たくさんのジャズヴォーカリストが録音している「Blue Moon」ですが、
私が大好きなのは、何と云ってもジュリー・ロンドンが1958年に
ジャズギターのハワード・ロバーツとウッドベースのレッド・ミッチェルの
二人だけのバック演奏で歌って録音したレコードアルバム
「Julie Is Her Name, Vol. 2」で収録された音源なんです。
今回、何度も練習してやっと録音出来ましたので、You Tube にアップしました。
私は、レッスンを受けた事がないので、発音の悪さや音程の不確かさ、そして声量
のなさ、ブレスの取り方がよくない点など下手ッピの見本のような歌です。
「ブルームーン」 と呼ばれる月は、隕石の落下時や火山の噴火の時に発生するガスや
塵などが影響して月が青く見える時に呼ばれたり、もうひとつは、ひと月のうちに
満月が二回あるときがあり、神秘的現象と言えるこの二回目の満月をヨーロッパや
アメリカでは「ブルームーン」と呼んだりします。
どちらも、稀な現象なので19世紀半ばに "once in a blue moon"
(めったにない、特別な)という熟語も生まれています。
さて、「Blue Moon」と云う曲は、1937年(昭和12年)ロレンツ・ハート(作詞)と
リチャード・ロジャーズ(作曲)のコンビによって生み出されたスタンダード曲で、
現在でも新たに録音されたりステージで歌われる永遠の名曲です。
ロレンツ・ハートと リチャード・ロジャーズのコンビが作った曲では、
「My Funny Valentine」 も有名です。
では、まずは、ジュリー・ロンドンを。
1961年にザ・マーセルズ(The Marcels)がビートを効かせたドゥワップスタイルで
歌ったのがヒットしましたが、今ではこのような歌い方でこの曲を歌うアーティストは
あまりいません。
ここ10年くらい前からスタンダード・ナンバーをたくさん歌っているロッド・スチュワートを。
とても、いいムードです。ライブ映像です。ヴァースから歌っています。
<歌詞>
Blue Moon, you saw me standing alone
Without a dream in my heart
Without a love of my own
Blue Moon, you knew just what I was there for
You heard me saying a prayer for
Someone I really could care for
And then there suddenly appeared before me
The only one my arms will ever hold
I heard somebody whisper please adore me
And when I looked the Moon had turned to gold
Blue Moon, now I'm no longer alone
Without a dream in my heart
Without a love of my own
青いお月様
私が1人寂しくしているところを見てたんでしょう?
心には希望もなくて
愛する人のいない私を
青いお月様
私がなぜ1人でたたずんでいたか分かってたんでしょう?
私の祈りを聞いたでしょう?
愛する人を求めた祈りを
そして 突如目の前に現れた
私のこの腕で一生抱きしめたいと思う
たった1人の愛すべき人
「愛してほしい」とささやかれて
空を見上げたらお月様が黄金の色になっていた
青いお月様
心に希望なし、恋人なしなんていう
私とはもうさよならね。
※私が若い頃にアメリカで入手したジュリー・ロンドンのモノラル・オリジナル盤
(初版プレスのレコード)です。この曲が収録されています。