おはようございます。
学会が終わりましたが、昨日もweb講演会が開かれるなど余韻がまだ残っている状況です。
今年は珍しく学会不参加で、病棟の患者さんの対応をしておりました。多くの医師が不在の間に大きな問題なく経過して良かったです。
10年目以上の医師が2人いれば大概のことには対応できますが・・・。
さて、例の医学部の得点操作問題がまた出ていましたね。
昭和大(東京)は15日、記者会見を行い、医学部一般入試の2次試験で、現役と1浪の受験生に加算する得点操作をしていたと発表した。2期試験で補欠者の中から同大出身者の親族を優先的に合格させていたことも明らかにした。いずれも募集要項などで周知せず、2浪以上の受験生が不利な扱いを受けていた。会見した小川良雄医学部長は「受験生や社会の信頼を損ない、深くおわび申し上げる」と謝罪した。
昭和大によると、今年の医学部の一般入試は2回に分けて行われ、1次の学力試験と2次試験の面接・小論文・高校調査書で合否を判定。このうち2次試験(80点満点)で、現役の受験生に10点、1浪に5点を加算していた。
さらに、2期の募集定員20人に加え、辞退者を見込んで補欠者の中から同大出身者の親族4人を優先的に合格とした。こうした取り扱いは6年前から行っており、計19人の同窓生の親族を合格させていたという。
(以下略)
得点操作をするならそう書いておけば良いのですが・・・。
現役生が欲しいので、現役生を優遇します。現役生の優遇を超える優秀な浪人生は受け入れます・・・。
それを公表すると昭和大医学部に来る人がいなくなる(自信のない現役生が集まったり)から、余計に優秀な人材が集まらなくなると思ったのかもしれません・・・。
ただ、いずれにせよ受験生に対して不誠実な対応だと思いますので、今後はきちんとした対応をお願いしたいですね。
これによって医学部や医療の世界がどう変わっていくのかは気になるところですが、その対応ができないようなシステムのままであれば男性医師にとってもやりにくいと思います。
ぜひ、これを機会に医療の世界全体が変わっていくようにしてもらいたいと思います
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。