2年前に神戸ファッションミュージアムで開催されたOIDFA（ボビンレース・ニードルレースの国際組織）の世界レース大会には私達も参加させていただきましたが、2年おきに開催される今年のレース大会はフランスのノルマンディー地方の街カーンで開催。日本からも多くの方がカーンまで足を運ばれるようです。
そんな中、レースや手芸を探求し世界各地に出掛けられている方から、「カーンに行くので、どこかおすすめはありますか？」とお問い合せいただきました。近くのレースの街、アランソンやバイユーへは既に計画済みとかで、他の場所というと…ノルマンディーからはベルギーも近いですし、パリを起点にすればリヨンの織物装飾美術館もおすすめです。
そんなことを考えていましたら、リンクのページにパリのガリエラ衣装美術館やブリュッセルの衣装とレース美術館のサイトをリンクしていないことに気付きました。度々18世紀や19世紀の豪華なドレス展を開催しているガリエラ美術館は残念ながら2013年春まではクローズですが、ブリュッセルの衣装とレース美術館ならブリュッセルに行けばグラン・プラスのすぐ側ですし、衣装と一緒に上質なレースのコレクションを見ることも出来ます。（ちなみに上の画像は衣装とレース美術館に収蔵されている18世紀のローブ・ア・ラ・フランセーズです。）
実は、私自身次回の買付けではベルギーへも立ち寄る予定なので、今回こそ有名なサンカントネール美術館のレースコレクション（ここ何年もレースコレクションのギャラリーはクローズされています。）を見たいと思っていて、美術館のキュレーター宛にメールで問い合せをしようと思っていますが、やはり今回も無理でしょうか。（ここへは既に3回も出掛けているのですが、いまだ見ることがかなわないのです。）