月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

コピーライターが1流人CDを取材する時。

2014-10-12 11:35:07 | 執筆のおしごと(主な執筆原稿、最近の公開できるもの記録)




最近では珍しいことなのだが、
絶対に成功したい、失敗はしたくない!と心から熱くなれる仕事に出会った。
(通常の仕事でも手抜きはしていないけれど、愛も込めているけれど)


今日再びテープを聴き直してみて、改めてそう思う。
連休中に入っていた「ブクブク交換」という友人主催のイベントも、寸前まで迷いまくったけれどもドタキャンさせてもらった。
ご近所のお友達との京都ランチも先に延ばしてもらった(取材日だった)。

そうやって、時間を確保…。
中尾孝年さんという、今、日本を揺るがす斬新な仕組みの広告を、
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで
バンバンと投げ続けては大当たりをしている注目のクリエイティブディレクターの人物インタビュー記事である。
もちろん、彼はCDでありながら、一流のコピーライターであるので言葉に対しての、こだわりも、並大抵ではないはずである。
自分を形容する言葉や文章で、間違った表現やまわりくどい、いい方をされたら
怒り出すかもしれない。
すごい!なんて絶対に思われないから、
せめて、誠意と愛をこめて、真実に迫りたい。


数年前から「宣伝会議」や「ブレーン」などの雑誌で原稿を書いているが、
時々、こんな風に自分がもつコピーへの人一倍の想い入れを
一度こうやって原点に戻してくれるほどの凄い人物や
頭をぶちわられるほどの、大手メーカーの大物宣伝部長などを取材させてもらう機会を得る。

その人が放つ言葉が、まるで真珠のようにたくさん降ってくる。凄い。
それらを残らずキャッチし、自分なりの(私の)フィルターで復元することは可能なのだろうか。



自分が培ってきた経験と情熱を総動員して、
書いてみたいと思う。
決して気負いなく、きれいに飾られた言葉を駆使することなく、
真実の、本気の言葉で書くと、ここに宣言したいと思う。
そして、今。だいたいの道筋はできたが、ここからどうやって
削って削って尖らせていくかである。