アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノ100%の日(^-^)

2013年02月17日 | ピアノ
カンタービレの演奏会は、ずいぶん早くからエントリーしてあったものの、頭が中学受験方面にいっちゃったままあんまり切り替わらず、練習はさっぱり。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←参加してよかった!!

泥縄レッスンは行ったものの、それを消化する時間はとれず、正直いって当日朝、そんなに晴れやかに乗り気な気分ではなかった。

でも、実際に会場に行って、まずリハでピアノを触ったとき、なんかその感触が良くて(私的に弾きやすいピアノ)、どっとテンションup。そして、会場となったホールは、お店がたくさん詰まったビルの12階。リハを終えて1階のスタバまでコーヒーを飲みに行き、途中いろんなお店を見て華やかな気分に浸ったところでさらにウキウキ感up。

本番は、四部に分かれていて、私の出番は二部、それと一部のアナウンス係。一部は小さい子の出演がけっこうあって、
私「呼ぶとき、○○ちゃんっていうのと、○○さんっていうのとどっちがいい??」
子ども「どっちでもいいけど~。この間、ピティナに出たときは、○○さんって呼んでたよ」←おもいっきりおしゃまな感じで読んでください

かわい~い(^-^)

子どもが弾くギロックやブルグミュラー。そして大人も、この会は、どっかの「音楽の星座」やらと違って(^^;;、ショパンならワルツやノクターン、ベートーベンのソナタも月光、ドビュッシーなら月の光、ラベルなら亡き王女やソナチネとか、王道プログラムが多く並ぶのが特徴。要するに私の知ってるような曲が次々演奏されるわけだ。聞いたこともないマニアックな曲を聴くのももともと元気(健康上のことより、音楽的気分が)なときはよいけれど、昨日みたいな気分のときはこういうのがぴったり。

これまで何度聞いたかわからないくらいのお馴染み曲が、それぞれの人の技量と思い入れによって、個性豊かに生まれ変わって演奏されていくのを聴くのはほんとに楽しい。

私のショパンノクターン第15番も、一夜漬け(前日夜11時過ぎたころからようやく気合入れて練習)だったわりには混乱しないで弾けた。全体にちょっと、音が頭に十分入ってないため、もたついた感じはあったけど…弾いていて気持ちよかった。

昨日の録音はこちら

聞いたことない曲としては、影法師さんの演奏「サパテアード(トゥリーナ)」とか、でこさんの演奏「砂山(中山新平=和泉宏隆)」とかおもしろかった。

この会自体は、夕方五時くらいに終わったんだけれど、ピアノの一日はこれで終わりではなくて二次会に移動。

二次会、ふつうに考えれば飲食店に行くのだけど、なんとこの会の二次会はさらにピアノ。グランドピアノのあるスペースを借りてあって、そこに飲食物を持ち込む。

ピアノを代わる代わる誰かが弾いていて、それを聞きながらしゃべりながら飲み食いするという按配。

shukuさんととーるさんがいる関係上、何時間あってもピアノがとぎれる心配はないというのは原理上明らかだが(笑)昨日は結局全員がなにかしら弾いた。楽譜が入ったかばんを勝手に漁らせていただいて、ベートーベンのソナタがあったので、ぱっと渡して「悲愴を弾いてください」と思いつきでいうと、マジで全楽章出てくる(o_o;; という充実した状況で。シューベルトやらショパンやらいろんな曲を聞いた。

私も、練習してる曲が一曲しかないけど(^^;; なんか弾きたいからYUMIさんにショパンの前奏曲集を貸してもらって、4,6,7,9,13,15,20番と弾きまくった。もうずーーっと弾いてなかった曲ばっかりだけど、ふしぎと昨日の雰囲気の中では、なんか弾きやすくて、弾けてはいないけど気分よく弾けた。たのしい~(^^)

それで、10時ごろ「中央線が止まってるよ!!」という話になってやや慌てて会をお開きにするまで、えんえんとピアノの一日が過ぎていったのだった。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショパン、本番前泥縄レッスン

2013年02月15日 | ピアノ
バイオリンのほうは、特に本番の予定もないんだし、「練習してなくてもまず勢いをつけるためにレッスンに行きましょう」でいいと思う。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←あぁとてつもなく準備不足(-_-;; でも行く(^^)

実際、火曜日レッスン…水曜日はバイオリンに触らず…と来て、昨日10分ちょっとだけどバイオリンを弾いてみたら、おぉ、すごく弾きやすくなってる♪ なに? 気分の問題?? 中川V先生魔法!?

