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近所のフレンチビストロに、先日知り合いの知り合いである、フランス人を紹介しました。
人の就職斡旋をするほど優雅な身分ではないのですが、今回は、たまたまタイミングが合った感じ。
最初に会った時点で、フランスから日本に着いて、まだ1週間経たない、というJさんは、ワーホリで1年の予定で来日。
日本語もおぼつかず、フランスで知り合った日本人の恋人の実家(!)に、心もとないホームステイをし始めたばかり。
私が友達とお茶をしていた時、彼女の知人が合流してきて、さらにそこに連れられてきたのが、Jさんでした。
なるべく多くの日本人に接したほうが良いだろうという配慮で連れて来られたようですが、電車の乗り方から、いやに暑い東京で服を買い直す必要に迫られたり、なんでもないことが、いちいち彼にとっては大変な冒険。
言葉が不自由じゃ、さぞつらいことだろうな・・・でもやっぱり、自分で苦労してみれば、すんなり身につくこともあるしね。
と、彼の「冒険」話を聞きながら、自分の留学当初のドキドキを思い出して、なつかしい気持ちになりました。
そして、目下、ワーホリでやってきた彼の目的は当然、「仕事を見つける」こと。
そのビストロのフランス人オーナーとは、近所ゆえ、店のオープン当初から顔見知りで、フランス語の試験の前に勉強をみてもらったり、店が暇なときは、メニューをゴチソウしてもらったり、何かと私はお世話になっています。
その代わり、友達や知り合いを、片っ端から店に紹介しているのですが、最近はテレビにも紹介されたりしているので、繁盛しすぎなくらいに流行っていて、店の拡張も考えているとのことでした。
そんな中、最近、カウンターの担当だったフランス人が辞めてしまったので、もしかして、欠員募集しているかな?と思い出し、レストランの仕事に興味あるなら、オーナーにきいてみましょうか。
とJさんに訊くと、「願ってもない」とのこと。
そして、堰を切ったように、自分がいかにやる気があるか、体力があるか、労働を厭わないか、を、真剣に語りだし、その様子に、まるで私は面接官になったような気持ちで、ふんふんと聞き入ることになりました。
私に語られても、決定権ないんだけどな・・・と思いながらも、仕事を探す、しかも言葉の通じない外国で・・・、そのハードルの高さに、果敢に挑もうとしている真剣な姿には、感動的なものがありました。
こちらからしたら、滅多に、というか、これまで、就職面接をする側になんてたったことないし、ふしぎな気持ち。
それにしても、真剣さって、やはり、伝えれば伝えるだけ、伝わるものなんだなあ。
同じ情に訴えられるにしても、たとえば愛の告白などと違って、この場合、理性で聞き入る分、さまざまに思うところがありました。
オーナーに連絡すると、「とりあえず話してみよう、ワインセラーとか新店舗とか輸入関係の人が欲しいと思っていたし」ということになり、日を替えて、彼らは何度か会って面接を重ねた様子。
そして、晴れて先週の金曜から、Jさんには初体験の職種がスタート。
その前日まで、「今日はこうだった」、「こうなった」、「決まりそうで感謝している」、「初の仕事で不安だ」、「日本語が出来ないからちょっと怖いような気がする」、と、きちんきちんと電話やメールで、経過報告とその時の気持ちを伝えてきてくれたので、
私も、自分の家族の心配をするような気持ちになっていました。
が、なにぶん良く知らない相手だけに、別の心配もあり、オーナーにこそっと、「彼はどう?」と訊いたりもしましたが、そちらは、「うーん、日本語が出来ないし経験もないから、つらいかもね、でも、まあ様子をみるよ。感じはいいし」という感触。
そろそろ慣れたかな?
という1週間目、友達とお店に予約を取り、出掛けてみると、緊張した面持ちながらも、がんばって働いている彼の姿がありました。
「オーナーもみんなも、ほんとにいい人たちで、良かったよ。ありがとう。まだ慣れないけど、がんばるよ。」
とにこっとする彼の姿に、私も、ふと元気が出るような気分になりました。
次なる彼の目標は、一人暮らしらしい。
予算ないのに、都心部でそれも、たいへんそう。。
でも、つかんだチャンスを生かし、体当たりで自分の日常を作り上げる、そのパワーに、私も見習いたいところ大です。
人の就職斡旋をするほど優雅な身分ではないのですが、今回は、たまたまタイミングが合った感じ。
最初に会った時点で、フランスから日本に着いて、まだ1週間経たない、というJさんは、ワーホリで1年の予定で来日。
日本語もおぼつかず、フランスで知り合った日本人の恋人の実家(!)に、心もとないホームステイをし始めたばかり。
私が友達とお茶をしていた時、彼女の知人が合流してきて、さらにそこに連れられてきたのが、Jさんでした。
なるべく多くの日本人に接したほうが良いだろうという配慮で連れて来られたようですが、電車の乗り方から、いやに暑い東京で服を買い直す必要に迫られたり、なんでもないことが、いちいち彼にとっては大変な冒険。
言葉が不自由じゃ、さぞつらいことだろうな・・・でもやっぱり、自分で苦労してみれば、すんなり身につくこともあるしね。
と、彼の「冒険」話を聞きながら、自分の留学当初のドキドキを思い出して、なつかしい気持ちになりました。
そして、目下、ワーホリでやってきた彼の目的は当然、「仕事を見つける」こと。
そのビストロのフランス人オーナーとは、近所ゆえ、店のオープン当初から顔見知りで、フランス語の試験の前に勉強をみてもらったり、店が暇なときは、メニューをゴチソウしてもらったり、何かと私はお世話になっています。
その代わり、友達や知り合いを、片っ端から店に紹介しているのですが、最近はテレビにも紹介されたりしているので、繁盛しすぎなくらいに流行っていて、店の拡張も考えているとのことでした。
そんな中、最近、カウンターの担当だったフランス人が辞めてしまったので、もしかして、欠員募集しているかな?と思い出し、レストランの仕事に興味あるなら、オーナーにきいてみましょうか。
とJさんに訊くと、「願ってもない」とのこと。
そして、堰を切ったように、自分がいかにやる気があるか、体力があるか、労働を厭わないか、を、真剣に語りだし、その様子に、まるで私は面接官になったような気持ちで、ふんふんと聞き入ることになりました。
私に語られても、決定権ないんだけどな・・・と思いながらも、仕事を探す、しかも言葉の通じない外国で・・・、そのハードルの高さに、果敢に挑もうとしている真剣な姿には、感動的なものがありました。
こちらからしたら、滅多に、というか、これまで、就職面接をする側になんてたったことないし、ふしぎな気持ち。
それにしても、真剣さって、やはり、伝えれば伝えるだけ、伝わるものなんだなあ。
同じ情に訴えられるにしても、たとえば愛の告白などと違って、この場合、理性で聞き入る分、さまざまに思うところがありました。
オーナーに連絡すると、「とりあえず話してみよう、ワインセラーとか新店舗とか輸入関係の人が欲しいと思っていたし」ということになり、日を替えて、彼らは何度か会って面接を重ねた様子。
そして、晴れて先週の金曜から、Jさんには初体験の職種がスタート。
その前日まで、「今日はこうだった」、「こうなった」、「決まりそうで感謝している」、「初の仕事で不安だ」、「日本語が出来ないからちょっと怖いような気がする」、と、きちんきちんと電話やメールで、経過報告とその時の気持ちを伝えてきてくれたので、
私も、自分の家族の心配をするような気持ちになっていました。
が、なにぶん良く知らない相手だけに、別の心配もあり、オーナーにこそっと、「彼はどう?」と訊いたりもしましたが、そちらは、「うーん、日本語が出来ないし経験もないから、つらいかもね、でも、まあ様子をみるよ。感じはいいし」という感触。
そろそろ慣れたかな?
という1週間目、友達とお店に予約を取り、出掛けてみると、緊張した面持ちながらも、がんばって働いている彼の姿がありました。
「オーナーもみんなも、ほんとにいい人たちで、良かったよ。ありがとう。まだ慣れないけど、がんばるよ。」
とにこっとする彼の姿に、私も、ふと元気が出るような気分になりました。
次なる彼の目標は、一人暮らしらしい。
予算ないのに、都心部でそれも、たいへんそう。。
でも、つかんだチャンスを生かし、体当たりで自分の日常を作り上げる、そのパワーに、私も見習いたいところ大です。
お友達のフランス人、よかったですね。仕事見つかって。僕もフランスに単身で行ったときは心細かったです。いい事しましたね。
そちらのお店は、初めてお名前を知りました。美しい外観ですね。。
行ってみたいです
機会がありましたら是非、お立ち寄りください。楽しみにお待ちしてます。
http://www.wine-bourgogne.com/
です(*^.^*)
師走時、お忙しいと思いますが、お仕事がんばってくださいね!!
お気使いありがとうございます。頑張ります!
この間久しぶりにブルゴーニュに寄りました。やっぱり忙しそうでした。。