愛食愉炊

日常遭遇する食と料理についての備忘録

「白崎裕子の必要最小限のレシピ」を購入

2020-03-12 03:01:42 | 料理本
白崎茶会で有名な白崎裕子さんの料理本「白崎裕子の必要最小限のレシピ」(KADOKAWA)を購入した。

実は白崎茶会のスイーツの本を一冊もってるんだけど、料理本としてはこれがお初。茶会ではなく、白崎裕子ご本人の名前で出されてるということもあって、興味がいや増した。

しかもこのタイトル
「必要最小限」なんて、一体何がどう最小限なのか。
なかなかに料理研究家として主張のあるタイトルではないか。

しかし白崎裕子さんは実にさりげなくスマートだった。
大上段に構えることなく、実に気さくに、とはいえやはり真摯に、伝えたいことがとても判りやすくまとめられている本であった。

それは手に取って、目次を見るだけでよくわかる

第1章「塩」だけでおいしくなります
第2章「塩」をマスターしたら味を広げましょう

いやご尤も、である。興味の赴くまま、やたら調味料を買いこんで、結局使いこなせない料理難民のなんと多いことか。

でまた、このチャプターの物柔らかな感じ。
優しく語りかけてくるよう。

とにかく塩の使い方だけでも、こんなやり方があるのか!と瞠目させられることの連続だ。

わけても自分が感動したのが、野菜の塩水漬け。
大量に買ってしまった野菜の保存と、下味がついて、一石二鳥。
なんと素晴らしいやり方か!

そして

第3章 食事の基本「ごはん」と「味噌汁」

第4章 何しろ使える「鉄フライパン」と「せいろ」

という風に、献立と道具について発展していく。

しかし、食事の内容が野菜たっぷりでヘルシーなことに改めて感動する。
料理初心者が、これで料理を始めたら、どんなにか素晴らしい食生活が身につくことだろうか。

いや、買ってよかった。