けど、今週の土曜日に本番があるピアノのほうは、どう考えても練習してレッスンに行かなきゃしょうがないんだが。予定では、受験を終わらせたら速やかに集中して練習して、なんとか形にしてサクッとレッスンに持っていって、本番。という段取りだったのだが。

まぁ、浮ついた気持ちがおさまるのに予定以上に時間がかかり(^^;; 結局、入試期間以上に、ピアノちっとも弾かなかったわね。ははは。レッスン前日に何度か弾いて、音の並びをざっと思い出して行くのがせいいっぱい。

この程度の状態で、先生の前で弾くと、たいていの場合、その程度の緊張でもぼろぼろになってハラホロヒレハレなわけ。ところが、中川P先生のお人柄というか、なぜだか緊張しないのね。てんぱらないでふつーに弾けちゃう。

というわけで、ほとんど混乱しないで弾き終わったんだけど、じゃあ次にどうかっこつけていくかというと…

「もっと変化つけていきましょう。速くしたり、遅くしたり、大げさにやっていいから」

同様のフレーズが1回、2回、3回と出てくるのを、どう組み立てるか。楽譜には書いてなくても、最初p、次はpp、三回目はmpにしちゃうとか、ココは間をたっぷりとっちゃうとか!! 自分でやるとなんかわざとらしくてこっぱずかしくなっちゃうんだけど、先生が(説明のために)大げさにやるとこってりたっぷり、かっこいい(^^)

要するに、よーく計画を立てておくということね…

計画というとたとえば、テーマのフレーズがpで始まっているところ、あまり時間が経たずにfになっているところについては、突然にfになるだけの、説得力というかエネルギーを蓄えておく必要がある。だからfになる手前で「二回分、オクターブ幅の移動があるところをじっくり弾く」。大きくなるには大きくなる準備がいるわけですね。

そして、激しくなる中間部は特に、緩急つけて。ここはクライマックスだからもっと太い音で!!
「とにかくもっと、大げさにやっていいですから♪」

…えぇと。板につかない大げさな演奏は、ハズカシーよねぇ。土曜日本番(朝から)ということはもう平日しかないからなぁ~(^^;; やっぱドロナワはねー

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リハビリレッスンはカイザーとバッハブーレ

2013年02月14日 | バイオリン
「少しは練習してからレッスンにいきましょ」なんていってると…

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←まずはレッスンで勢いつけなきゃ(^^;;

ぜーんぜん、行けなくなってしまう(^^;; というようなことが見え見えだったので、まずはサクッと行ってきました!!

相変わらず、レッスンにチョビくんを連れて行けないところがちょい残念です。でも休日に行くには遠いかなー。今後、休日にバイオリンレッスンを移行させることは考えなくもないけど、とりあえずしばらくは土日が埋まりまくってるので(自業自得)、会社帰りに寄るスタイルのままだな。

先生も事情をよくわかってくださってるので別に怖いことはありません(?) 練習できてなくても笑顔で迎えてくださいます。いきなりビバルディは弾けそうもないので、「やさしいカイザー」とバッハのブーレを持参。

カイザーの一番をゆっくり弾くと、数日前に自宅で弾いたときよりはマシな感じ? マシというのは、音程が「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ってほどでなく最初からだいたい当たること(^^;; それと、鳴りそこねが少なくちゃんと響くってこと。

ただ、指が? 弓が? ぎこちないというか、速く弾ける気がしないってところは同じ。というかそもそも移弦に不安があるんですけど。

先生も「音程も鳴りもとてもいいですね~ブランクを感じさせません!!」と力強くおっしゃり、「移弦のときがなめらかでないのは、弓の持ち方がねー」と実演コーナー。

「持ち方はきれいです。この持ち方でいいんですけど、そのまま固まっていると、折り返し地点でこう…うまくいかないでしょ。もっと手首や指にやわらかさがあって、弓が手の中で遊んでいる感じで弾ければ、ずっとスムーズになりますよ」

