これは！

大阪のUSJのダミーのショーウィンドーに飾ってあった。
フライリールがついているが、シートの位置がフライロッドと違う。
この画像では分からないが、グリップの両端にフェルールがある。
バットセクションを差し替えるとリールの位置がフライ用にも、ベイト用にもなる。

リール、ミッドとティップセクションの構成からするとこれはフライロッドで、そうすればシート位置が違う。
直してやりたい衝動に駆られるが、ただの飾りだし余計なお世話か…
上のロッドなど、ガイドとフェルールのラッピングが解けている。
おそらく太陽光線にさらされて、酷く劣化しているだろう。
この分だとラインなんか通して振ったら、ブランクの接着が剥がれてバラバラになるに違いない。

テーマパークの町並みは、一見きれいでいい雰囲気だ。
ただ、それは張りぼてで、ケースに飾られている商品も現実に買える物ではない。
道具ならば、使われることなく朽ちて行くのは寂しい。
たとえ折れてしまっても、直せるのだから、本来の目的通りに使ってやりたい。
使い慣れた道具は、ボロボロでも使い手にとって宝物だ。