どこかへ行ったことの記録。

70s生まれ、船橋在住。海外出張や海外旅行を中心に、どこかへ行ったことの記録の備忘録。

2018夏 雲南旅行記 まとめ

2018-08-26 05:13:22 | 海外旅行記
13日間の雲南旅行から帰国し1週間。帰国翌日から仕事だったこともあり慌しく時間が過ぎた。
25年ぶりにバックパックを背負った旅は、期待以上の刺激をもたらしてくれた。そしてトラブルも。
旅の余韻があるうちにまとめておきたい。

旅のルート
8/7(火) 羽田→ハノイ/バス→ラオカイ/徒歩→河口(泊)
8/8(水) 河口/バス→蒙自/鉄道→昆明(泊)
8/9(木) 昆明/飛行機→大理(泊)
8/10(金) 大理(泊)
8/11(土) 大理/バス→麗江(泊)
8/12(日) 麗江(泊)
8/18(月) 麗江/玉龍雪山ツアー 麗江(泊)
8/13(火) 麗江/バス→シャングリラ(泊)
8/14(水) シャングリラ(泊)
8/15(木) シャングリラ/飛行機→昆明(泊)
8/16(金) 昆明(泊)
8/17(土) 昆明/飛行機→バンコク→(機内)
8/18(日) →成田

2日目はもともと、河口から特急で昆明へ、そのまま高鉄に乗り換えて大理まで行く予定にしていた。だが大雨の影響か、河口–蒙自間が不通で急遽バスと列車を乗り継がなければならなくなり、その日のうちに大理にたどり着けなかった。このため昆明で一泊し翌朝、飛行機で大理へ飛んだ。



河口から蒙自までのバス。

蒙自→昆明の快速列車。

昆明→大理 フライト。

旅の予算
ANA ¥68,360/1人
往路/羽田→ハノイ 復路/バンコク→成田

実際にかかった費用:約¥110,000/1人
全ての交通費、宿泊、観光費、旅行保険含む。

ANAはスカイコインで購入したので実質¥0。
12泊のホテル代だが、¥4,000/1泊/部屋以下と、これまでの旅行から大幅にグレードダウンさせた。これによりコストを抑えることにした。とはいっても十分な快適性を求めた。→このコストダウンは様々なトラブルや不具合を生むことにもなったのだが…。

交通費として大きかったのは3度のフライト。
昆明→大理(中国南方航空)¥8,412 Trip.comで前日予約。
シャングリラ→昆明 (中国東方航空)¥14,700
昆明→バンコク(タイ国際航空)¥20,000

シャングリラ空港にて。

総費用のうち3分の1以上をこの航空券が占めた。


なぜ雲南だったのか
①歩いて国境を越えてみたい。
となれば、いちばん慣れているベトナムからだろう、となり旅行者にも解放されていて治安も安定しているラオカイ−河口をチョイスした。
国境越えは妻のリクエストが大きかった。
手前はベトナム・ラオカイ出国、奥のゲートは河口。

②少数民族が多く暮らす雲南
仕事柄、欧州やアジアを中心に様々な国の人たちとお付き合いがある。日本は島国で、しかも殆どが「日本人」だ。しかし日本のような国は稀で、国家は地政的に形成されており、殆どの国は複数の民族で構成されている。これに宗教が絡みイザコザが起こるのだが、一方でベルギーやスイスなどは同じ国民でありながら複数の言語が存在し、それでいて彼らはベルギー人でありスイス人である。アメリカはその最たるだろう。
元来の興味が仕事を通じてムクムクと盛り上がってきていた。まさにタイミングだったと思う。山を越えれば言葉も民族も異なる、と言われる雲南省へ行ってみたくなった。
もう一つ、仕事で中国へ行ったり中国人同僚とのコミュニケーションを通じて、あの巨大国家をどうやって統治するのだろう?という漠然とした興味からも、上海や広州ではない中国へ惹かれるものがあった。





③チベットへの憧れ
どういう訳か、学生時代からチベットへ行ってみたい、という思いがある。チベット自治区は当時から入境が厳しく制限されており、いまも同様だ。時間的制約のある勤め人としては簡単に行くことはできない。
そんな中、シャングリラは雲南省に位置しており自由に行くことができる。2泊という短い滞在、体調を崩したこともあり十分な観光はできなかったが、それでもチベット人の築いた街と、そして松賛林寺(チベット寺院)を見ることができた。全くの別世界を訪れることが出来た。
バター茶。

松賛林寺

大亀山からシャングリラの旧市街をのそむ。

雑感
①WeChat
中国版LINEなのだが、本当によく使われている。玉龍雪山ツアーでは、ドライバーとの待ち合わせ連絡や、参加者のグルーピングなどなくてはならないツールだ。アプリをダウンロードしておいてよかった。
また、中国人はみなWeChatで決済する。現金を持たない。街の屋台でさえもWeChatだ。
我々外国人はその利便性の恩恵に預かれない。しかし若者は自己破産とかないのだろうか。

②英語が通じない…。
にもかかわらず、中国語で話しかけてくる。困った時は何とかしてくれようとする。みな優しいののだが言葉が通じない。

ホテルのフロントも通じない。翻訳アプリを駆使したコミュニケーションも慣れたものだ。しかしホテルのフロントとか駅の切符売場とかは何とかしてほしい。

③検索ができない。
googleもyahooも検索不可。
VPNでの接続を準備すれば何とかなったのだろうが…。日常的に何かを検索する習慣がついていたようだ。

④トイレのこと。
ニーハオトイレは有名だが、今回の旅はホテルでのトイレ事情。

大理では予約していた客棧で部屋が空けられない、とのことで一泊は近くのバックパッカー宿へ強制移動。そこの部屋のトイレが和式だった。
和式で用(大)を足すのは何年振りだろうか。痔持ち体質なので、ウォシュレットは欠かせず、海外でもハンディは必携。
最初は便器へのコントロールもままならず大変だった。
さらに麗江では部屋のトイレが流れず、共用の和式のみ使用可能。延べ4日の和式生活を送った。ただ、慣れるもので様式よりもストレートに落下するため出はよい。
一方で膝に負担がかかるため、同じ体勢でしゃがみこむことへの体全体の負担も厳しいものがある。大理のバックパッカー宿のトイレ。

⑤旅のトラブル
久しぶりのバックパッカー旅、まあ予定通りに進まなかった。

上述の、河口からこ列車が動かないことや大理でのホテル強制変更、麗江でのトイレなど枚挙に暇がない。

麗江からシャングリラへのバスは4時間のところ、崖崩れや事故で8時間かかった。
昆明ではBooking.comで予約したはずのホテルが取れていなかったりとまあいろいろだ。至る所でがけ崩れ。

一方、体調面のトラブルは少なくてすんだ。
麗江・玉龍雪山ツアーで雨の中の観劇のため、風邪をひいた。これが翌日のシャングリラへの移動と重なりその日の夜は体調を崩した。 妻も同様に体調を崩したが、標高の高いシャングリラ(3200m)で軽い高山病的症状を併発した。
下痢等がなかったため、体力を消耗しなかったことは良かった。
土砂降りの中の観劇・印象麗江。

バンコクへ戻ってから安心したのか、プーパッポンカレーを食したのち妻は体調を崩し、バンコク空港のラウンジで動けない状態となった。

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