アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

テレワーク疲れ

2020年03月26日 | ピアノ
在宅勤務したくてもできない職種/職場の人からすればたいへん贅沢な話ではあるが既にテレワーク疲れである。

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もちろん満員電車に乗らなくて済むのは(コロナ関係なくても)めちゃくちゃうれしいのだけど、
通勤というのは実は生活の区切りでありリズムであり変化であり(季節を感じるとか寄り道するとか)、
それと通勤で歩くのがほぼ唯一コンスタントに実行している運動であったりする関係から、
毎日がテレワーク。というのはなんとなく日付や曜日感覚が失われ、ついでに読書時間も失われる(電車に乗らないと本を読まないから)。

あと、おしゃべり? 脳みその栄養には会話(とその多様性)が必要なのに、家族としかナマの会話をしないというのは
(家族間の会話は増えている。いつもより家の中にみんないるから)
脳みその運動不足に大きく影響していると感じる。SNSはあって、ないよりはマシだけれどもナマの会話の代わりにはならない。

…脳みそがつるつるになっていくようである。

せめて勤務時間の前や後にウォーキングでも行ったらいいような気がするが、気がするだけで
「前」はつい寝坊してしまうし「後」はついピアノを弾いてしまうので外に出ない日が続く。

感染の状況は落ち着くどころかここから本番という様子なので、いつ終わるという見通しはない…

ふだんは、週に一度がテレワークだったので、それはちょっとした楽しみだった。

いつもより時間が有効活用できる。(体力的には)疲れない。

今は、計算上、時間が浮くはずなんだけどなんとなくどっか時間泥棒がいて(たぶん脳みその働きがよくないからであろう)
実感としてはあまり時間にゆとりがあるとも思えないし、気が付けばピアノもたいして弾いてない。

夫婦とも、会社に来るなという方針のもと、毎日まいにち一つ屋根の下でテレワーク。
(ふだんは、テレワークが重ならないように調整していた)

どちらも、ミーティングが随時入るので、二人一緒にリビングで仕事するのが不都合なことはすぐ明らかになった。

大きなモニターを一つ買い足して寝室に置き、夫はそっちで仕事してもらうことにした。

なんで私が「いい場所」を取るかというと、食事の支度をしたりリビングを片づけたり(ルンバくんを走らせたり)というのを私がするからである。そんなイイ話じゃない。

なんで私がよその会社のミーティングの時間を気にして食事の支度をせねばならんのか。
と考えるとイラッとするので、いっそふだんと同じように朝のうちに弁当を作っておくのはどうかとも思うが、
冷静に考えれば弁当ちまちま詰めるより、手抜きごはんを昼に準備したほうが、
手間も少なく温かでおいしい。

こうしてつらつらと書いてみると、別に具体的にどうしても困ることとか、損してることとかがあるわけではなくて、
むしろ生協とか宅配便とか受け取りやすくて好都合でもあるし
強い意志を持って時間をうまく使いさえすれば、ふだんより優雅で生産的な生活もできそうではある(理論上)

読書だってちゃんとできるはず(理論上)

なのに疲れているのはやっぱり歩かないと人間どうしても脳みそがつるつるになってしまうからであろう。
明日は散歩しよう…

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もうピアノWeb練習会(再)するっきゃないでしょ

2020年03月25日 | ピアノ
東京オリンピック延期されましたね…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←今練習している曲は何ですか? ありのままでご参加いただけます

そして、東京の感染者がめっさ増えてますね…

今週末の予定(練習会)も中止になっちゃいました。

そんな感じで、弾きこもり期間が延びてしまった皆様(きっとたくさんいる)、
再度、ピアノWeb練習会はいかがでしょう。

フォーマットは基本、初回と同じで

・練習会なのだから、発展途上(練習中)の曲でよし。
・なので、永久保存にせず、一週間とかで削除する。
・テーマなどを決めず、それぞれ練習したい曲を自由に。

●練習中の曲で自由に参加してね!! いろいろ難ありでもOK
●締め切り: 4月12日(日) 20:00
●公開日時 : 4月12日(日) 23:00(だいたい)
●録音リンク削除: 4月17日(日) 23:00(だいたい)
●参加方法 下記フォーマットでメッセージまたはコメントをお願いします

(1) 掲載してほしい名前
(2) 作曲者名/曲名
(3) 本番はいつですか
(4) ひとこと
(5) 録音 url

----- 例
(1) アンダンテ
(2) ベートーヴェン/ソナタ第28番一楽章、二楽章
(3) 5月上旬
(4) ベト様とはなかなか仲良くなれないのですが、そうも言っていられない(?) ベートーヴェンイヤーですので、ベトソナの中で(聞くのは)最も好きな28番に挑戦することにしました。弾いてみると、ぼーっと聞くよりさらに変な曲だなぁと、ほんとベト様どこへ行くんでしょうね。
(5) https://youtu.be/xxxxxxxxxx
-----

ちょっとだけ、ピアノWeb練習会を進化させるとしたら…と考えてみました。
リアル練習会なら、鍵盤ハーモニカ持っていってアンサンブルできるのになぁと。
録音を受け渡す形で、アンサンブルってできないかな??

