お花をあげること。

花屋になってから、温かい話しを聞く機会が多い気がする。
これは「花」が誰かへの（自分自身へも含めて）気持ちを伝える役割を担うことが多いからだ。

　近くの居酒屋さんの店長さんから１本包みの花束２０束と小さなテーブル用装花の注文いただいた。
聞けば店員さん（ほとんどが大学生（くらいの年齢の）アルバイト）のご両親を招待して、みんなで接待するとのこと。会の終わりに店員さん一人ひとりがご家族に向けて手紙を読んでお花をあげると。
なんとはなしに私は「店長さんもご家族呼んでるんですか？」と聞いた。
店長さんは、親御さんを最近亡くされて、生きているときに感謝の言葉も何も伝えなかったことを考えたとのこと。そのことが今回の会を発案するきっかけになったそうだ。

ＴＶや映画の中にだけステキな物語があるのではない。身近な人たちも私を感動させてくれる。

画像は花材はらしくないのに、あえてクリスマスのイメージで
ハボタン・ピンポンマム・ケイトウ・レースフラワーなど。