類…
でも堺市博物館は、目の前に「仁徳天皇陵古墳」
ぐるっと一周、周遊路を歩いてみた「仁徳天皇陵古墳」
興味がない訳ではない…
おお、これは「兜」かと思えば「埴輪」のモニュメント…
「衝角付冑型埴輪」のレプリカがモニュメントとして…これは、「いたすけ古墳」から出土したもののレプリカで、市民運動により破壊の危機をまぬがれたことから堺市の文化財シンボルマークになったものだそうな
実物は博物館内部に展示されており、堺市指定有形文化財とのこと…
この方、千利休さんかと思って寄ってみたら
武野紹鷗さん…誰それ???知りませんでした…
戦国時代の堺の豪商、室町時代末期の茶人だそうで…
ここ、堺市博物館にきて、よかったなとしみじみと
だって、今後の人生で武野紹鷗さんの名前をみかけたら、「あ、堺市博物館の前に座ってる人だ!」て言えちゃいますからね!!??
そばに、ちゃんと千利休さんは座っておられました…
なんかこの憂いの表情…切腹直前の顔のよーに思え茶いますなあ…(思えちゃいますな)
そのそばには、堺市の茶室「伸庵・黄梅庵」がありました…時間があれば、ここでお茶でも飲んで、千利休、武野紹鷗気分を味わいたいものだけど…
もう、この雨に
この案内看板にも十分に目を通さないまま…
雨宿りするかのように逃げ込むように堺市博物館へと
「古墳が変わる」よりも「天気が変わって」雨がやんでほしいんだけど…苦笑
天気がよかったら、この看板をバックに写真を撮りたかったぞ…きっと、撮れたら、さぞ、「コーフン」したに違いない…笑
さてさて、入場料は、このハコモノ、展示物がめちゃ充実してるのに、たったの200円…200円で、こんなに楽しめるなんて…もう、ここは絶対寄った方がいい…
かつ、お得な情報を…
な、なんとJAFカードを提示したら、たったの160円になっちゃうのよ!!
いや、堺市博物館に行こうと思ってる読者のみなさん、このお得な情報を知ることができて、このブログに遊びにきてよかったですよね!!
なんたって、40円も…40円も…お得な情報ですから…
さてさて、入るなり
「百舌鳥古墳シアター」の上映時間がすぐだからと、シアターに案内される…
シアターに映し出されたのは、どことなく「奈良のセントくん」に似てる感じがする
堺市博物館公式キャラクターの「サカイタケル」くん!
さて、シアターは撮影禁止
「古代のタイムカプセル 仁徳天皇陵古墳と百舌鳥古墳群」
仁徳天皇陵古墳の石室内部に入って実際に見ているかのようなバーチャルリアリティー映像の作品でした…
まあ、この映像と同じものが館内の展示でありましたけどね…
映像はエエゾー!!とお決まりのオヤジギャグを交えた後には
シアターの周囲にはパネルが掛けられていて、移り変わる仁徳天皇陵古墳の図が時代ごとに…
図で追う仁徳天皇陵古墳の移り変わり
仁徳天皇陵古墳ができた頃
江戸時代
明治時代
そして、昭和
もう今眺める光景と変わりませんなあ…
そして、休憩コーナー
全面ガラス張りの窓からは大仙公園の「どら池」を眺めることができて、奥には平和の塔もみえる!!
ここだけを利用するなら無料…クソ暑い日なんか、ここに本でももってきて、どら池を眺めながらぼーっと過ごすのもいいかも…
ああ、堺市民になりたい…
そんな堺のことを年代別にパネル展示
「百舌鳥古墳群と堺の歴史・文化」
古墳時代までの堺
古墳時代の5世紀の「堺」
この頃「仁徳天皇陵古墳」ができたようで
奈良時代…行基さんが、この辺をウロウロしてたんでしょうね
平安・鎌倉時代…
この頃「堺」が始まったようで
戦国・安土桃山時代の堺…
いさかいのあった時代ですが…「さかい」は、裕福になったようで…
明治時代の堺
産業近代化がはじまったさかいに…と、ここだけ関西弁…笑
さて堺市博物館の展示室は、この中庭を囲むように…左回りにみていくようになっていて…
この窓ガラス越しに眺める中庭には
史跡旧酒井燈台旧燈部
1877年に建造され明治時代のの大阪湾を照らしたのが旧堺燈台…木造洋式燈台としては日本で最も古いものの一つだそうな
燈台の頭の部分だけ…でも「頭(とう)だい」じゃなくて「とうだい(燈台)」
このスベリ気味のオヤジギャグ「どうだい??」
もう一つ、中庭には
家形石棺
この中で寝転がってみたいとは…全然思わない…苦笑
では展示室に戻って
まずは、「古墳の時代」
仁徳天皇陵古墳の廻りも小さな古墳だらけ
まさに「ゴフン(5分)」も歩けば「コフン」にあたる状態…
巨大古墳が集まる「百舌鳥古墳群」
さっそく先ほどの「百舌鳥古墳シアター」でみた石棺と石室内部の副葬品などが模型でみられちゃう!!
これは仁徳天皇陵古墳の中にあった長持形石棺の実物大模型…なんでも明治初期に仁徳天皇陵の前方部の竪穴式石室で確認された記録をもとに製作されたものだそうな
石棺の横に置かれていた甲冑、太刀、ガラスの器もなどの副葬品も復元されていて…
刀
ガラス器の皿と壺
短甲
冑
こういったものが、このように並べられて発見されたようで…きっと、これを見つけた時は、関係者はさぞ「コーフン」したに違いない!!
ここからは、古墳の紹介と、そこからでた出土品が展示されてる展示構成
百舌鳥最古級の前方後円墳
乳岡古墳と長山古墳
鉄の時代を象徴する大塚山古墳
その副葬品の兜と
短甲
三角板革綴短甲
ふぇー!!と驚くばかり…そう、鉄(Fe)だけにね!!…
築造当時日本一、美しさも日本一の
履中天皇陵古墳
履中天皇陵古墳の廻りの小さな古墳
寺山南山古墳に七観山古墳
いたすけ古墳に善右ヱ山古墳
堺市博物館前にあった「衝角付冑型埴輪」のレプリカ
ホンモノはこれ!!
奥の院として守られた
御廟山古墳とカトンボ山古墳
古墳の横綱…仁徳天皇陵古墳と
その周囲にある塚廻古墳
二重濠の
反正天皇陵古墳
百舌鳥最後の巨大古墳
ニサンザイ古墳とこうじ山古墳
そこからでてきた埴輪の欠片
いやあ、「コフン」パネルの連続に「コーフン」しっぱなし!
そんな「コフン」のさまざまな儀礼のコーナー
湯の山古墳からの
鉄斧…なんだけど…全然、鉄斧にはみえなくて…ぱっとみ、犬のウ〇チ
さびさびの鉄剣と復元のピカピカの鉄剣
手前の鉄剣は、鉄+酸素=酸化鉄…といった酸化、化学反応を起こしてしまっているのですね!
仁徳天皇陵古墳の造出し
御廟山古墳の造出し
ニサンザイ古墳の造出し
大塚山古墳の造出し
から出土した「土製品」
これら造出しからは多くの出土品が発見されているようで
軽里4号墳からは
須恵器が
巨大古墳ができるまで、をイラストで綴った巨大パネル
前方後円墳の構造
「造出し」とか、ここ堺市博物館で初めて覚えた言葉もいくつか…
これで、「ゴフン(5分)」ほどは熱く前方後円墳…そう「コフン」について語れるぞー!!
埴輪の解説板
…とともに埴輪がずらっと…
円筒埴輪
これ見て、いつも思うのは博物館スタッフが、この欠片を集めて、答えのないジグゾーパズルのように円筒に貼り付けていく大変さ!!
もう、その努力を思うと、胸が熱くなります!!
いやあ、笑っているようで、実は憂いの気持ちを、秘めているような…
いやあ埴輪の人形の心は実に奥深い…
おそ松くんの「シェ―」のポーズをしながらも、実に寂しそう…まあ、元の模型が寂しそうな表情に作られているだけですが…
馬形埴輪
よーし、日本ダービーは当てるぞー!!…なんのこっちゃ!!
犬形埴輪
まあ、犬と言われれば、確かに「犬」…実にワンダフル!!
こちらは人面…髪の毛が実に雑!!葉っぱを載せてるだけのようにみえちゃうけど
「葉」が似合ってる…だから「葉似わ(はにわ)」…笑
これぞ、「はにわ」の本来の姿かも知れないな???
「東アジアとの交流」のコーナー
伝わり広がる文化と技術
鉄器の普及
鋳造鉄斧…けして犬のウ〇チではありません!
新たな乗り物として「うま(馬)」…
いやあ、うまに乗るなんて「うまいこと」考えたなあ…ってこのオヤジギャグを、5世紀の人も言っていたかも??
台所革命…煮る+蒸す
若い女の娘が集まって「LOVEマシーン 」や「ハッピーサマーウェディング 」「恋愛レボリューション21 」などを踊りながら歌う??
それ「モー蒸す」???(モー娘。)やないか!!
須恵器(すえき)
♪素晴らしいYMCA~
それは「すえき」じゃなくて「ひでき(秀樹)!」
渡来人…は文明の扉を開くために挑戦し続ける!!
まさに、それこそ「TRY人」
再登場
「情熱の嵐」♪君が望むなら~
それは「すえき」じゃなくて「ひでき(秀樹)!」
陶邑窯跡群と最古級の須恵器窯
5世紀の陶邑1型式
大仙中町遺跡、南瓦町遺跡、百舌鳥陵南遺跡、土師遺跡などの集落遺跡の出土品の数々
6~7世紀前半の陶邑2型式…後期古墳
7世紀後半の陶邑3型式
8世紀の陶邑4型式
9世紀の陶邑5型式
だんだん、観てることに集中力が欠けてきてるのがおわかりだろうか…
おそらく、読んでいるみなさんも集中力を失ってきつつあると思うので…今回は、これにておしまい…
また、明日、お会いしましょう!!
それにしても、こんだけ楽しめて??「160円」は安すぎるー!!!
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