なんか、落としそうというか、持ち方がずれそうな気がして、がちっと保持しちゃうんですよね。余分な力が入りやすいってのは、ブランク後にありがちなことのような気がする。

それでも、いっしょうけんめい「やわらかさ」を意識して再度トライしたら、ぐっとよくなった♪ あーこれこれ。

それで、カイザーもうちょっとやろうかなってことで、二番と三番のお奨め練習方法を聞いて。

あとはブーレ。これ、先生もいってたけど、「いろいろやってほしいことがてんこ盛りに入っていてちょうどよい」。フレージングとか、ポジ移動とか、ビブラート(真似事程度…)とか、あれこれ直してもらいながら、ちょっとずつぎこちなさが取れてきた。たまに、ビブラートがうまくかかると気持ちよく響く!! 「あっ、今のいいですねっ!!(^-^)」…先生、私もそう思うんですけど再現性がありません。

ブーレは次回もう一回やりたいな。そしたら次はビバルディーね。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生で聴くプロオケ!!

2013年02月11日 | バイオリン
昨日は、aniaさん、きーちゃんさんといっしょにみなとみらい!!(^-^)/

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←今日は家族カラオケ

もう、受験も終わったので、なんかこってりたっぷりしたコンサートでも聴きにいきたいなぁと思っても、なにせどたばたしていた間中、よさげなコンサートのチェックなんかしてないわけだから、買ってあるチケットとかもナッシング。

さてーぼちぼち探すかぁ~という、私の心の声が聞こえたらしく、すかさずaniaさんからお誘い。ありがたい!!

コンサートは、東京交響楽団の定期演奏会。定期演奏会というと、常連さん向けにマイナー曲も盛り込むプログラミングになることが多い(と、もぎぎさんのクラシック本かなんかに書いてあった)が、昨日のもそのとおりで:

マーラー: 歌曲集「亡き子をしのぶ歌」
フォーレ: 組曲「ペレアスとメリザンド」
ドビュッシー: 交響詩「海」

マーラーの曲ってあんまり知らないんだけど、マーラーについて私の乏しいイメージでいえば、荘重というか派手というか。でもこの歌曲集はやわらかくてしっとりした感じ。私はけっこう気に入ったんだけれども、それは「聴いてみたらば」の話であって、チラシなどを見た段階で「マーラーのかくかくしかじかですって。じゃ、聞きに行きましょうか」ってなったかといえば、ならない。だって知らないもの(^^;;

ということなのかどうか。このオケの定期演奏会としてはやや座席は空き気味だったようだ。もったいない。

やっぱり、前にもちらっと書きましたが、オケの会員になる生活っていうのは、いいですねぇ。ひいきのオケ(とホール)が決めてあって、知らない曲でも習慣として聞きに行くし、そうやってじわじわと世界が広がってくるの。憧れです。まだそこまで落ち着いた生活にはなりそうもないですねぇ…

フォーレという作曲家の曲は、前になかなか弾けないノクターンと格闘していたりしましたが、かなり好きで。難しいんだけど。でも管弦楽曲とかはほとんど知らない。

この「ペレアスとメリザンド」も、タイトル聞いても何とは浮かばなかったんだけど、第三曲「シシリエンヌ」を聞いたら突然「おぉ」と、きーちゃんさんと目を見合わせてしまった。私は、フルートをやってたとき…まぁ、フルート始めてしばらくするとこれが吹きたくなるわけね誰でも。そのときは「シチリアーヌ」って書いてあったけど。ともかく、最初の流れるようなテーマ旋律は、美しくなくてよければ(笑)すぐでも吹けますが、中間部の高音のところになると、いきなり喉がつぶれたような苦しい音を出すはめになったり。初心者用憧れ小品かと思ってたら、こういう大曲の一部だったのね。

オケのフルートソロの人は、この高音部を非常に美しく自然に吹いていましたよ…

そして最後の演目である「海」は、これでもかというくらいドビュッシーらしい華やかでオケ的にも派手な曲。編成も厚みが出て、舞台上もぎっしりしています。体中がこの色彩豊かな音の海にざっぶーんと包まれるのはなんとも心地よく、もしあの中で自分が音楽に参加していたならばどれだけ快感かと。

