さて、最後にもう一つだけ
M3を見ていたら、日本医師会が「会員の倫理・資質向上に向けた実践的な取り組みのさらなる推進」に関して発表したというような話がありました。
PDFを確認すると、なるほど書かれているような話が書かれていました。
公表されたPDFはこちら。
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20120322_3.pdf
その中で医の倫理に関して3つのケースがありました。
ケース1
A市では医師会、看護協会の協力で夜間診療所を開いている。ある看護師から医師会長宛に「ときおり診察にあたるX医師(80歳)は認知症ではないか。」という疑問が通報された。そこで医師会長はX医師と面談し、その通報は妥当なものと判断し、X医師に対して専門医の診断を受けるように助言して、万一の場合は引退の可能性を考えてほしいと示唆した。ところがX医師は医師会長の助言にもかかわらず診療を継続している。
ケース2
50歳の女性が下腹部痛で外科の診療所に受診した。患者には発熱はなかったが、右下腹部に圧痛を認めたので、医師は虫垂炎や子宮付属器炎を疑い、直腸診および婦人科内診を行った。受診後、患者から診察はわいせつ行為で許されないとの訴えが医師会にあった。診察時、看護師などの介助者は席をはずしていて、診察についての説明の有無は不明である。
ケース3
子どもの目の治療で、土曜日の午後1時前(受付時間は午前9時から午後1時まで)に眼科の診療所に行き診察を求めた。ところが、医師は他の患者の検査に時間がかかるとの理由で他の眼科を受診するように受付の職員を介して家族に伝えた。「診療時間内にもかかわらず、受付で断られた。少しでも医師に診てもらえれぱ納得するが、診もせずに他院に行くようにいわれたことに納得できない。」という訴えが家族から医師会に寄せられた。。
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ケース1に関しては…その内容も問題ありですけど、そもそもそういう医者も含めて人数に入っていますからね、日本って。産休、育休の医師も医師数に入っていますし・・・。ぼくはそっちも気になります。
ケース2は・・・こういった問題から通常看護師さんをつけて診察しますけどね。腹部の触診でも30代くらいまでは患者さんに聞きます。40代以上はいいのかと言われると、そんなことはないですが・・・特に気を付けています。内診や直腸診となると当たり前な気がして…(汗
ケース3は僕も救急の時に言ったりします。「今、患者さんを診療していて、今すぐには対応できない。もし、本当に緊急(今すぐに診療してもらう必要がある)だと思うなら他の病院に行きなさい」とか。実際に病棟で急変して人工呼吸器などにつなげている最中に、救急隊から電話があったりしたことも2回くらいはあります。
皆さん、このPDFファイルを見てどう思われますか?
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。