おはようございます
今から出勤ですが、ネットを見ていて思うところは皆一緒と思ったので、記事だけ紹介します。今日は夜は歓迎会があるので。
「尊厳死法案」関係団体から賛否の声
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120322-00000078-jnn-soci
TBS系(JNN) 3月22日(木)23時56分配信
私たちの死のあり方を変えることになるかもしれない法案“尊厳死法案”の原案を国会の超党派の議員連盟が22日、提示しました。患者が書面などで希望した場合、延命措置を始めなくても医師の刑事責任を問わないとする内容で、関係団体から賛否の声が上がっています。
議員連盟の総会で示された“尊厳死法案”の原案。回復の可能性がなく死期が間近な状態を「終末期」と定義し、患者から書面などで希望があった場合、「医師は延命措置を開始しなくてもよい」としています。現状、こうした行為は医師が刑事責任などを問われる可能性もありますが、医師の免責が明文化されました。会場にはこの法案に懸念を示す人工呼吸器を着けた患者たちの姿がありました。
東京・江東区で療養生活を送るALS患者・岡部宏生さん(54)。意識を保ちながら徐々に全身の筋肉が衰え体が動かなくなる原因不明の難病です。介護ヘルパーは岡部さんの目の動きで言葉を読み取っていきます。
Q.岡部さんにとって人工呼吸器とは?
「私にとってはもちろん生きるための道具」(ALS患者 岡部宏生さん)
ALSは人工呼吸器を着ければ寿命まで生きられますが、人工呼吸器を着けるか着けないかの選択が生死の分かれ目となります。
「私も真剣に死ぬことを考えていました。今も葛藤はあります」(ALS患者 岡部宏生さん)
人工呼吸器を着ければたんの吸引など24時間の介護が必要となり、家族の負担を考え人工呼吸器を着けない選択をする患者が多くいます。社会の介護体制が不十分なまま尊厳死が合法化されれば、患者がさらに死を選ばされることにつながるのではないかと岡部さんたちは懸念します。
「家族との関係やケアの体制なども深く関係します。悩みは深いです」(ALS患者 岡部宏生さん)
一方、尊厳死の法制化を求めている人たちもいます。会員およそ12万5000人の日本尊厳死協会。協会では「延命措置の拒否や取りやめ」などの希望を記した尊厳死の宣言書「リビング・ウイル」の普及活動を行っています。現状でも厚生労働省のガイドラインなどに従えば尊厳死は実施できますが、協会では医師の免責を盛り込んだ法制化が不可欠だと訴えます。
「やはりガイドラインでは法的拘束力は持っていないので、それはきちんと担保してほしい。保証してもらいたい」(日本尊厳死協会 高井正文常任理事)
22日の総会で意見を求められた障がい者団体からは「危機感を持って受け止めている」と尊厳死の法制化自体に強く反対する声が上がりました。
「なぜこのような法律が必要なのか、誰のために必要なのか」(DPI日本会議)
また、法案では現場の医師が直面している課題である延命措置の「中止」や意思のわからない患者への対応については対象とされず、医師の代表である日本医師会からは「法律にする意味があるのか」と疑問が呈されました。
「今日改めて意見を頂いたことを私どもはしっかり受け止めながら、検討すべきところもあるのかなと」(増子輝彦議連会長)
議連では今の国会に法案を提出したい考えですが、調整には難航が予想されます。(22日21:07)
------------------------------------------------
一人の医師としては患者が生きようとしている限り、障害があろうと全力でその「生きようとする意志」「時間」をサポートするのが当然であり、僕は障害者団体の危機感はあまり感じていません。
ただ、今の法案では「現状と何も変わらないでしょう」というだけです。
ただ、全員が納得する…というのは難しいことだと思うので、相反する意見の方がお互いの考えを理解できるまで話し合うのが重要だと思います。そうするとより良い「第3案」が出てくると思います。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
それでは、また。