昨日の三人の中で、きーちゃんさんだけオケ経験あり。私とaniaさんは、「一生のうちどこかではオケやってみたい」とひそかに(でもないけど)野望を燃やすのでした。

そして、「プロオケって安心して聞けるね」「音、へくらないんだよね」などと言い合いつつ、「でも、アマオケでものすごくかみ合ったときって、『この曲がどうしてもやりたいんです!!』『この会をどうしても成功させたいんです!!』みたいな、100%を軽く上回ってしまう気合が、ものすごい迫ってくることって、あるよね」とも言っていました。aniaさんが言うには(コントラバスの先生から聞いた話)「演奏会が終わっても、打ち上げとかやらないでさっと帰るみたいですよ。お仕事ですから」だって。ふーん。そりゃつまらん。アマはやっぱり打ち上げよね(^^)

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォトコピー的暗譜!?

2013年02月08日 | ピアノ
岩城宏之著の「指揮のおけいこ」を読んでいたら、ルービンシュタインさんの暗譜方法ってのがすごい。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←短くていいから、暗譜で弾ける曲をひとつ持ちたいなー

「頭で覚えた記憶はあてにならない。耳もダメです。目の中にフォトコピーすれば最も確実に覚えられます」

…いやそういわれましても。

「ある曲を弾こうというときに、頭の中の引き出しから楽譜を取り出す。その架空のページを、目の前でめくって弾いているだけです」

…いやいや、そういわれましても!!

ドラえもんの「暗記パン」に匹敵する記憶力である。記憶のカタチって人それぞれで、自分がフォトコピータイプの人には説明するまでもなく当たり前、そうでない人にはこんなアドバイスをもらっても「だから何」。

それでも、岩城氏はルービンシュタインさんからこのようにアドバイスをもらって、それを取り入れようとしたのだけど、そのまま「フォトコピー」したというよりは:

「「目を使え」というのは、もちろん抽象的な言い方であって、覚えるためには、頭を使わなければならない。目だけで覚えられるわけがない」

といっていて、徹底的にアナリーゼして、ハーモニー進行を調べるのはもちろん、いろんな区切りで分割したり、ありとあらゆる面からしゃぶりつくすのだ。学問的に正しいとかいうよりも、「覚えやすいやり方で自分流に分析すればいいのだ。他人に告白するわけではないから、恥ずかしがることはない」

…ということは、ルービンシュタイン流とはやはり異なり、「頭で覚える」がまず先に来ているような気がする。ただし、徹底的に分析し、徹底的にさらったあと、「スコアを、架空のフォトとして目に焼き付けるのだ」といっているので、補助または定着手段として生かしているのでしょう。

分析、つまり意味づけをすれば視覚イメージも保持しやすくなる、というのは比較的理解しやすい話で、そういう意味ではいくら人間離れしているといっても岩城さんは人間ぽい範囲にいる(^^;; 一方、ルービンシュタインが語ったような意味で、ほんとうに「フォトコピー」できる人もいるようだ。一瞬見た景色を、緻密に描けてしまうくらいの。話には聞くけれど、人間離れというより、人間でないもののようで、私にはちょっと理解できない。

レベルがまったく違う話だけれど無理やりひっぱってよければ、参考になるのはやはり岩城流。

特に、
「他人に告白するわけではないから、恥ずかしがることはない」
というところ。素人だから、ちゃんと勉強してないから、よく知らないからといって、学問的に正しくないであろう分析を避けるのではなくて、自己流にでもあれこれ格闘してみる。

それと…さっき「さらう」と書いたが、指揮でいう「さらう」が何かというと、一人で勉強しているときはオケを鳴らせるわけではないので、楽器の練習とは勝手が違う。それでも自分の録音や他人のCDをかけて「振る」練習をするらしい。自分の振りたいタイミングと微妙に違うとやりにくいだろうな(^^;;

おもしろいなと思ったのは、ややこしい曲(「春の祭典」)を覚えようとしたときには、なんと「片手ずつ」さらっていたことだ。右手だけで拍子をとり、絶対に間違えなくなってから、左手だけで同じことをする。
「右手ではできていたのに、左手だと架空のフォトコピーが消えることがある」

というわけで、ピアノでもよくいわれることですが、左手だけで弾けるか?? というのは暗譜のひとつの目安なんですかね。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする