月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

希望の朝のレモネード

2018-03-16 20:06:38 | あぁ美味礼讃





最近は週2〜4本くらい宣伝会議系列(月刊「事業構想」を含む)の原稿を書き、
今週は季刊誌の企業PR誌(全ページ)編集・ライティングなどにエネルギーを燃やして生きております。
先方の要望に応えられているのは重要ですが、
自分が納得のいくものをつくりたいと思います。書いたらすぐその案件は忘れますが。

気分転換といえば、それでも車で映画館に乗り付けてシネマを1本観て
さっと帰って何事もなかったように通常業務に戻るのですが
映画というのは、その時その時でひたすら釘付けになるのに。
すぐ忘れて、またしばらく経ってからまたじんわりと思い返したりして。

あの時あの人はこういう気持ちだったのではあるまいか、などと考えあぐねたり。
あの景色の場所にいきたいなと思ってみたり。
事実、本や映画は架空の話ではありながら、もうひとつの人生を生きたような
(見たような)絶対に私が観たことはそこに存在していた!と確信的で、鮮明な想いがあり。

日常の業務のなかで煮詰まってくると、シネマを観たくなります。
ヨーロッパやアジア映画。
バグダッドカフェのような乾いたアメリカ映画も。
先日はアンコールアワードで、「パターソン」「彼女がその名前を知らない鳥たち」を観ました。
最近、仕事をする前に「詩集」もよく開きます。



そうだ、奈良のお水取りが終わって、いかにも早春らしい希望の朝に
松浦弥太郎氏が薦めていらした「レモネード」を真似してつくってみました。
瀬戸内産レモン1個、半量づつギューッと絞りきって
そこへ、わかしたてのお湯をそそいで
スプーン1杯のハチミツを入れるだけ。

松浦さんはゆっくりと2杯飲まれるとのことです。
私は一杯ずつで十分。

これは、力を込めて飲まないといけない飲み物です。
ビタミンCのもつ黄色い酸っぱさが、ものすごくパワーをほとばしりながら
私をめがけて入ってくるので

こちらもパワーを全開にして飲まないと、おいそれとは飲めません。
鉄瓶仕立ての熱いレモネードはなおさらのこと。
そうするうちに体がぽかぽか温まる、
(若い、いかした男の子みたいな爽やかで情熱的な飲み物です)
体がシャキッと目覚めてゆきます。

希望の朝のレモネード。
寒い冬にふぅーふぅーいいながら。
それとも早春にぴったりの飲み物なのでしょう。






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