個人的に、画策してみます。

挑戦してくださる方がいらしたら、大・大・大歓迎です。

もちろん、ソロピアノを練習したい方も、どしどしご参加くださいね(^^) 元々そういう趣旨です


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読んでみた「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察」

2020年03月24日 | 生活
マイミクさんがつぶやいてたので「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察」という記事を読んでみた。

     にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記へ ←手洗いが効くことについては異論なし

そこらに多すぎるほどころがっている新型コロナ関連の記事に比べるとずいぶん詳しくて根拠もあって書かれているようなので頑張って読んでみたけれども、
ふつうこんなめんどくさすぎる記事読みたくないと思うので、でもちょっと気になるという人(←いるのか?)のために、
読みやすくなるよう概略メモ。

以下、「*」部分は記事のまとめではなくてアンダンテ注です。

注: 私はトーシロなので、くれぐれも、下記をうのみにすることなく、元記事を素早く読むための手がかりとしてのみご覧ください。

始めに…新型コロナについてどうすればうつりやすいかうつりにくいかとかいうことをみんな知りたいんだけど、実地には今試してる最中で、ハッキリしたことはわからんので、これまで知られている類似の別の病原体からの類推とか、リクツとかから推測できることをまとめている記事だと思ってください。

1. コロナウイルスの特徴
・エタノール効きます!! (その点、ノロよりいい)
・変異しにくい。
インフルエンザとかころころ変わっちゃうから免疫もできにくいしワクチンもうまくいかなかったりする印象だけど、安定しているってのはいいことなのかと思ってしまうけど、ある種の抗ウイルス薬が効かないという面もあるのですね。
・新型コロナの遺伝子、二種類ある
研究には重要だけど実際のところあまり変わらない(免疫できればもう片方にも効くだろう)

2. コロナウイルスの増殖
・インフルエンザほどじゃない

3. ウイルスの感染能力の安定性(主にインフルエンザの知見から)
・エアロゾルは乾燥すると失活するから2mくらい離れていれば大丈夫。湿度高いと乾かないので長持ちイキイキ
・エアロゾルの大きさによってどのくらい奥(肺とか)まで行くかが異なる
びしゃっと来るやつでうつるにはウイルスたくさん必要。細かいエアロゾルは少ないウイルスで直接奥にとりついて増殖できちゃう。

* この項目は予防の観点から特に気になるところなんだけど、インフルエンザの場合、乾燥しているとうつりやすい印象だから、冬場はがんばって加湿してる人が多いよね?
この記事だと逆って話になるけれども、ほんとかなぁ?? 検索すると、湿度がどうあれ、淡とか鼻水とかに守られたウイルスはなかなか失活しないとか、湿度が高いほうが失活しやすいとか出てくる。この記事で、湿度が低いほうが失活するという根拠に引用されている文献のほうが古い(3) Xie X,et al:Indoor Air. 2007;17(3):211-25.)みたいでもしかしたらあてにならないかも。

4. 湿度と気道の乾燥,エアロゾルの乾燥
・とはいえ喉の乾燥はよくない

* そりゃそうだ

5. COVID-19の感染様式
・「触ってうつる」と「飛沫でうつる」がある
・「触ってうつる」ほう、案外やっかいで、表面上乾いているようでも失活してない。手洗いと、「顔に手を持っていかない」のが大切

* コロナ陽性でわざわざフィリピンパブ行った男性からうつった従業員は、接客した人じゃなくて、男声が寝転んでいたソファに座ってお化粧とかした女性だったそうだけど、まぁそういう感染。

・「飛沫」そのものじゃなくて「エアロゾル」もありそうだが、たぶんインフルほどじゃない

6. ヒトへの実験的ウイルス感染よりわかること
・治ってからもうつす力がけっこう続いたりする
・「3カ月までは再感染せず,6カ月ぐらいでは再感染するが発症せず,1年経つと以前と同様に感染し発症する」
・治って陰性になった人が一か月してまた陽性になるのはふつうにある。陰性陽性を繰り返しながら消えていく。再感染ではない

* 一年経つとまたかかるかもなの?? と聞くとたいへんげんなりするのだが…

7. COVID-19の臨床的特徴と治療
(略)

8. COVID-19の肺炎の早期発見
・4日発熱が続いたらけっこう怪しい
・発熱後5~6日ごろに運動時息切れ

-------------------------
マスクは予防にはあんまりならないという話もありますが、喉の乾燥は防ぐし直撃は避けられるから、やっぱり電車に乗るときはマスクあったほうがいいかな。
というか、うっかり無意識に顔(の、鼻や口の周り)を触るのを防げるところもいいですよね。

あと、気が付かないうちに自分がかかっていた場合にほかの人にうつす可能性が減るから、その意味でも効く。

日本人のマスク好きは外国の人からみて呆れられてた部分もあると思いますが、この期に及んでは悪くないと思います。

湿度が高いほうがいいのか低いほうがいいのかよくわからなかったけど、換気は失活どうのこうのいう前に丸ごと吹き飛ばせるんで間違いなく効果あり。

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練習できるようにしてもらうレッスン

2020年03月23日 | ピアノ
話はすごく戻るけれど、先日、バッハのシンフォニアについて書いたときのレッスン、メインはバッハではなくてベトソナ28だった。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←まぁ無理目な選曲だなとは思った

それを書かないうちにずいぶん経ってしまった…ラヴェルにかまけているうちに…

ベトソナは、譜読みしたからレッスンに持っていったのではなくて、自力で譜読みができなくてわけわからんからそのまま「そっと」持っていった。
練習できるところまでナントカしてもらおうという(丸投げ)

ベトソナ28の一楽章と二楽章を弾く予定なのだが(なんの見通しもないまま「えいっ」とエントリーしたやつ)、
一楽章はまだいいとして…


スラーの中にスタッカートとかついてるのがどんな程度のニュアンスなのか、とか多少疑問点はあるものの、
別に練習できないというほどではない。

けれども二楽章は、
のっけから特徴的なリズム(聞くとカッコイイのに自分で弾くとサマにならないやつ)
そして

なにこれ? 意味わかんない組み合わせのリズム。自分が音を正しく並べてるかどうか自信がない。


右手がタッカ(3:1)で左手が三連(2:1)の場合って、切れ目は揃えるの? それぞれ勝手に行くの??


そして最大の謎ゾーン。変な音、変なリズム、何考えて弾けばいいかわかんない

私が「3:1」と「2:1」を揃えるのかどうか疑問を持ったというのは、前に確かショパンの24の前奏曲のどれだったかにその話があって、で、どうもプロも揃えている人と揃えていない人がいるようなのだけどおゆき先生曰く揃えるほうが正解とのことで

今回はどうなのか聞いてみた。したら、あれは全体が「3:1」と「2:1」という感じだったけどこの曲ではごく一部で、ほかの部分で「3:1」は「「3:1」として弾く流れになっているからもう別々に行っちゃってよいとか、あと、自筆譜でみて揃えるっぽく描かれているかも手がかりなんだって。そういや、ベト様は相当悪筆だという話だけどわかるように書いてあるかしらん。

謎ゾーンについては、二人の会話だと思って弾けばいいというざっくりな説明を聞いて、あとその場で何度かゆっくり弾いたりして試してみたらなんか
「そんな気が(会話)」
してきた。それにしても、ずいぶん噛み合わない会話してるんじゃないですかこれって…そしてだんだんここらで噛み合ってくる。ふむふむ。

なんだかんだで、レッスン終わるころには、よし練習できそうな気がしてきたぞ。。ということで
しかしそのあとラヴェルにかまけてたいして進んでない

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繰り返しと変化(ラヴェルソナチネ三楽章)

2020年03月22日 | ピアノ
ようやく三楽章後半の話です(これで完結ではありません。三楽章の前置きがありますからねw)。

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三楽章って、わりと単純な音形をひたすら繰り返していくようなところが多いけれどそれが回数とか変化とか、なんか緻密に壮大に展開されてガーーッと最後まで引っ張られていってしまいます。繰り返してても飽きさせないというか。

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64-94小節(展開部①)

この「ラソミ」は70小節まで繰り返し続き、71小節で音域の移行があり、72小節からまた「ラソミ」、そして73小節には新しく「レ♯ド♯ラ♯」というメロディーが現れます。その二つが交互に現れ、その後また78小節から「ラソミ」だけになるのですが、今度は単なる繰り替えしではなく、1オクターブ上と元々の位置が一小節毎に交替して鳴ります。そして91小節からはまた同じ位置で「ラソミ」が鳴ります。そのような背景の上に、第一主題部のモティーフが二回鳴らされてゆきます。二回目は第一主題部が引き延ばされ、幻想的な雰囲気が醸し出されます。この一回目と二回目の差を付けるために大切なのは強弱記号の遵守と、91-94小節の単純さ、展開の停止、特に94小節の”retenu---“です。
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変化のさせ方はいろいろありうるわけですが…たとえば、飾りをつけるとか、音の高さを変えるとか…その中で、ラヴェルさんは時間の進みを自在に操るところがすごいなと思います。「二回目は第一主題部が引き延ばされ、幻想的な雰囲気が醸し出されます。」こういうのが萌え要素ですよね。

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95-105小節(展開部②)

第二主題が”tré expressif”という指示で現れます。先程の「5/4拍子→4/4拍子」という構造が、「5/4拍子→2/4拍子」に変更されています。そして先程は拍子が細分化されていましたが、5/4拍子のフレージングはここでは一つのスラーでまとめられています。ということは、5と2という極端な対比が生まれます。なのでアクセントは各小節の頭にだけ、付けて下さい。ラヴェルはここにはそのようにアクセントを書いています。
100小節からは、左手に出る新しいメロディーに意識を集中させてください。そして105小節の”retenu---“がやはり重要です。
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アクセント…ついてますねぇ。確かに。
ラヴェルさん言うところの「書いてあるとおりに弾いてくれれば、それでよろしい」。
(…ごっちゃりいろいろ書き込みすぎるから見落とすんだよぉ)

そうやって弾くと「仕掛け(変拍子)」が際立つのね。

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106-139小節 (展開部③)

ここは長い展開のセクションです。64-69小節で現れた第一主題と「ラソミ」モティーフからなる同一構造が調を変えて、4回繰り返され、4回目で、その同一構造は展開され、135小節の最高音「上四点嬰ハ音」まで鳴らされます。
このほぼ同一の3回の構造は、十六部音符を基礎とした構造が、フレーズのクライマックスに至ると三連符からなる構造に変化するという特徴がありますが、この三連符の構造のクライマックスの前には僅かなルバートがあってもいいかもしれません。これは1-39小節で禁じたタメのようなルバートの解禁です。多少のルバートがあると三連符のリラックスした感じが強化されるからです。しかしこの構造は4回目にはありません。4回目はフレーズが長くなり、135小節のクライマックスは、1-39小節と同様にルバートを禁じ、辛辣なフォルティッシモを鳴らした方がよいと思います。
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「辛辣な」フォルティッシモ…そゆの苦手なんだよねぇ。私が弾くとなんとなく緩みがあって平和な側へ流れるというか(単に停滞しているとも)
大きな音をうまく出すのが苦手というより(もちろんそれもあるが)
音を探していることが大問題な気がする。

つまり練習が足りないのと記憶力が悪いのと頭の回転が鈍いのが問題。やれやれ
(まぁ脳トレになりますね。と前向きに)

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140-158小節 (第二主題部の再現)

この楽章では恐らく第一主題部の再現は省略されています。第一主題部の省略は、メンデルスゾーンのソナタ形式的な無言歌や、大きな曲だとマーラーの交響曲第一番などに存在します。おそらくこのラヴェルのソナチネでは、展開部で第一主題のモティーフを大量に使用したので、再現しなかったのだと思います。
再現された第二主題は、提示部と同様にテンポ変化や、フレーズの長さによるアクセントの処理を適切に行います。

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157-172小節 (コーダ)

156小節は、53小節同様、2/4拍子を完成させないように、157小節をすぐに続けます。157-158小節も54−55小節と同様、調性が破壊されるようなパッセージなので、はっきりと弾きます。しかし同じ構造を二回繰り替えして、小節の頭に嬰ヘ長調の和音が二回鳴るので、一応嬰ヘ長調的な感覚が喚起されます。54-55小節にはイ長調です。
一楽章もこのように平行調による調性の対比が見られる、短調のソナタ形式の古典的な調性プランをラヴェルが踏襲していることが分かります。
159-170小節は、四分音符の数でフレージングを表記すると「{(3/3/3)/(2/2/2)}/{(3)/(2/2/2)}/{(3/3/3/3)}」という構造になっています。
大きな3つの構造が確認できますが、2つめの構造は1つ目の構造の短縮形で、身体的感覚を裏切ります。最後の「3」の4回の繰り返しは、まさに展開の停止です。
一番最後の171-172小節は、きちんと装飾音も拍に収まるように弾きます。
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凝った構造できっちりラヴェルさんが盛り上げてくれているので、小細工しなくてもとにかくパッキリ弾ければちゃんとかっこいい、まさに「書いてあるとおりに弾いてくれれば、それでよろしい」。最後ハズすとカッコ悪い(o_o)



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