温暖化の影響なのか、なかなか寒くならない。
それでもここ一週間で紅葉もだいぶ進んだようだ。
もうすぐ冬がやってくる。
寒くなると、北国育ちの私は暖かいところにあこがれる。
それは、わがままだろうか。
暖かいところといえば、画像の風景はまさにそれ。
古い写真を読み込んだので、あまり綺麗ではないが…
椰子の木陰からのぞく、砂浜と雲の白、そして、海と空は絵の具のように澄んだ青。
波の音、椰子の葉のざわめき、潮の香り、ココナッツオイルの匂い、異国の言葉…
木陰でくつろいでいると、脳がとけてしまいそうだ。
時間がとてもゆっくり流れる。
この島に来てまだ数ヶ月なのに、もう何年も住んでいるようだ。
あえて何かをしたり、特別な出来事でもなければ、ほとんど変化のない日々が続く。
特別な出来事なんて、嵐や観光客が時折やってくることぐらい…
だから、1週間居るのも、10年居るのもあまり変わらないのかもしれない。
今度、竹の端材でももらって、竹とんぼでも作ってみようか。
浜から海に向かって飛ばし、泳いでそれを取りに行く。
この島の竹は、トンキンに近いから、ロッドを作ったら面白いだろうな…
そうだ、明日は早起きして、島の裏側の海岸に釣りに行こう…
この前は魚に完全に見切られてしまった。
明日は、特製エビフライで、形の良いのを上げるぞ…
何度か釣りをするうち、ガツガツ釣ろうなんてあまり思わなくなってしまう。
もしかすると、目の前のフラットには、ボーンが、GTが…
そんなことはどうでも良い、どうせそんな魚を相手にするへビータックルなんて持ってないし…
ロッドを振って、ラインを操り、間違ってフライに食いついてしまった魚にすこしだけ遊んでもらえればそれで十分…
そんな気持ちになってしまう。
散歩して、疲れたら木陰で休み、のどが渇いたら、地元のビールで渇きを癒す。
ひと泳ぎして、木陰で休んで本でも読めばまぶたがすぐ重くなってくる。
海からのやわらかい風に吹かれ昼寝をするのはとても心地良い。
そうだ、コテージを縄張りにしているネコとも遊んでやらなければ…
島の人には生活があるから遊んでばかりもいられないのだが、そんな毎日が永遠に続くように思えてくる。
「ボーーッ」
風がビール瓶の口を鳴らした。
空と海を赤く染め太陽が沈んでいく。
「ポーーッ」、また鳴った。
今日も何もなかった…
この島にはいろんな思い出があります。
素敵なんておっしゃられると何か恥ずかしくなってしまいます。
私の場合思いつくままに書いて、しばらくほって置いて、公開前に少し言葉を選ぶくらいです。
できるだけ簡素な表現にすることだけは心がけています。
私も詩人になって筆を走らせる時があります。
しかし、適当な文章表現が出てきません。
そのうち、つじつまの合わない内容になって、
捨ててしまうことが間間あります。
最近は年のせいでしょうか?
何か表現してみたいという気持が強くなって
きました。このブログから学ぶことが沢山あ
りますね・・・次回が楽しみです。